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広州戦プレビュー

2013-04-23 18:35:08 | 浦和レッズ
浦和は水曜日にACLの天王山、ホーム埼玉スタジアムの広州(中国)戦を迎えます。ライバル全北(韓国)が格下のムアントン(タイ)とのホームゲームを落とすことは考えにくいので、浦和の通過には残り2戦の連勝が絶対条件と厳しい立場です。

ACLが始まる前はこの広州戦がここまで厳しい条件の試合になっていることは予想していませんでしたが、まだ可能性は残っている以上、チームを信じたいところです。ただ、一通りこの組のチームの映像を見た印象では、広州はグループ最強チームです。

広州の監督はイタリア代表を率いて2006年ドイツW杯で優勝した名将、マルチェロ・リッピです。リッピのサッカーはユベントス(イタリア)時代が最も印象的で、それまでは華麗なサッカーで「貴婦人」とまで呼ばれたユベントスを徹底的に走るプレッシングサッカーに変えた戦術家です。

このサッカーで欧州CLも優勝しており、広州でもさすがリッピというサッカーをやっていると思っていました。しかし、実際の広州は中国人7人で守り、外国人3人で点を取る、あまり戦術的な面白さはないチームでした。広州は強化資金が60億円とも100億円とも言われるお金持ちチームで、パラグアイ代表で南アフリカW杯にも出場したポストプレーヤーのFWバリオスが在籍しています。

スピード型のブラジル人FWムリキ、パサーのアルゼンチン人MFコンカと前の3人の破壊力は抜群です。浦和はとにかくこの3人を抑えないと話になりません。しかし、逆に言えばこの3人さえ抑えてしまえば、守っている中国人7人は出てこないので、試合を膠着状態に持ち込めます。

ミシャは相手は意識せず、いつも同じサッカーを目指そうとするタイプですが、この広州戦だけは自説を曲げてもいいと思います。リトリートからのカウンターでもいいので、とにかく勝たないと話になりません。

前の大宮戦は仮想広州にはいい相手だと思っていました。ノバコビッチが仮想バリオス、ズラタンが仮想ムリキで、この二人を抑え切って大宮に勝てれば広州にも勝てると思っていました。しかし、結果は敗れてしまい中3日で切り替える難しい状況にしてしまいました。戦術練習に凝るより選手の休養を優先したミシャの考えが正しかったかどうか、この広州戦で答えが出ると思います。
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