大相撲初場所は日馬富士の全勝優勝に終わりました。優勝5回のうち、3回が全勝という勝負強さはさすがで、毎場所好調という訳にはいかないと思いますが、生涯の優勝の大半をこの時期に稼ごうという決意は感じます。
今日は千秋楽だったので、幕内から十両や、十両から幕下への降格が確実になる頃です。今日は元小結高見盛の引退が発表になりました。東十両12枚目で5勝10敗の成績では幕下降格は避けられず、36歳という年齢を考えると幕下から再起を目指すのは難しいという判断でしょう。
高見盛といえば立ち合い前に見せる気合いのパフォーマンスで有名な力士でした。これを忘れたときに完敗したこともあるので、縁起担ぎの意味もあるでしょう。これが有名になってからは場内のお客さんが高見盛の掛け声に合わせて声を出してくれるようになりました。
高見盛と聞いて思い出すのは右を差す自分の型を持っていることです。右のかいなが返れば勝ちパターンで、そこからすくい投げを打つ相撲を得意にしていました。相手もそれはわかっていて、高見盛と対戦するときは左を固めて差されないようにしていました。
高見盛は永谷園のお茶漬けのコマーシャルでも有名でした。大相撲は大関以上にならないと注目されることは普通ありませんが、高見盛だけは特別で、勝って胸を張る姿と負けて下を向く姿はそれだけでCMになるほどでした。そのため、高見盛の一番には平幕では珍しい懸賞金がかかっていて、相手力士は高見盛に勝てば臨時収入と気合いを入れられた損な力士でした。
高見盛は元関脇高見山が育てた力士では曙に次ぐ存在で、稽古場で弱く本場所で強いという不思議な力士でした。稽古場で手の内を隠していると、相手力士は憤慨したこともありますが、親方衆は「負ける方が悪い」とバッサリでした。
学生相撲から幕下付け出しでデビューしたので、下積みの苦労はあまり味わっていないエリートだったのも今回引退を決めた理由かもしれません。年寄株を持っているかどうかは現時点では不明(調べたら年寄株「振分」を持っている)ですが、次の人生の活躍を期待しています。
今日は千秋楽だったので、幕内から十両や、十両から幕下への降格が確実になる頃です。今日は元小結高見盛の引退が発表になりました。東十両12枚目で5勝10敗の成績では幕下降格は避けられず、36歳という年齢を考えると幕下から再起を目指すのは難しいという判断でしょう。
高見盛といえば立ち合い前に見せる気合いのパフォーマンスで有名な力士でした。これを忘れたときに完敗したこともあるので、縁起担ぎの意味もあるでしょう。これが有名になってからは場内のお客さんが高見盛の掛け声に合わせて声を出してくれるようになりました。
高見盛と聞いて思い出すのは右を差す自分の型を持っていることです。右のかいなが返れば勝ちパターンで、そこからすくい投げを打つ相撲を得意にしていました。相手もそれはわかっていて、高見盛と対戦するときは左を固めて差されないようにしていました。
高見盛は永谷園のお茶漬けのコマーシャルでも有名でした。大相撲は大関以上にならないと注目されることは普通ありませんが、高見盛だけは特別で、勝って胸を張る姿と負けて下を向く姿はそれだけでCMになるほどでした。そのため、高見盛の一番には平幕では珍しい懸賞金がかかっていて、相手力士は高見盛に勝てば臨時収入と気合いを入れられた損な力士でした。
高見盛は元関脇高見山が育てた力士では曙に次ぐ存在で、稽古場で弱く本場所で強いという不思議な力士でした。稽古場で手の内を隠していると、相手力士は憤慨したこともありますが、親方衆は「負ける方が悪い」とバッサリでした。
学生相撲から幕下付け出しでデビューしたので、下積みの苦労はあまり味わっていないエリートだったのも今回引退を決めた理由かもしれません。年寄株を持っているかどうかは現時点では不明(調べたら年寄株「振分」を持っている)ですが、次の人生の活躍を期待しています。