自力整体でいきいき歩き: 狛 雅子

膝通を克服して健康登山! 団塊世代に贈るLOHAS情報です。

やってはいけない 健康診断  3 コレステロール値

2022-03-22 05:58:24 | 図書メモ


p.46 コレステロールにしても、実は悪玉も含めて、
   低い人の方が早死にしやすい

   コレステロールは体の細胞をつくる物質だから、
   これが少ないとがんや感染症にかかりやすくなるし、
   血管ももろくなって、脳卒中のリスクが高まる

p.47 血管を丈夫に保ってる成分なのに、逆の話になっちゃってる
   血中コレステロール値の低い人は、うつにもなりやすいって
   いうデータが出ています。

   欧米で、追跡調査データ6本を分析した結論は、
   「クスリや食事療法でコレステロール値を下げると、
   心臓病のリスクは減るけれども、自殺、事故、がんのリスクが
   大きく上がる」っていうショッキングなものでした。

   東京・小金井市の研究では、「71歳のシニアグループを
   2年間追跡したら、コレステロールがいちばん低い人たちが
   知的生活と社会的なコミュニケーション能力、つまり
   「知」と「心」の衰えが最も早かった

   コレステロール値の低い人は、ボケたり要介護になる
   リスクが高いわけです。

   せっかく、その人の年齢や体質に合わせて、数値が絶妙に
   コントロールされて上がってくれてるのに、
   クスリで無理やり下げさせるなんて、全くもう。

因みに私自身のLDLコレステロール値は156(基準値は70~119)。
問診の先生は「よっぽど脂っこいモノが好きなんですか?」なんて
仰るけれど、全くの逆で、脂肪摂取は少なすぎるかも、なのです。
結局「ま、そういう体質の人もいるから心配ないですよ」と。

それは私の他の数値や日常の習慣が<健康そのもの>だから、
ケチのつけようがなかったのでしょう。
それでも、自分の健康診断の結果が昔はオールAだったのに、
要観察・再検査・正常範囲を超えている、などと書かれると
不愉快なものです。体調が悪い人はもっと心配すると思います。

だから、こういった本を読んで<情報防衛>することをお勧めします。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

すごい体操「VIM」  松栄 勲   2019/11

2022-02-04 05:57:13 | 図書メモ


物凄く地味な本です。
著者とおぼしきおじいさんがモデルの殆どがモノクロ写真ですが、
自力整体ナビゲーターならよく理解できると思います。

股関節や肩関節など、身体の大きな部分をゆっくり動かして、
違和感がある側(患側)と、痛みが弱く動かしやすい方(健側)を
自分で見極めること。そして健側のみにアプローチするという方法は、
橋本敬三さんの操体理論と同じように感じます。

緻密な自己観察と、自分で考える力が必要ですが、
痛みのコントロールには、とても役立つと思います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最良の身体を取り戻す   4  臨命終時と 看取り士

2022-02-01 05:59:52 | 図書メモ


p.232に 「看取り士」という名前が登場。
はて? そんな国家資格があったっけ?と思い、ググってみると、

   一般社団法人日本看取り士会の柴田久美子会長が看取り士と名乗り始めた
   のが最初です。
   老人福祉施設や訪問介護の仕事を経て、医療の介入しない理想の人間としての
   最期の姿を求め、平成14年に看取りの家である「なごみの家」を設立しています。

   看取り士になるには、性別、年齢を問わず、介護職人初任者(ホームヘルパー2級)
   以上の資格や看護師免許をあらかじめ取得しているのが条件です。
   日本看取り士会による看取り学初級、中級、1日胎内内観などの講座を受講し、
   2週間の合宿講習に参加すれば看取り士認定証が取得できます。

   認定証を手にすれば看取り士と名乗ることが可能になり、看取り士会を通しての
   依頼でエンゼルチームと共に現地派遣に対応できるようになります。

   死を目前にした方が「自分の一生はよい人生だった」と肯定しながら
   安らかに旅立てるよう魂の近くに寄り添うのが看取り士の仕事です。
   ターミナルケアのチームの一員としての今後の活躍も期待されています。

つまり、
「思い残すことなく看取りをしておくと、ひどい喪失感に陥ることはなくなる
のだそうです。(p.233) うぅ~~む。そういうことがビジネスになる時代なのですね。
「在宅看取り」の良さが言われ始めて、それに挑戦する人たちが増えていますが、

そもそも、「介護される人への愛」とか、心の通じ合いがなければ、
家で高齢者や障がい者を介護するのは難しいことと思います。
十分に「愛」があったって、介護者が疲労困憊していたら、成り立ちません。

乳幼児期から親からのスキンシップが不足して、自己肯定感の無い人たちには
こういったビジネスのプロから教わることが重要なのかもしれません。
個人的には、一番望ましいのは、

p.244 末梢の行動をおろそかにする人の心は、
   心を容れるしっかりとした土台や枠がないため、
   ふわふわと浮いて漂っているようなものである。

   足の裏を心をこめて揉む、顔や手をこする、
   そういうことをずっと続けることが大事だ。


という、著者からのメッセージだと思います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

指だけヨガ    深堀真由美・著  2016/10

2022-01-21 10:24:01 | 図書メモ


本書を読んでも、にわかには信じがたい効用があるようです。
私自身、ちょっと試しただけで、効用を確認していませんから、
特別にお薦めの健康法、という訳ではありません。

昨日ご紹介した「冷え」対策・指揉みに通じるのかも?と思い、
やってみているだけなので、結果が出たら、ご報告します。
ただし、何事をやるにも、動機は大切です。

コンセプトの第一は、
p.41 指先などの体の末端部分は生命エネルギーのチャージの要なので
   圧を高めながらエネルギー循環を行うのに適しているから

   第二に、指先は体の中でも表面積が小さいので、広い部分に比べて
   圧のかかる密度が高くなり、的確により高い圧を生み出すことができるから

p.42 第三に、左右の手を体の前で合掌することで、背筋が真っ直ぐになり、
   体の歪みが自然に正され、気血がスムーズに流れるようになるから

   第四に、指を動かすと大脳が動く、この連動によって脳の老化防止も期待できるから

   人の体は血行が良くなると末端の細胞までリフレッシュでき、
   新陳代謝も促進され様々な体の不調が改善が促されます 。

何しろ、基本の5種類の指ヨガをやるだけで、
親指どうしPushは「下向きの犬のポーズ」をやったのと同じ効果が期待でき、
第二指どうしPushは「牛面のポーズ」
第三指どうしPushは「魚のポーズ」
第四指どうしPushは「アーチのポーズ」
第五指どうしPushは「仰向けで片足を引き寄せるポーズ」
などを行ったと同じなのだそうです。

もし本当なら、体の硬い高齢者の体操グループには歓迎されそうです。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

夜中のトイレに起きない方法  平澤精一・著  2021/7

2022-01-16 06:04:49 | 図書メモ


高齢者の体操グループで関心が高いのは夜中のトイレ。
私自身も「冷え」対策で飲水量を増やしているので、
最近は夜中に1回は起きます。が、ベッドに戻ればすぐに熟睡。

皆さんのお悩みは、「寝床に戻っても中々寝付けない」こと。
ですが、順を追ってメモします。
p.152 高齢者に夜間頻尿が多いのは、
   加齢による体力やホルモンの減少が大きく影響している。
   そのため、高齢者の夜間の排尿回数をゼロにするのは、
   きわめて難しい


p.153 しかし、原因を突き止め、対策をとれば、
   回数を減らし、症状をやわらげることはできます。
   (中略)治療の目的は、症状をやわらげ、生活の質を
   低下させないこと。

朝までグッスリ眠れれば理想ですが、トシとったら無理なのかも!と、
ガッテンしておいて、できる対策を取ればよいわけです。

対策①:排尿日誌をつけて、自分のタイプを知る。

対策②:食事編:利尿作用の高い飲み物を避けるなど。

対策③:運動編:足上げ、ウォーキング、骨盤底筋体操、
        膀胱訓練、スクワットなど

対策④:生活習慣編:起床時に朝日を浴びる、就寝前の入浴、
        日中に弾性ストッキングを活用など

私の領域で言えば、運動編で、既に色々実践しています。
が、夜中に1回起きたり起きなかったり、半々の理由や如何に?
これから少し、実験を取り入れて検証していきます。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

子宮内膜症は自分で治せる  駒形依子・著  2019/11

2022-01-11 06:02:20 | 図書メモ


体が冷える原因について考えると、
p.50 冷たい食べ物をとると、それだけで腸が2℃さがる
   また、よく噛まないで食べることや過食も体を冷やす

つまり、消化活動に大量に血液を取られると、腸以外の場所を
巡る血液が少なくなり、冷えてしまう。

だから、逆に足首やつま先など、冷えやすい場所を冷やさないこと。
総合対策として、
p.91 骨盤ストレッチ:尻歩き2種。
p.93 肩甲骨はがし
p.96 おっぱいはがし:乳腺組織と大胸筋をはがす。

なんだか最近の<健康関連の本>と全て同じような内容です。
大きな関節を動かし、錆び付きをなくし、リンパの流れを良くする!
ま、女性はマッサージが好きな場合が多いので、分かりやすいでしょう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

からだ美調律  溝口葉子・著  2019/3

2022-01-09 05:46:43 | 図書メモ


著者はバレリーナです。
その立場からの逆説的な説明で、頷けることが多々ありました。
例えば、
p.29 美しい姿勢を目指してこんな努力をしていませんか?

   肩を開き、胸を張る
   肩甲骨を引き寄せる
   お尻をギュッと引き締めてたつ
   脚がまっすぐになるように膝に力を入れる
   両脚が閉じるように内ももを鍛える

   実はこういう努力をすることが理想的な体になるどころか、
   かえってガチガチの体を自ら作り出す原因になっています。

え~~~ん、私、まさに上記の努力をしてきました。
でも、著者が言うには、
p.30 きれいな姿勢になれるように、「意識して」「力を入れる」
   この時点で、既にからだは無理をしています。
   つまり「頑張らないとその姿勢になれない体の状態」なわけです。

p.31 一見姿勢が良さそうに見えても、腰痛や肩こり、むくみなど
   不調に悩んでいる方も多いでしょう

著者は4つのタイプに分けて分析していますが、私に当てはまるのは
p.54 「隠れ」鎧タイプ
   一見体が動くように見えるので、本当は内側から動けていない
   ことに自分では気が付いていないタイプです。例えばヨガ、
   ピラティス、ダンス、スポーツなどで体を動かす頻度が高い方や、
   インストラクターなど美容のプロにも多く見られます。

   実は、からだの内側が硬まって動かなくても、訓練することで、
   本来動くべき部分とは別の箇所で「代替」させて動かしているのです。
   例えばヨガのポーズをする時、関節や体の内側から動けなくても
   力技で見た目は同じポーズを「つくる」ことができるのです。
   このタイプの人は怪我もしやすいです。一見、体が柔らかくて
   動けるけれど、病気や怪我に悩まされている人が多いのです。

   体を緩めて整え、余計な力を抜くことから始めましょう
  
73歳にしては驚異の<柔軟性&体力>を誇ってきた私ですが、
年が明けて、急にそこここに痛みが出て、慌てていたところです。
なぁるほどね~、と思いつつ、バレエの難しさを噛みしめています。

ところが、じゃあ実際にどうすればイイの?というと、
結構易しい動きで、バレエ整体や自力整体の動きに似ていたり・・・・・
ちょっと拍子抜けでした。

具体的には、
p.74~ ①基本のお尻歩き(骨盤を前後左右に動かす)

p.78 ②肩関節クルリ(手首の逆手捻り)

p.82 ③肩甲骨グルグル

p.86 ④お尻グリグり(テニスボールで中殿筋ほぐし)

p.88 ⑤じんわり足首のばし
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

つまずかないカラダの動かし方   林 泰史 (監修)   2019/8

2021-11-21 05:50:28 | 図書メモ


表紙の副タイトルは
「80歳現役医師が教える!」の言葉。著者の経歴は、
2002年~2013年?東京都老人医療センター病院長、
老人医療総合研究所所長、東京都リハビリテーション病院院長を歴任。

高齢者の体操グループに指導に行くときは、
参加者に「やる気を起こすための、恐い話や美味しい話」が必要で、
こういった本(高齢の専門家が解説している)が役に立ちます。

p.92 使わない筋肉はたちまち脂肪に!
   内臓でも筋肉でも、使わないでいると、どんどん衰えていきます。
   (中略)筋肉を使わずにいると新しい筋肉細胞をつくることなく、
   もともとあった筋肉細胞まで、脂肪を蓄える細胞に変えてしまう!

あ~、恐ろしい!筋肉が痩せ細るだけでなく、セルライトが増えるって!
この事実を知るだけで、運動しなきゃ!って思いますよね。
著者のお薦めはp.96~
   ①かかどドシン落とし(ふくらはぎと骨に効く)
   ②スローな足の後ろ上げ(腰を鍛える)
   ③スロースクワット(太股を鍛える)
   ④足指じゃんけん&タオル(足裏を鍛える)
   ⑤ドローイン呼吸法

もう言い尽くされてきた、御馴染みの運動ばかりですが、
簡単なイラストで、やる気が起きます。
②の「足の後ろ上げ」はバレエのアラベスクに通じる難しい技ですが、
このように簡単にすることもできます。


   
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

過活動膀胱 あなたのその症状、もしかして?   横山 修・著  2017/9  

2021-11-20 05:36:38 | 図書メモ


最近、トイレが近い・・・・ 日々の体操で、フツーより若い
つもりでも、やっぱりトシは歳 (-_-;)

で、何か不安を感じたときに図書館に行くと何冊も
関連図書が並んでいて、選り取り見取りなのが嬉しいです。

p.14 日本排尿機能学会の2003年の調査では、
   「40歳以上の女性であれば、10人に1人は
   週に1回以上切迫性尿失禁を経験している」計算になる

p.18 (にもかかわらず)医療機関を受診している女性は、
   わずか7.7%しかいません。
   (中略)過活動膀胱は、適切な治療をすることで症状を
   軽減することができます。健康な生活をするために
   ぜひ受診してください。

p.21に<過活動膀胱症状・質問票(OABBS)>があり、
自分がそれに該当するのか否かを判断できます。

p.67には対処法があります。
   ⓪排尿日誌をつけて、自分の最大膀胱要領や、回数・
    間隔を確認する

   ①尿意を我慢する
   ②我慢する時間を延ばしていく
   ③根気よく続ける

そもそも正常な排尿って?
p.94 個人差はありますが、1回の排尿量は200~400㎖、
   1日に腎臓でつくられる尿の量は1000~1500㎖で、
   1日の排尿回数は4~7回(排尿の間隔は3~5時間)です。

ひェ~~っ、1日に4回しかいかない人も居るの~~??
私は最低8回は行っているので、やっぱり頻尿か?
で、日常生活に支障が出ているわけではないけれど、
「思い立った時に情報を仕入れて、打てる手は打っておく」のが
私の主義です。

で、とりあえず、回数を記録し、
今までは<行き放題>だったトイレを<少し我慢>モードにして、
7回/日に抑えられるかどうか、トレーニングしてみます。




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

勝間式 ロジカル 不老長寿   3  高齢者差別と対策

2021-09-24 05:49:58 | 図書メモ


p.168 普通に老化が進むと、考え方の柔軟性がなくなったり、
   あるいは行動が遅くなったり、頑固になったりします。
   また、新しい技術や変化についていけなかったりと、
   さまざまな弊害が起こりがちです。

p.169 私たちは、高齢になった人とあまり付き合いたくないと
   直感的に思うのは、見かけが死へのイメージを喚起
   しやすいのと同時に、自分たちと価値観やセンスが合わない
   のではないかということ

上記に関する勝間式対処法は、
p.170 身体だけではなく、精神状態を老化させないこと。
   若い世代との社会的なつながりをしっかりと保つこと。
   (中略)
   ファッションについて勉強し、今のトレンドについていく
   さまざまな価値観に対して敏感である

   さらに社会的に仕事を続けられるかどうか

私は「運動が好き」だったせいで、身体能力は高い方です。でも、
興味の対象が非常に狭く、マニアックなので、ファッションは苦手。
今日着るモノを考えたり、組み合わせを工夫する時間は無駄と思い、
モノトーンで同じデザインの服ばかり来ていました。

でも、「高齢になったら、ある程度キレイな色で自分を補うのよ」と
教えてくれた若い人が居て、少しはお洒落に時間を割き始めています。
勝間さんが言うように、ズバズバ助言してくれる若い友人のお蔭で、
今年は
●機能的なファウンデーションを導入(プロの助言で、見た目は改善)
●リンパマッサージでセルライト退治(二の腕だけは苦戦中)
●フィットネスジムを山の手にチェンジ
などなど、色々な変化が起きて、若返った気がします。

経済学者さんのお薦めを全てを取り入れることはできません。が、
世の中の流れを知り、魅力的な様々な生き方に触れることの大切さを
学ぶことができるので、ブログ読者の皆さんにもお勧めしたい本です。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする