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前後分断が機能(4/9全北対浦和、後半)

2013-04-12 18:38:23 | 浦和レッズ
全北は2点ビハインドを追い付いたのですから、何か策を打ったはずと思っていました。李東国のスタメン起用は勝つためには必要な策でしたが、それだけが理由ではないでしょう。全北の選手交代が一つのポイントでした。ボランチを金相植から金正友に代えたことです。

金相植はベテランのゲームメーカー、金正友は守備が強いタイプです。この交代は真ん中でつなぐことを諦め、早めにサイドにロングボールを入れて李東国の個人技に賭ける策でした。結果的にこれが当たりました。

また、審判の判定も全北に有利なものでした。審判はウズベキスタン人で日本とは因縁のない国なので、ある程度公平に裁いてくれるはずと期待していましたが、軽微な接触でファウルを取るので、全北の得意なエニーニョのFKが何度も行われることになりました。

それでも、加藤もシュートを予想していなかったエニーニョのループシュートの1点目こそミスですが、エニーニョのFKをファインセーブで止めていました。浦和にとっては勝たなければいけない展開でした。

しかし、結果は勝てませんでした。その理由は李東国の持っているポストプレーの技術でした。李東国は上背こそ185cmと目立つ高さではありませんが、足元がうまく視野が広いので、味方の得点をアシストするのも得意です。ポストプレーに入った後のパスの精度はさすがでした。

それでも、浦和が勝つチャンスは十分にありました。特に興梠がGKとの1対1を外したのは非常に痛く、3点目が入れば試合は終わるのでもったいないことをしました。この結果、浦和にとっては痛い引き分けに終わりました。

ただ、引き分けは最悪の結果ではありません。負けると決勝トーナメントの可能性はほぼゼロでしたが、引き分けたことで残り2試合を連勝すればわずかに望みがあります。全北がホームのムアントン戦はともかく、最終戦のアウェイの広州戦を勝つのは厳しいと思うので、浦和はとにかくホームで広州に勝つことに意識を集中して欲しいと思います。
コメント
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