毎年、冬の移籍市場の締め切りである、1/31は何かしらドラマがあります。今年もその例に漏れず、鹿島MF柴崎岳選手のスペイン2部テネリフェ移籍、セビージャMF清武弘嗣選手のC大阪復帰がありました。今回は柴崎を取り上げます。
柴崎は青森山田高校時代から天才ボランチとして騒がれた逸材でした。高校時代の柴崎のプレーを選手権決勝の国立競技場で生で見たことがありますが、当時からボランチの位置から前に出てトップ下気味にプレーすると生きる攻撃的なタイプでした。鹿島は、その直後、まだ高校2年生だった柴崎に異例の「入団内定」を出します。
鹿島でも比較的早く出てきました。当時の鹿島のボランチは青木剛、小笠原満男、中田浩二らがいましたが、それまで攻撃的なタイプだった小笠原をアンカーに回してまで、柴崎の攻撃力は使いたいと思えたのでしょう。ちょうど、鹿島が世代交代の時期だった流れにも乗って、昌子、土居ら若手とともに次世代の鹿島を引っ張る存在でした。
柴崎の名前を世界に知らしめたのは、何といってもクラブW杯決勝、Rマドリード戦の2得点でしょう。当時、負傷明けだった理由でボランチこそ永木が起用されていましたが、左の攻撃的MFで出た柴崎の、思い切ったミドルシュートは世界のスカウトを驚かせたゴールだったと思います。
今回、柴崎の移籍は噂になっていましたが、移籍先はスペイン1部のラスパルマスが有力と言われていました。しかし、その移籍は破談に終わり、急遽浮上したのは同じスペインの、ラスパルマスとは地理的に近いカナリア諸島にある、2部のテネリフェでした。今回、代表選手としては異例の半年契約での移籍なので、期限切れ後は他チームへの移籍もにらんだ移籍だと思います。
テネリフェのあるカナリア諸島は、スペイン本土よりモロッコの方が近いという、アフリカの沖にある遠い島です。温暖でトレーニングがしやすいでしょうが、リーグ戦を戦うときはアウェイ戦がすべて遠いスペイン本土なので、移動は大変だと思います。飛行機の欠航に備えて、早めに現地入りしなければならないでしょうから、本拠地で過ごせる時間は短くなります。
それでも、Jリーグよりはテネリフェの方が、欧州のスカウトの目には留まるでしょう。清武が一時セビージャに在籍するなど、日本人選手の可能性は十分なので、スペイン1部でプレーする柴崎を見たいと思います。
柴崎は青森山田高校時代から天才ボランチとして騒がれた逸材でした。高校時代の柴崎のプレーを選手権決勝の国立競技場で生で見たことがありますが、当時からボランチの位置から前に出てトップ下気味にプレーすると生きる攻撃的なタイプでした。鹿島は、その直後、まだ高校2年生だった柴崎に異例の「入団内定」を出します。
鹿島でも比較的早く出てきました。当時の鹿島のボランチは青木剛、小笠原満男、中田浩二らがいましたが、それまで攻撃的なタイプだった小笠原をアンカーに回してまで、柴崎の攻撃力は使いたいと思えたのでしょう。ちょうど、鹿島が世代交代の時期だった流れにも乗って、昌子、土居ら若手とともに次世代の鹿島を引っ張る存在でした。
柴崎の名前を世界に知らしめたのは、何といってもクラブW杯決勝、Rマドリード戦の2得点でしょう。当時、負傷明けだった理由でボランチこそ永木が起用されていましたが、左の攻撃的MFで出た柴崎の、思い切ったミドルシュートは世界のスカウトを驚かせたゴールだったと思います。
今回、柴崎の移籍は噂になっていましたが、移籍先はスペイン1部のラスパルマスが有力と言われていました。しかし、その移籍は破談に終わり、急遽浮上したのは同じスペインの、ラスパルマスとは地理的に近いカナリア諸島にある、2部のテネリフェでした。今回、代表選手としては異例の半年契約での移籍なので、期限切れ後は他チームへの移籍もにらんだ移籍だと思います。
テネリフェのあるカナリア諸島は、スペイン本土よりモロッコの方が近いという、アフリカの沖にある遠い島です。温暖でトレーニングがしやすいでしょうが、リーグ戦を戦うときはアウェイ戦がすべて遠いスペイン本土なので、移動は大変だと思います。飛行機の欠航に備えて、早めに現地入りしなければならないでしょうから、本拠地で過ごせる時間は短くなります。
それでも、Jリーグよりはテネリフェの方が、欧州のスカウトの目には留まるでしょう。清武が一時セビージャに在籍するなど、日本人選手の可能性は十分なので、スペイン1部でプレーする柴崎を見たいと思います。