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まさかの破綻(1/9U-23日本対サウジアラビア)

2020-01-11 21:00:29 | ワールドサッカー
ようやく、木曜日のサウジアラビア戦を落ち着いて振り返れるようになってきました。サウジアラビアは育成年代から一貫して同じ監督が率いており、日本とよく似た組織力で勝負するチームでした。日本の3-6-1に対してサウジアラビアも3-5-2なので、この試合はミラーゲームに近い形になり、同じポジションの選手のマッチアップで勝った方が優位に立てる試合になります。

もっとも、サウジアラビアは瞬間的なスピードで日本を上回る強みがありました。日本としては組織的に守って、相手FWに2枚をつけて万全を期しても、それを個人のスピードで一瞬空けることができる瞬発力がありました。そのため、攻めていたのは日本でも、決定機の数ではサウジアラビアに多いという、少し苦しい展開で前半を0-0で折り返します。

最初の失点はマークのずれでした。サウジMFが後ろからドリブルで仕掛けてくる動きに日本の対応は遅れ、ズルズルと後ろに下がってしまいチェックに行く選手がいませんでした。サウジはその個人技で10番をフリーにすることができたので、この失点は大いに反省すべき形です。もっとも、シリア対カタールが引き分けで終わっているので、日本としては引き分けでもある程度意義はあります。

同点ゴールは食野のテクニックでした。身体能力で抜くサウジと違って、食野は急激に走る方向を変えることで相手DFを半分抜いて、思い切り放ったシュートが相手DFに当たって同点にできました。この同点ゴールがサウジに与えた影響は大きかったようで、次第にサウジの中盤の運動量が落ちてきました。日本としては勝ちに行くべきか、引き分けでもいいと割り切るかの判断が必要でした。

結論は勝ちに行く様子に見えました。その判断自体はいいと思います。日本がボールを支配して、いい形に持ち込めばいいので、あとは後ろのリスクマネジメントをしっかり行えばよかったですが、そのリスクマネジメントがまさかの破綻を生むことになりました。DF古賀のバックパスが弱く相手FWに拾われる痛恨のミスで、これをGK大迫がファウルで止めてPKとなり、これを決められた日本は1-2で敗戦となります。

この負けは非常に痛いです。日本としては残り2戦は連勝以外許されない展開になってしまいました。もっとも、A代表では簡単にやっているように見える試合運びの技術も、U-23代表クラスだと弱さもあったのでしょう。その反省を生かして、最低でも決勝トーナメントには行かないと、選手たちにとって得たものがない大会になってしまいます。

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