Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

技術は錆びない(中村俊輔)

2013-04-13 17:55:58 | 他チーム
今日は浦和戦がないので、スカパーのはしごをして、他カードの中から面白そうな横浜FM対川崎Fの神奈川ダービーを見ました。このカードなら楽しみなのは中村俊輔と中村憲剛の中村対決です。二人とも高い技術を持っていますが、セットプレーに強い中村俊輔と、中盤でバランスを取れる中村憲剛とはタイプが違います。

以前、Jリーグができたばかりの頃、鹿島のレオナルドが見せたセットプレーの精度は驚くべきものでした。CKを曲げて直接ゴールを決める技術は、現役セレソン(ブラジル代表)ならではのもので、日本人には真似できないのだろうと当時は諦めの心境でした。

しかし、日本サッカーも確実に伸びていて、中村俊輔もセルティック(スコットランド)で欧州CLベスト16、リーグMVPと輝かしい実績を持っています。この日の中村俊輔のプレーはレオナルドと比べてもそれほど見劣りしないレベルでした。

特に中村俊輔の持ち味が出るのはCKです。中村俊輔が右サイドにいるときは相手DFは得意でない右足で蹴らせようと左足のコースだけを切ってきます。中村俊輔は自分が足が速くないことは認めていて、身体能力で勝負することはできませんが、右足のキックでCKを取る技術は確かです。

こうすれば、確かに誰も邪魔するもののいないCKから自分の左足の技術を発揮できるので、先制点も決勝点も中村俊輔のCKからです。特に先制点はニアサイドに飛び込んだ富沢に、触れば入る絶妙のボールを供給することができ、中村俊輔にとっても会心のキックだったでしょう。

川崎Fの方は、押され気味の展開でしたが、レナトがトップスピードでドリブルしたカウンターにはいい形がありました。後半、川崎Fの風間監督が3トップをやめてレナトをMFに移してから機能するようになったので、チャンスメーカーのレナトの持ち味は出たと思います。レナトも去年の浦和戦でハットトリックを決めた選手なので技術は高く、CKも中村憲剛を差し置いて蹴るほどです。

中村憲剛はポジショニングとダイレクトプレーで勝負する選手なので、ちょっと気を緩めるとどこにいるかわからなくなる選手ですが、ポジショニングの技術でうまくフリーになり、相手が詰めてこないうちにチャンスを演出するうまさはさすがでした。浦和がACLで不在のGWに川崎F戦を見る予定なので、中村憲剛が今のトップコンディションを維持してくれることを期待しています。
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替えの効かない存在(バルセロナ対パリSG)

2013-04-13 13:31:55 | ワールドサッカー
欧州CLは準々決勝2ndレグが行われました。バルセロナはホームで1対1の引き分けに終わり、アウェイゴールの差で辛くも勝ち上がった結果を聞くと、どれだけ苦しんだのだろうと映像を見るのが楽しみでした。しかも、パリSGに1点を先制され、このままでは負けるというきわどい状況をくぐっているのですから、パリSGに何か策を機能させられたのだろうと想像していました。

パリSGは格下サッカーに徹した1stレグとは違って、明確に点を取りにきました。ベッカムの代わりにイタリア人の若手ボランチ、ベラッティを起用して真ん中の守備を固め、サイドのルーカス、パストーレの両サイドハーフを走らせて奪ってからのカウンター主体ながら攻めてきました。ボール支配率こそバルサの62%でしたが、これほど中盤でボールを失うバルサは珍しいと解説の清水さんが話していたほどです。

この日は負傷を抱えたメッシはベンチスタートでした。この試合を見れば、バルサの場合シャビやプジョルの代わりはいくらでもいますが、メッシだけは替えが効かないという事実がよくわかりました。3トップの真ん中に入った代役のセスクは本来はボランチの選手で、ボールを扱うテクニックは持っていますが、メッシのようにドリブルで相手を抜く技術は持っていません。

バルサはどうやら、このメッシの個人技を合図代わりにして攻めに出ているらしいということが、そのメッシを強行出場させた後のバルサの流れを見て思いました。この日のメッシは本調子ではなく、普段なら味方のボールが回らないとボランチの位置まで下がって個人技を見せることもあるのですが、あまり動かずいいボールが来るのを待っていました。

しかし、それでもメッシが個人技を見せる場面は何度かありました。メッシが相手を2枚もしくは3枚抜いたら他の選手にとってはチャンスで、事実メッシの投入以降は相手ゴールにシュートの雨を浴びせる、バルサらしい試合運びができるようになっていました。ペドロの同点ゴールも起点はメッシで、やはりバルサはメッシのチームと実感しました。

パリSGも善戦しました。このチームの強みはイブラヒモビッチの存在で、苦しくなったらイブラヒモビッチの頭狙いもできますし、カウンターを狙うならイブラヒモビッチの足元に収めてゲームメーカー的にも使えます。欧州トップレベルでも十分通用するイブラヒモビッチが世界トップレベルでないフランスリーグのチームにいる事実には驚きますが、監督がACミランで欧州CLを優勝させたアンチェロッティなので、このチームに可能性を感じたのでしょう。
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家の芝桜

2013-04-13 12:58:23 | 雑記
今年は見られるかどうか期待していなかった家の芝桜ですが、ちゃんと花を咲かせました。年々雑草の勢いが増し、芝桜の環境は悪くなっていますが、意外としぶといものです。
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