今日は飛行機用のブラウスです。
アニマル・プリントが大流行だった頃、20枚くらい縫いました。
全てモノ・トーンで、同じ型紙で、チャイナ・カラーです。
何故?って、……
この襟型だと、胸の正面に老眼鏡をかけられて、
すぐに取り外せます。
厚地なのでアイロン不要。組み合わせを考えなくて良い。
喉元の鍵ホックだけで、他のボタン、ファスナーなどが不要。
つまり、究極の不精のために、えらく難しいチャイナ・カラーに挑戦し、
悪戦苦闘していました。
そんなISASの現役時代、突然、洋裁の達人が現れて、
「よくそんなブカブカの型紙で我慢してるわね。」と、
プロ仕様のパターン計算を教えてくださったのです。
彼女の言う通りに型紙を作り、手順通りに縫うと、
バッチリ楽に綺麗に仕上がるので、
このブラウスも、何年も着た後だったのに、身頃までほどいて
全部作り変えたのでした。
昔、さだまさしさんの「最終案内」という曲で
<搭乗手続きの最終案内が終わったら腕時計をはずす>という場面が
ありました。
私も搭乗する日のウエアはこれに決めていて、
30年以上同じスタイルで寛いでいます。