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興梠慎三、浦和復帰

2022-12-26 22:46:09 | 浦和レッズ
レッズ関連のストーブリーグ情報で、嬉しかったのは写真の札幌FW興梠慎三選手の浦和復帰です。今年の浦和はFWがコマ不足でしたが、ロドリゲス監督が興梠をあまり使わない方針だったことで、今年は恩師ミシャが率いるJ1札幌にレンタル移籍していました。ロドリゲス監督が去ったことで、使えるFWは一人でも多く欲しいという方針に変わったのでしょう。

興梠の思い出も数知れません。興梠は宮崎県の出身で、プロ入りは鹿島でした。今では浦和サポで読めない人は一人もいないでしょうが、当時は難読の名前だったことで印象的でした。鹿島時代の興梠の記憶では、夏場の埼スタでのアウェイ戦で、浦和サポで満員のバックスタンドに向かって、堂々と敵の水である「ザバス」を飲んでいた姿です。こいつ度胸あるなと思いましたが、プロ選手としては度胸はないよりあった方がいいので、それを浦和のために発揮してくれることを楽しみにしていました。

浦和では、ミシャの3-6-1システムの1トップが定位置でした。当時、鹿島時代は2トップだったことで、キープしても横に味方がいないことに違和感があったようです。それでも、その動きの速さで相手DFをわずかに出し抜いて、ちょっとだけ触ってゴールを決めるのが定番でした。そんな興梠は順調に浦和の1トップに入っていましたが、試練だったのはスロベニア代表のズラタンを補強されたことでしょう。

当時、国内の相手には興梠、ACLの海外相手にはズラタンと使い分けてミシャは起用していました。もっとも、当時のズラタンはボールを待って受けるので、その前で相手がカットしてカウンターを食らうことがありました。そのため、興梠が引いてもらいに行くようにプレーを改善したことで、このポジション争いは興梠優位に進むことになります。

また、長年浦和での最多得点記録だった、福田正博氏が持つ91得点を更新したことも印象的です。本人はそれほどゴールにはこだわりを持っておらず「自分は(個人技で持っていくタイプではなく、)みんなでつないだボールを最後に決めるFWです。」とストライカーにありがちなエゴイズムはないです。実際、「本当の記録は福田さん」と先人をリスペクトしています。

今季は、札幌で佐藤寿人氏が持っているJ1史上2番目の得点数に並びました。この偉大なストライカーが、浦和で果たせる役割はまだあるので、今季はスコルツァ新監督が、興梠のいいところを引き出してくれることを期待したいです。
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