Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

高見盛、引退表明

2013-01-27 19:46:14 | 他スポーツ
大相撲初場所は日馬富士の全勝優勝に終わりました。優勝5回のうち、3回が全勝という勝負強さはさすがで、毎場所好調という訳にはいかないと思いますが、生涯の優勝の大半をこの時期に稼ごうという決意は感じます。

今日は千秋楽だったので、幕内から十両や、十両から幕下への降格が確実になる頃です。今日は元小結高見盛の引退が発表になりました。東十両12枚目で5勝10敗の成績では幕下降格は避けられず、36歳という年齢を考えると幕下から再起を目指すのは難しいという判断でしょう。

高見盛といえば立ち合い前に見せる気合いのパフォーマンスで有名な力士でした。これを忘れたときに完敗したこともあるので、縁起担ぎの意味もあるでしょう。これが有名になってからは場内のお客さんが高見盛の掛け声に合わせて声を出してくれるようになりました。

高見盛と聞いて思い出すのは右を差す自分の型を持っていることです。右のかいなが返れば勝ちパターンで、そこからすくい投げを打つ相撲を得意にしていました。相手もそれはわかっていて、高見盛と対戦するときは左を固めて差されないようにしていました。

高見盛は永谷園のお茶漬けのコマーシャルでも有名でした。大相撲は大関以上にならないと注目されることは普通ありませんが、高見盛だけは特別で、勝って胸を張る姿と負けて下を向く姿はそれだけでCMになるほどでした。そのため、高見盛の一番には平幕では珍しい懸賞金がかかっていて、相手力士は高見盛に勝てば臨時収入と気合いを入れられた損な力士でした。

高見盛は元関脇高見山が育てた力士では曙に次ぐ存在で、稽古場で弱く本場所で強いという不思議な力士でした。稽古場で手の内を隠していると、相手力士は憤慨したこともありますが、親方衆は「負ける方が悪い」とバッサリでした。

学生相撲から幕下付け出しでデビューしたので、下積みの苦労はあまり味わっていないエリートだったのも今回引退を決めた理由かもしれません。年寄株を持っているかどうかは現時点では不明(調べたら年寄株「振分」を持っている)ですが、次の人生の活躍を期待しています。
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元気だった王子様(ローマ対インテル)

2013-01-27 13:31:08 | ワールドサッカー
今日は午前中に少し時間があったので、セリエAのローマ対インテルを見ていました。ふくらはぎを痛めていたインテル長友佑都の復帰戦という理由で注目されていましたが、相手のキーマンに付いて消す長友佑都の良さはありましたが、後半10分前後で交代して攻撃面では目立ったプレーは少なかったです。

それならばと、違うところに注目して見ていました。その注目点はローマFWトッティです。若い頃からローマの10番を背負い、2001年には中田英寿らとリーグ優勝を勝ち取ったトッティも既に36歳で、これが見納めになるかもしれないと思ったので、注目しました。

余談ながら、このローマ対インテルというカードは私が1999年にイタリアに渡って見たカードと同じです。それから14年の歳月が過ぎているので、残っている選手はトッティとインテルMFサネッティだけです。しかし、ローマの監督が当時と同じゼーマン監督でした。走るサッカーを標榜して3トップを組むゼーマン監督のサッカーは当時と変わっていませんでした。

右FWのラメラがスピード型で、中央のオズバルトはターゲットですが、マスコミには左FWと書かれていたトッティはタイミングを見て積極的に真ん中に入りトップ下の役割もしていました。トッティは2002年日韓W杯でイタリア代表のトップ下だった実績のある選手なので、目に付いたのはダイレクトで正確にパスを出せる技術の高さでした。

トップ下の選手だと、キックの飛距離は今一という選手もいますが、トッティの場合飛距離も十分にあり、ボランチの位置へ行ってもゲームメークができます。PKのキッカーも任され、当たり前のように決めたところは14年前と同じでした。

もっとも、トッティは既にベテランなので、90分を通して高いレベルのプレーをするのは無理とベンチに判断され、後半30分前後に交代しました。その後はアメリカ代表ボランチのブラッドリーが代わりにゲームメークをしましたが、トッティほどの急所をえぐるプレーはできず、試合は1-1で引き分けます。

インテルで印象に残ったのはコロンビア代表のトップ下のグアリンです。トッティが技術で勝負する選手に対し、グアリンは身体能力で勝負する選手で、ボールを受けてからのスピードあるドリブルと強烈なシュートは面白い選手です。コロンビアは南米予選で現在2位でW杯で見られる可能性もある選手です。
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