日曜日の西武ライオンズは、日本ハム相手に、山川の2本の本塁打で得た5点を守り切って5-1で勝利を収めました。その山川は以前記事にしたので、その継投の一人である平良海馬投手を取り上げます。以前、平良を見たときには「ダイヤモンドの原石」という、球は速いもの荒削りな印象がありましたが、今や西武の中継ぎに欠かせない「ダイヤモンド」そのものです。
平良は中学時代までは、そのメタボ体型故に捕手でした。投手に転向したのは中学生の途中からで、高校は野球の名門校の八重山商工でしたが、高校3年生のときの地方大会の1回戦で、自らの暴投がたたってサヨナラ負けしています。結果的には、この敗退もあって高校時代に酷使されていなかったことが、この原石の開花につながります。
西武ライオンズからのドラフト指名は4位と、それほどの高評価ではなかったですが、西武というチームがFAで選手を引き抜かれるチームなので、育成に力を入れないと生き残れないという危機感も彼を育てられた要因の一つでしょう。高校時代は152kmが最速だった彼が、プロ入りしたことで球速がアップし、昨年は160kmをマークした試合もあります。
平良のデビュー当時はよく覚えています。当時から、ストレートの速さは折り紙付きでしたが、当時はまだまだ制球難で自滅することもありました。無理に球速を狙うよりもコントロール重視でと、当時の投手コーチから指示が出ていました。また、ストレートを投げるときにあまりにも力んで投げるので、これと同じ投げ方で変化球を投げられないと将来は苦しいかなと思っていました。
しかし、そんな心配は無用でした。145km出るフォークや、130km台後半のスライダーが安定してストライクゾーンに投げ込めるようになっており、今や相手がストレートにタイミングを合わせるのでボールになる変化球も振らせることができるほどです。今や平良が出ると安心して見ていられる展開が多く、今季は未だに自責点ゼロです。
これからは、やはり抑えの期待をしたいところです。今の抑えの増田より球の速さでは上なので、あとは厳しい状況に対する経験だけです。歴戦のつわものである増田の経験も捨てがたいですが、平良ならば、かつての大魔神佐々木のような、圧倒的な抑えになれる能力は持っていると期待できます。
平良は中学時代までは、そのメタボ体型故に捕手でした。投手に転向したのは中学生の途中からで、高校は野球の名門校の八重山商工でしたが、高校3年生のときの地方大会の1回戦で、自らの暴投がたたってサヨナラ負けしています。結果的には、この敗退もあって高校時代に酷使されていなかったことが、この原石の開花につながります。
西武ライオンズからのドラフト指名は4位と、それほどの高評価ではなかったですが、西武というチームがFAで選手を引き抜かれるチームなので、育成に力を入れないと生き残れないという危機感も彼を育てられた要因の一つでしょう。高校時代は152kmが最速だった彼が、プロ入りしたことで球速がアップし、昨年は160kmをマークした試合もあります。
平良のデビュー当時はよく覚えています。当時から、ストレートの速さは折り紙付きでしたが、当時はまだまだ制球難で自滅することもありました。無理に球速を狙うよりもコントロール重視でと、当時の投手コーチから指示が出ていました。また、ストレートを投げるときにあまりにも力んで投げるので、これと同じ投げ方で変化球を投げられないと将来は苦しいかなと思っていました。
しかし、そんな心配は無用でした。145km出るフォークや、130km台後半のスライダーが安定してストライクゾーンに投げ込めるようになっており、今や相手がストレートにタイミングを合わせるのでボールになる変化球も振らせることができるほどです。今や平良が出ると安心して見ていられる展開が多く、今季は未だに自責点ゼロです。
これからは、やはり抑えの期待をしたいところです。今の抑えの増田より球の速さでは上なので、あとは厳しい状況に対する経験だけです。歴戦のつわものである増田の経験も捨てがたいですが、平良ならば、かつての大魔神佐々木のような、圧倒的な抑えになれる能力は持っていると期待できます。