
Diamond Headから見るワイキキの浜辺

健康つくりや介護・高齢化に関する読書が多い私ですが、
たまには、こんな本も読みます。そして、
標題の本に面白い記事を発見。メモしておきます。
P.49 2013年6月1日パリ発共同電。
共同通信パリ支局の記者が書いた記事で、地方紙を中心に
掲載されました。それによると、
国連の人権条約に基づく拷問禁止委員会(ジュネーブ)が
対日審査に関する勧告を発表し、
「政府や公人による事実の否定、
元慰安婦を傷つけようとする試みに反論するよう」
日本政府に求めたというのです。
さらに、「過ちを繰り返さないために、
教科書への記述などで周知するように」とも勧告したというのです。
あれ、あれ、自民党は、
現在の日本の教科書に従軍慰安婦の記述があることはけしからんと、
削除させようと動いていたはずですが、国連の委員会から、
「教科書への記述などで周知するように」と勧告されてしまったのです。
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P.50 それだけではありません。実は2013年6月にイギリスで
開かれたサミット(主要先進国首脳会議)での議題の一つに
「戦時の女性に対する性暴力」が入ったのです。
このテーマを決めたのは同年4月の
主要8ヶ国外相会議の結果について、イギリスのヘイグ外相は、
「紛争時の性暴力の問題は、最も無視されてきた課題であり、
私たち世代が状況を変えねばならない」と述べたというのです。
(毎日新聞4月12日付朝刊より)
この会議では、「レイプや性暴力の訴追のため国際的な調査基準を作る」
「紛争時の性暴力について恩赦はしない」ことなどを決めたそうです。
世界の動きは、かくも「女性の人権を守る方向」なのに、
日本政府、そして都議会の自民党など、
自浄能力のない、前時代的な議員達の「恥ずかしい暴言・野次」が
もみ消されてしまう情けなさに涙が出そうです。
SENZOKU-IKE散歩グループのインテリおじさん達の間でも、
「戦争中はどこの国でもやっていたことなんだよ」という言葉が聞こえ、
私は戦慄を覚えたものです。
P.51 歴史の評価には二通りあります。
「当時は仕方なかった」と、当時の状況を分析することです。
もうひとつは
「現在の価値観から見て許されるかどうか」を評価することです。
「当時は仕方のない事情もあった」という評価は、
歴史家が論じるべきことです。
「仕方のない事情があった」にしろ、それで被害を受けた人や、
その子孫がいる場合、現代に生きる政治家が、
それを肯定的に語るわけにはいかないのです。
現代に生きる世界各国の政治家たちは、現在の視点から
歴史を断罪します。そのとき、歴史家でもない政治家が、
「当時は必要だったことは誰でもわかる」と発言すると、
猛反発を受けるのです。
近代史、現代史については学校では教わらなかったし、興味もなかったので
不勉強のままでしたが、色々学ぶ必要を感じています。