Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

雪のトヨタ杯(FCポルト対ペニャロール)

2008-01-23 20:48:09 | ワールドサッカー
Jリーグができる以前は、高校サッカーの埼玉代表の試合しか見ていなかった私ですが、昔のサッカーの試合で記憶に残っている試合が一つだけあります。ちょうど、今日の天候が雪だったので、思い出しましたが、その試合は1987年のトヨタ杯、FCポルト(ポルトガル)対ペニャロール(ウルグアイ)です。

当時高校生だった私は、あまりの寒さにこたつから抜けられず、テレビ観戦でした。当時はサッカーの知識はほとんどゼロで、キャプテン翼を見てオフサイドがやっとわかったという程度ですから、試合の内容は覚えていません。しかし、まず驚いたのは、こんな雪でもサッカーは決行するという事実でした。

当時主に見ていたプロ野球は雨天中止ですから、当然サッカーも悪天候時の予備日は用意していると思っていました。そのため、1993年に初めてJリーグの日程表を見たときも、雨天中止の予備日はどこだと思ったくらいです。

また、南米代表のペニャロールは、今ほど欧州移籍が盛んな時代ではありませんから、生まれて初めて雪を見るという選手もいたはずです。そんなペニャロールの選手が、雪でまともにグラウンダーのパスが通らないコンディションに適応して、全部浮き球でパスをつないでいた姿は印象に残っています。

実況のアナウンサーは、ポルトガルは雪が降ることがあるので、条件面ではFCポルト有利を強調していましたが、実際はペニャロールが善戦した試合でした。試合は延長戦に入り、FCポルトのマジェールが放ったロングシュートが決勝点になり、FCポルトが勝った記憶はあります。

以前、雪の高校サッカーの決勝のネタを書いたことがありますが、当時は前半はまともなサッカーができていました。最初から最後まで、深い雪の中で行われた試合の記憶はあとにも先にもこのときだけです。初めて雪のときだけに使われる、カラーボールを見たのもこのときです。
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史上最強の大関(魁皇)

2008-01-22 20:57:46 | 他スポーツ
毎日サッカーネタは、オフの今は難しいので、今日は大相撲の大関、魁皇のネタです。魁皇の土俵人生は長く、1987年に15歳で入門してから、今年で21年目になります。曙、武蔵丸、若貴や貴ノ浪と全盛期に対戦した、唯一の現役力士です。

今は200kgを超す巨漢力士は幕内にはいなくなったので、約170kgの魁皇は巨漢力士のイメージですが、曙や武蔵丸のいたかつてはそれほど目立つ大きさではありませんでした。しかし、腕力は当時の相撲界でもトップクラスでした。魁皇はビールケースを中身の入った瓶が入ったまま2ケース持ってしまうとか、りんごを握り潰せるとかの怪力伝説を持っています。

その腕力は相撲にも生きました。四つ相撲の名手として相撲史に輝く大横綱の貴乃花を相手にして、四つ相撲で勝てる唯一の力士でした。勝つときは上手を取って投げるのがパターンでしたが、あの貴乃花を土俵に転がす豪快さは魅力的でした。

しかし、魁皇はなかなか関脇の壁を破れませんでした。負け越すことはほとんどなかったのですが、下位相手に安定した相撲が取れず、なかなか二桁の白星を続けられませんでした。しかし、そんな魁皇は2000年、ついに大関に昇進します。遅すぎた気すらあった昇進で、正直どこまでやれるのかと半信半疑でした。

しかし、魁皇は大関に昇進して以降、史上最多の5回の優勝を数えることになります。たまたま、その優勝が連続しておらず、優勝の翌場所に負傷休場してしまうことが多かったので、横綱にはなっていませんが、大関以下で優勝5回というのは前人未到の快挙です。

ただ、30歳を過ぎてから、その筋力の強さに体が耐えられず、負傷がちになってしまいました。かど番の回数が多いのはそのためです。ただ、ここ数年はかど番で7勝7敗のような、ぎりぎりのがけっぷちをしのいで現役を続けています。

若貴時代のノスタルジーを感じさせてくれる魁皇には、できるだけ頑張って欲しいですが、今は一場所一場所をしのぐのが精一杯かもしれません。遅咲きだった魁皇は、昭和以降最年長の大関というおまけもついてきました。できれば、羽黒山の最年長優勝記録(37歳)に挑戦して欲しいですが。
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「スーパーMF」(クリスティアーノ・ロナウド)

2008-01-21 21:11:30 | ワールドサッカー
先週末はあまりの寒さに散歩以外では外出せず、自宅でイングランドのプレミアリーグを見ていました。カードはマンチェスターU対ニューカッスルです。最近、ワールドサッカーのチェックは甘くなっていたので、マンチェスターU(以下マンU)のスタメンの中でも、左SBエブラ、CBヴィディッチ、ボランチのキャリックという知らない名前が加わっていました。

しかし、インパクトを残した選手はよく知っている名前でした。それは、ポルトガル代表でドイツW杯の4強入りした主力選手のクリスティアーノ・ロナウド(以下C・ロナウド)でした。C・ロナウドはポジションは右のMFです。

ただ、ポルトガル代表のときも1トップのパウレタに頼らず、フィーゴやデコとのMFだけのコンビで組み立てからシュートまですべてやっていました。そんな、スーパーMFとしてのプレーは、この日のニューカッスル戦で遺憾なく発揮されました。

C・ロナウドはMFでありながら、現時点でのプレミアリーグ得点ランクトップなのですが、この日のプレーを見ると、クラブW杯決勝で見た、ACミランのカカを彷彿させる出来でした。

マンUの場合、FWのルーニーやテベスが下がってMF的なプレーもできるという事情もありますが、C・ロナウドはドリブルで強引にこじ開けてゴール前に入っていくカカと同じプレーもできますし、ルーニーやテベスをアシスト役に回して、自らFWになることもできます。それでいて、FKキッカーとしても優秀なのですから、得点を量産するのもわからなくはありません。

こういうプレーを見ていると、世界はFWに頼らず独力で切れ込んでいける「スーパーMF」の時代なのかもしれません。ベッカムも確かに優秀なMFでしたが、それは正確なクロスでFWを生かすプレーで目立つものでした。カカやC・ロナウドが目立つ現代を見ると、時代は確実に変わってきていると感じざるを得ません。
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「集中、気合だ!」

2008-01-20 11:55:42 | 浦和レッズ
このタイトルの「集中、気合だ!」を見て、多くの方はアニマル浜口さんの掛け声を連想することと思います。しかし、実はこれ、かつての浦和レッズの応援コールだったのです。1993年から95年くらいまで使われていた応援ですから、知っている方は相当の古株サポになりますね。

どういう場面で使われるコールかといえば、それはセットプレーの守備のときです。まだまだ、当時の浦和サポはサッカーを勉強しながら試合を見ている段階でしたから、セットプレーの守備は気合で止められると思っていたようです。事実、私もセットプレーで失点すると「集中が足りない」と思っていたこともありました。

しかし、私も長い間サッカーを見てきましたから、セットプレー(CK)の守備には約束事があることがわかってきました。去年のレッズの例で言えば、ニアサイドへの低いボールは必ずワシントンが競り、真ん中は闘莉王、ファーサイドは坪井が消すと大体相場が決まっていました。

そのため、ワシントンが欠場すると、代役はそれほど長身でない長谷部になるので、ニアサイドのヘディングが弱くなるという課題がありました。ワシントン入団前は、浦和のニアサイドの守備は穴で、2005年7月の大宮戦でその弱点を狙われてトニーニョのヘディングで失点して負けています。

また、2006年の新潟戦でも、CKのときにニアサイドでスピードに難があるワシントンから逃げる動きをして、ファビーニョがフリーになったりしています。強くなった浦和のセットプレーの守備も、実はそれなりに弱点はあるのです。

ただ、今年はワシントン、長谷部が抜けました。ニアサイドでCKの守備をするのは、今のところ誰になるかわかりません。エジミウソンは、長身ではありますが、止まってヘディングをするタイプではなく、動き回って合わせるのが得意です。闘莉王や坪井がこれまで通り真ん中やファーサイドを消すとすれば、私は高原がニアサイド要員になるのではと予想しています。

スピードもあるエジミウソンは、一人前線に残して、高原のクリアボールを追いかけてチャンスを作るのが面白そうに思えます。今年の浦和は、ワシントンに合わせた横のサッカーから、エジミウソンに合わせた縦のサッカーに変わると、勝手に予想しています。
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日本最強のヘディング(ハーフナー・マイク)

2008-01-19 20:40:40 | 他チーム
一度、日本人(帰化選手含む)で一番ヘディングが強い選手は誰だと考えてみたことがあります。浦和サポが真っ先に思い浮かぶ名前は闘莉王ですが、単純なヘディングの強さなら、J1のいろいろな試合を見た印象では他にいます。その選手は、オランダから帰化した父を持つため外国風の名前ですが、横浜FMからJ2福岡にレンタル移籍したハーフナー・マイク選手だと思います。

私がハーフナー・マイクのヘディングを日本一と思うのは、昨年10月に等々力で川崎Fと対戦した試合を見ているからです。川崎Fも、最終ラインの高さには自信を持つチームで、川崎山脈の愛称を持っています。そんな相手に途中出場したハーフナー・マイクは、競り勝って頭で折り返すまでならほとんど競り勝っていました。

この選手だったら、たとえ闘莉王が相手でも、そこそこは勝てるに違いないと、そのとき確信しました。実際は闘莉王とハーフナー・マイクの直接対決は、闘莉王が出場停止だったり、ハーフナー・マイクがベンチ入りしたものの出場しなかったりと「すれ違い」に終わっていますが、一度見たかった気持ちはあります。

しかし、ハーフナー・マイクのヘディングは、まだまだ味方に点を取らせるためのおとりというレベルです。自ら叩き込む強引さは備えていません。そこは川崎Fもわかっていて、ハーフナー・マイクに負けるのは覚悟して周りの選手を消すことで対応してきました。その結果、その試合ではハーフナー・マイクのパワープレーは機能しませんでした。

こういう選手が開花するためには、レベルを下げてもいいから、どこかで得点感覚を身につけてエースストライカーになるしかありません。アレックス、リンコンが退団し前線が駒不足の福岡に移籍した判断は良かったのではと思います。ただ、ここで失敗すると、JFL行きもありえるがけっぷちでもあります。

ハーフナー・マイク自身にとっても、今年にプロ生活の全てを賭けるつもりで、J2得点王を狙うくらいの気持ちで戦って欲しいものです。それに成功すれば、FWを空けて古巣の横浜FMが買い戻してくれるでしょう。持っているものは高いレベルなのですから、ほんのちょっとしたきっかけで開花の可能性はあると思います。
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父の誕生日

2008-01-18 20:01:54 | 雑記
今日、1/18は父の60数回目の誕生日です。親孝行すべき存在は、幸いなことに元気なのですが、父は病気の影響で食べ物に厳しい制限があります。そのため、何かおいしいものでもごちそうしようとしても、多くの食べ物が制限に引っ掛かってしまいます。

また、60歳を過ぎてからは行動力もガタンと落ちてしまい、かつては駒場のバックスタンドに一緒に座っていたのですが、今ではスカパーのテレビ観戦になってしまっています。埼スタにすら行きたくないというくらいですから、旅行やお出かけに連れ出すこともできません。

親孝行はしたいときにはもはやできないものなのかと、いつも寂しい思いをしています。ただ、このブログを読んで下さっている方ならおわかりいただけると思いますが、私の文章はマニアックです。私は父と、ほぼ毎晩散歩をしているのですが、ブログに載せる前のマニアックな分析を、いつも父に聞いてもらっています。

試合を見るといろいろなことがわかるのですが、それを聞いてくれる人がいなければ、虚しくなって表に出せないかもしれません。父には、ときにはワールドサッカーのような、もっとマニアックな話も思わずしてしまいますが、それを聞いてくれることで、気持ちが整理されて、ブログの文章につながっていると思います。

父は、私のブログの一番の理解者なのではと思っています。病気を抱えて生活していくのは大変なことと思いますが、できるだけ長生きして、私のブログを見守って欲しいと思っています。
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時代を動かした3番(千代大海対若乃花)

2008-01-17 20:58:32 | 他スポーツ
初場所と聞いて思い出すのは、1999年の千代大海の優勝です。これまでは、若貴や曙、武蔵丸が長く上位を占めていて、相撲界は何となく沈滞ムードでした。若手力士は伸び悩み、魁皇あたりは関脇の壁をなかなか破れませんでした。そんな相撲界を一気に世代交代に持っていったのが、この場所関脇だった千代大海の優勝でした。

千代大海はかつては不良少年だったことが有名な力士でしたが、この場所は大関昇進の最初のチャンスでした。当時、千代大海は22歳で一番勢いに乗っていた時期でした。不良少年だった自分の活躍を応援してくれる人たちがいるという事実に気付いた千代大海は、序盤から快進撃を見せます。

その千代大海に立ちふさがったのは、当時の横綱、若乃花でした。横綱になってから一度も優勝がなかった若乃花にとっても、この場所はチャンスでした。正直、若乃花は昇進の規定は満たしているので、温情横綱ではないですが、横綱として全盛期を築けるかどうかは疑問でした。

そんな若乃花は、千代大海を星一つリードして終盤戦を迎えました。しかし、取り組みのいたずらか、この両者の直接対決は千秋楽に組まれました。若乃花は勝てば優勝、千代大海は本割、決定戦と連勝して初めて逆転優勝という条件でした。こういう状況の場合、若乃花は決定戦にしないで本割で決めることを考えていたはずです。

しかし、熱戦となった本割は、千代大海が制し決定戦に進みました。こうなると、追う立場の千代大海有利と皆が思うところです。しかし、若乃花は決定戦で会心の立ち会いを見せ、千代大海を押し込みました。若乃花優勝かと思ったところ、土俵際でもつれ、物言いがついて取り直しになりました。

こうなると、若さの千代大海のものです。伝説の3番と呼ばれた相撲の結果、千代大海は逆転優勝して場所後に大関に昇進することになりました。この結果、それまでは関脇止まりかと思われていた武双山、魁皇がその後に大関に昇進して、相撲界の流れは変わりました。

逆に若乃花にとっては、このチャンスを逃したことで、横綱としては一度も優勝できず現役を引退することになりました。どんなときでも、相撲界は少しずつ世代交代していますが、この千代大海の優勝は劇的に時代を動かした優勝として、今でも記憶に残っています。
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NHK大河ドラマ「篤姫」

2008-01-16 20:56:12 | 雑記
まだ、始まってわずか2回ですが、NHKの大河ドラマの篤姫は、私の心をとらえています。大河ドラマは、どうしても史実にない、同じ時代に生きた有名人に無理矢理接点を持たせてしまうところは、過去の大河ドラマの新選組あたりから感じていました。この篤姫も例外ではなく、まさかあの人に会うはずないよなという場面もあります。

しかし、そんなわざとらしさを中和してくれるのが、主演の宮崎あおいの表情の多彩さです。特に怒って相手に詰め寄る場面は相当の迫力で、私生活でだんなさん相手にあの表情をしたら、相当びびってしまうのではと余計な心配までしてしまうほどです。宮崎あおいの演技力は、朝ドラの「純情きらり」のときから高く評価されていました。

豊富な表情で気持ちを表現できるから、主役が演技歴の浅い人が多く採用される朝ドラに多い、自分の気持ちを話す独り言はほとんどありませんでした。それが効いて、「純情きらり」は人気を博したので、今回史上最年少の大河ドラマの主役という話になったと思います。

ただ、宮崎あおいは22歳と若いですから、その後話が進んでいくと大奥のリーダーになるので、そのときにどこまで威厳を発揮できるかという気になる点があります。今は若い役だから、はまっているのかもしれませんが、後半の展開でも同じように演技力の高さを見せてくれれば、一生女優で食べていけるくらいの大女優の仲間入りをするかもしれません。

今後の展開とともに、宮崎あおいの将来も楽しみなドラマです。
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kobby選定MVP(阿部勇樹)

2008-01-15 22:02:16 | 浦和レッズ
昨シーズンの浦和のMVPと言えば、実際にJリーグアウォーズで選ばれたように、ポンテと思う方が大半だと思います。確かに、攻撃の際にはまずポンテにボールを入れることを意識していたように思えます。

しかし、守備のMVPは阿部勇樹だと思います。最終戦の横浜FC戦でカズに抜かれるミスをしたので、最近に悪い試合があってイメージ的には損をしていますが、シーズンを通して安定してプレーしてくれたのは阿部勇樹だと思います。阿部勇樹の良かった点は、守備的なポジションならどこでも、高いレベルでこなしてくれたことです。

開幕戦は闘莉王の発熱でリベロに入ると、次の試合はボランチに入り、時には4-4-2の左SBや、3-5-2の右アウトサイドに入ったこともあります。阿部勇樹は左右両足で精度良く蹴れるので、最初は大丈夫か?と思った左SBも、本職かのようにサイドからきっちりクロスを上げることができていました。

雑誌のインタビューで阿部勇樹が語っていたのによれば、自分はドリブルで切れ込むプレーは得意ではないから、できるだけ早いタイミングでクロスを上げようと思っていたそうです。そんな順応性の高い阿部勇樹ですが、プレーで目立つのはほとんどが守備の場面です。

CBをこなせるくらいですから、体の強さは相当のレベルで、かつての代表FWの久保を空中戦で跳ねとばすほどでした。正直、千葉時代はFKキッカーとして鳴らした選手ですから、繊細なテクニシャンタイプを想像していました。しかし、実際に阿部勇樹を味方として見ると、スペースを埋めたり、相手とのフィジカルコンタクトに勝ったりしてチームに貢献する選手でした。

これだけの能力がありながら、固定したポジションがないのは残念な気もしますが、これからも、「史上最強のユーティリティプレーヤー」として、浦和の穴を埋める選手でいて欲しいと思います。
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パスサッカー対決(流通経大柏対藤枝東)

2008-01-14 17:06:07 | 高校サッカー
今日の高校サッカーの決勝戦、寒さに恐れをなした私はテレビ観戦でしたが、両チームの10番対決が焦点だった試合でした。流通経大柏は、インターハイ、全日本ユース得点王の大前選手がいて、藤枝東にはアクロバティックなゴールが決められるトップ下の河井選手がいました。

ここまでの試合を見る限り、藤枝東はトップ下の河井選手に周囲の選手が生かしてもらうサッカーをやっている印象があり、河井選手が消されたときの対応は未知数でした。それでも、レベル的には高校サッカーのトップ対決ですから、河井選手がマークを打ち破ってくれることを期待していました。

しかし、流通経大柏は、全日本ユース決勝で、高校年代では日本一という評価のサンフレッチェ広島ユースに勝って優勝を飾っているチームです。その強さは、河井選手への厳しいマークにも現れていました。藤枝東も、準決勝では鋭い出足で、相手のバイタルエリアのパスをカットできていたのですが、流通経大柏のプレスはその上を行きました。

パスサッカーを身上とするはずの藤枝東が、そのプレスの前にパスをカットされる展開で、試合は常に流通経大柏のペースで進みました。特に、大前選手はドリブルもありますし、先制ゴールの場面では相手DF3枚を引きつけて後ろから来たMF(8番)にパスを出すなどチームプレーもできるFWです。

前半は1-0でしたが、その間数多くのCKやシュートを浴びせたのは流通経大柏でした。決勝戦だけ成人の日に行われるというルールになってからは、決勝戦に向けた調整の具合が試合展開を左右することが多くなりましたが、流通経大柏がうまくチームを仕上げてきた印象は強く受けました。

その結果が、後半のゴールラッシュにつながります。大前選手は、CKは右足で蹴っていますが、2ゴールはいずれも左足で、左右両足で決定力が高いというのは、これからのプロ生活で武器になるでしょう。逆に、藤枝東は、河井選手が消されたときに、フォローすべき拠り所がなかったような気がします。

本来なら藤枝東の3-5-2のシステムは、左右のアウトサイドを生かすシステムですから、なかなかアウトサイドにボールを入れられなかったところが、勝敗を分けたような気がします。
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