去年、NACK5スタジアムに戦術解析システムが導入され、選手の運動量が一目瞭然になりました。トップレベルは1試合で11kmは走るというデータを見て、主観的な評価が主体だったサッカーに科学の目が入るのは面白い試みだと思いました。
昨日の試合では、埼玉スタジアムにも同様のシステムが導入され、運動量トップは阿部勇樹で槙野、森脇が続くという結果でした。ボランチはもともと運動量の多いポジションなので、阿部勇樹のトップはあまり驚きませんが、比較的受け身で運動量は少ないポジションのイメージがあるCB二人の運動量が多いのは、ミシャサッカーがストッパーの攻撃力を重視している戦術を特徴としているからだと思います。
きっと湘南のデータも取っているはずなので、それがわかればもっと面白いですが、浦和のサポが大半を占めるスタジアムで公開しても意味がないという判断でしょう。そのため、データに頼らず湘南を見てみると、非常によく走るチームを作ってきた印象です。
去年初昇格でJ1で旋風を巻き起こした鳥栖とよく似たイメージです。鳥栖はキャンプで他のどこのチームもやらない3部練習で基礎体力を上げ、強力なポストプレーヤー豊田の頭を得点源にするチームですが、湘南は豊田レベルの選手は残念ながら持っていません。
浦和はACLの強行日程の中で、湘南のコンパクトな中盤を相手に取りに行くサッカーは厳しかったです。湘南が高いラインを引くので、中盤を飛ばして一気に前線に蹴るのが有効です。また、相手が3バックなのでアウトサイドが面白いように空く、浦和サッカーの会心の形は出しにくいですが、1トップ2シャドーの選手が相手DFの間のポジションをうまく取っていたので、シンプルに彼らのテクニックに任せれば点は取れそうという感覚でした。
柏木のCKからの直接ゴールは浦和史上初だと思っていましたが、2001年の市原戦でアドリアーノが決めた前例がありました。当時は私がある病気で苦しんでいた頃なので、印象に残らなかったのでしょう。こうやって、歴史は塗り変わるもので、後世に柏木が語られるとすれば引き合いに出されるでしょう。
蛇足ながら、最後に興梠、原口、マルシオらが決定機を外したことは指摘せざるを得ません。強いチームなら、こういう状況で情け容赦なく叩きのめせるはずで、優勝を狙っている浦和としては克服しなければいけない課題でしょう。
昨日の試合では、埼玉スタジアムにも同様のシステムが導入され、運動量トップは阿部勇樹で槙野、森脇が続くという結果でした。ボランチはもともと運動量の多いポジションなので、阿部勇樹のトップはあまり驚きませんが、比較的受け身で運動量は少ないポジションのイメージがあるCB二人の運動量が多いのは、ミシャサッカーがストッパーの攻撃力を重視している戦術を特徴としているからだと思います。
きっと湘南のデータも取っているはずなので、それがわかればもっと面白いですが、浦和のサポが大半を占めるスタジアムで公開しても意味がないという判断でしょう。そのため、データに頼らず湘南を見てみると、非常によく走るチームを作ってきた印象です。
去年初昇格でJ1で旋風を巻き起こした鳥栖とよく似たイメージです。鳥栖はキャンプで他のどこのチームもやらない3部練習で基礎体力を上げ、強力なポストプレーヤー豊田の頭を得点源にするチームですが、湘南は豊田レベルの選手は残念ながら持っていません。
浦和はACLの強行日程の中で、湘南のコンパクトな中盤を相手に取りに行くサッカーは厳しかったです。湘南が高いラインを引くので、中盤を飛ばして一気に前線に蹴るのが有効です。また、相手が3バックなのでアウトサイドが面白いように空く、浦和サッカーの会心の形は出しにくいですが、1トップ2シャドーの選手が相手DFの間のポジションをうまく取っていたので、シンプルに彼らのテクニックに任せれば点は取れそうという感覚でした。
柏木のCKからの直接ゴールは浦和史上初だと思っていましたが、2001年の市原戦でアドリアーノが決めた前例がありました。当時は私がある病気で苦しんでいた頃なので、印象に残らなかったのでしょう。こうやって、歴史は塗り変わるもので、後世に柏木が語られるとすれば引き合いに出されるでしょう。
蛇足ながら、最後に興梠、原口、マルシオらが決定機を外したことは指摘せざるを得ません。強いチームなら、こういう状況で情け容赦なく叩きのめせるはずで、優勝を狙っている浦和としては克服しなければいけない課題でしょう。