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二桁勝利(平良海馬)

2023-09-08 22:46:45 | 他スポーツ
今日の西武ライオンズは、5回まで0-0と先発平良と上沢の投げ合いが続きましたが、6回表に出た外崎の本塁打をきっかけに、7回に一気に5得点とビックイニングを作って、6-0で日本ハムに勝利しました。今日は先発の平良海馬投手を取り上げます。平良は沖縄県の出身で、中学生の途中まで捕手、高校も名門の八重山商工だったものの、地方大会の1回戦で自身の暴投でサヨナラ負けと、高校まではあまり酷使されていませんでした。

西武ライオンズからはドラフト4位で指名されて入団します。高校時代は最速152kmほどと、速いものの不安定な剛腕タイプでしたが、ライオンズの二軍で鍛えた結果、球速を増して一軍に昇格してきました。最初は負け試合の中継ぎで、しかも「(球速よりは)コントロール重視で」と首脳陣から指示が出るなど、思い切って投げることは少なかったです。

高卒2年目で優勝を味わいますが、未成年のためビールかけに参加できないというちょっと変わった経験をすると、翌年には一軍で8回を抑える中継ぎに定着し、最速では160kmを出すなど頼れる中継ぎになります。最初はストレートを投げるときにあまりにも力んでいて、これと同じ投げ方で変化球を投げられないと厳しいと思われましたが、次第にスライダーやフォークを混ぜて抑えられるようになってきました。

昨年は足首の手術明けで状態が不安視されていたので、抑えは「実績のある増田で行く」という辻監督の判断で、平良の位置は8回の中継ぎでした。ここでも活躍し最優秀中継ぎ投手にもなりますが、昨年オフの契約更改で「チャンスも与えられないのはおかしい」と異例の先発転向を直訴し、松井稼頭央監督も了承して先発の平良が実現します。

先発になってからの平良は、ストレートの割合を減らして、スライダーを多投して100球を超える投球数に耐えられる投球にモデルチェンジします。それでも、ストレートは常時150kmを超えるので、相手打者がストレートを意識すると変化球にタイミングが合わないです。防御率も2点台半ばと良く、西武打線がもっと打てれば勝ち数はもっと多かったことでしょう。

今回、10勝目を挙げて実績を作ったので、来季も先発候補として考えられているでしょう。ここまで、長期離脱がないなど、良いところは十分出せているので、来季もそういう投球を続けていって欲しいです。

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