1/12から何回かに分けてご紹介した、豊川月乃さんの本です。
今回は「美人養成専門学校 48の教え」からのメモです。
P.22 一瞬で表情に魂を込める技
鏡を見ながら、鏡よりもさらに50cm奥くらいの位置に
目のフォーカスをグッと絞り込んでみましょう。
そうすると目に力が宿ります。
(中略) この状態でずっと人と話していては、
相手は気が気ではありません。緊張してしまいます。
ですから、グッと力を入れて相手を見たあと、
今度はフッと力を抜いて、ふわっと相手の全体を見るようにするのです。
この力をグッと入れる、抜くということを繰り返すことで、
表情にニュアンスが生まれるのです。
ステージでは、一人の人を見つめないで、
客席の一番奥の方に、漠然と焦点を持っていき、
「この劇場全体に私の気持ちを、、
いえ、劇場の壁を突き抜けて、永遠に広がる地の果てまで、
この<私が伝えたい「愛」とか「美」を届けたいの!>という見方をします。
<言うは易く、行なうは難し>ですが、
色々な表現法を知ると、少しは理解が進みます。