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バイタルエリアで持てた(2/21Wシドニー対浦和)

2017-02-21 22:31:04 | 浦和レッズ
今日のウエスタンシドニー戦、ビデオで先ほどチェックしました。結果は4-0と、浦和の圧勝に終わった試合でした。それができた要因には、浦和の1トップ2シャドーの出来が良かったことが考えられます。ゼロックス鹿島戦では、バイタルエリアを相手に徹底的に潰されてボールを持てなかった李や興梠が、シドニーの動きの逆をうまく突いてバイタルエリアでボールを持ったのを見て「これは勝てる」と感じていました。

シドニーの入り方は、4-4-1-1気味で2ラインをコンパクトに保つ戦い方でした。しかし、その2ラインは連動性が今一つで、バイタルエリアを空けたりサイドを空けたりと、どこかに攻略ポイントを見つけられる配置でした。そのスペースに、うまく長短のパスを送り、動ける連動性を持って浦和が攻撃を仕掛けました。

また、シドニーは1トップ、マジェク(49番)に19歳の若さから来る未熟さが出ました。浦和がオフサイドラインを綺麗に並べると、マジェクは戻って来られず、そのまま蹴ったらオフサイドになってしまいます。仕方なく、シドニーはつなぐプレーを選択せざるを得ず、シドニーにロングボールを蹴らせなかった浦和の守備が光りました。

浦和は、ゼロックスで不振だったズラタンを遠征にも同行させず、興梠の1トップに李、武藤の2シャドーという、昨年までと同じ布陣に戻してきました。これは正解でした。ゼロックスでは消された李は、ポストに入ってうまくボールを引き出して、先制点の興梠のゴールをアシストすると、興梠の浮き球のパスを自ら決めて2-0とするゴールを得ました。

また、浦和にとっては課題のセットプレーで、CKから槙野が3点目決めたのも勢いが出ます。ニアで触っていたのはシドニーの選手という偶然でもあるゴールでしたが、槙野はフリーになっており、守備面での安定感も含めた槙野の存在の大きさを、今回は強く見せつけた試合でした。

シドニーが、5バックのような極端な浦和対策を立てて来なかったことも勝因です。おそらく、いつものいいところを出せば浦和に勝てるというのがポポビッチ監督のゲームプランだったと思いますが、それは浦和にとってはやりやすい結果につながりました。これからの国内のリーグ戦は相手が対策を立ててきます。それを打ち破る、新たな努力が必要になってくるでしょう。
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