Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

大相撲初場所中日

2013-01-20 14:42:30 | 他スポーツ
添付写真の通り、両国国技館に行ってきました。詳細や取り組み内容は帰宅後に書きます。

私の家は国技館から電車で1時間ほどなので、いつでも見られると思っていましたが、前回の観戦からは5年近い歳月が経ってしまいました。今回の国技館には相撲以外にも楽しみはあり、それはスカイツリーを初めて生で見ることでした。

総武線各駅停車で隅田川を越えるときにスカイツリーは見えましたが、両国駅のホームからは国技館の陰に隠れて見えず、辛うじててっぺんだけ見えた姿を載せます。



両親は相撲ならテレビでも見られるはずと呆れていましたが、両国へ行かなければできないこともあります。偶然通りかかった幕内栃ノ心の写真です。写真を撮らせて下さいと頼みましたが、何も答えなかったので、強引に追いかけて撮ったのがこれです。



国技館に行くときは大抵幕下から相撲を見ています。三段目だと一方的な相撲が多いですが、幕下まで来れば攻防もあり、スピードも出て相撲らしくなってくるからです。幕下から相撲を見るのは病気で会社を休んだときと国技館に行ったときですが、下の方に面白い力士がいると得をした気分です。

その面白い力士は十両の常幸龍でした。対戦相手の大岩戸が1敗、常幸龍が2敗と好調同士の対戦で、大岩戸が突き起こして優位に立ちますが、まわしを引いたら常幸龍の相撲で、しっかりした寄り切りは来場所以降の幕内再挑戦が楽しみです。

写真がばっちり撮れた栃ノ心は個人的にはファンなので取り組みを楽しみにしていましたが、高安に一方的に押し出され持ち味の怪力は発揮できませんでした。一人で見ていたので、静かにしていましたが、栃ノ心のときだけ「栃ノ心~!」と叫んでいました。本来なら四つ相撲の力士で、阿覧あたりと上体の力比べをする相撲は面白いのですが、突き押しが相手だとこういうこともありえます。

上位は鶴竜が豪栄道に敗れた以外は安泰でした。白鵬の相手は魁聖で、普通の四つ相撲の力士だと白鵬ならさばきやすいだろうと思っていた予想通りの決まり方でした。魁聖に何もさせぬまま、右上手から豪快に土俵に叩き付けたのはさすが白鵬でした。

日馬富士は臥牙丸と対戦しました。幕内最軽量の日馬富士と最重量の臥牙丸の対戦は絵としては面白いですが、臥牙丸の下半身の力がさほど強くないので、立ち合いで臥牙丸が外四つにでも組み止めない限り勝機はないと予想していました。一気に押されなかった臥牙丸は、少し土俵に踏みとどまりましたが、反撃に出たところを日馬富士のタイミングのいい突きで土俵に這いました。



これは優勝力士に授与される天皇賜杯です。



私の席から土俵を見下ろすと写真のようになります。1階席にカメラがあるテレビ中継に比べると縦方向が圧縮されるので、立ち合いが高いとか低いとかは見えにくいです。それでも、立体的に相撲が見られる面白さはあるもので、まわしに手が掛かっているかどうかなどは上から見たほうが見やすいです。

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元横綱大鵬、逝く

2013-01-20 13:55:31 | 他スポーツ
大相撲初場所の7日目、現在でもトップの優勝回数32回を誇る元横綱、大鵬の訃報がありました。72歳でした。大鵬は昭和15年生まれと戦後の混乱期に育ち、サハリンから引き上げて北海道で農場の厳しい労働に耐えた過去があります。

そのため、相撲の稽古の厳しさは辛くなかったと話しており、新弟子時代から将来を嘱望された力士でした。取り口は左四つ右上手で、同時に横綱に昇進した柏戸と二人で「柏鵬時代」と呼ばれた強い横綱でした。

優勝32回は強かった北の湖(24回)や千代の富士(31回)でも破ることができなかった記録で、白鵬もあと9回も優勝しないと届かないので、気が遠くなりそうな話です。大鵬は6場所連続優勝を2度達成した「固め取り」が得意だったので、白鵬が大鵬に挑むならそれをしなければならないでしょう。

私は大鵬が引退した年の生まれなので、「巨人、大鵬、卵焼き」の時代は知りません。相撲中継が白黒からカラーになったばかりの時代で、相撲をテレビで見る文化を定着させたのは大鵬だと思います。

これだけ強かった大鵬ですが、連勝記録は45と白鵬の63や千代の富士の53には及びません。連勝記録は相撲の記録の中で最もごまかしが効かないもので、一つ立ち合いのタイミングをミスすれば止まってしまいます。

大鵬の連勝を止めた一番の相手は平幕の戸田で、土俵際でもつれる微妙な一番でしたが物言いはつかず、大鵬にとっては諦め切れない負けでした。気落ちしたのか、大鵬はその場所を途中休場しています。

親方としての大鵬は元関脇巨砲(おおづつ)を育てています。巨砲は私の少年時代の力士で、粘りが身上で上位をずいぶん苦しめた力士でした。

大鵬は北海道の川湯温泉に記念館が立っています。個人で記念館が立つのは大鵬、北の湖、千代の富士くらいで、これも大鵬の功績を象徴するものです。優勝32回は、ちょうど大相撲の年6場所が定着した時代の力士という運もあると思いますが、40年以上経った今でも更新されていないのですから、偉大な大記録で間違いないでしょう。
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