副題は「間違いだらけのウォーキング常識」
著者は 夏嶋 隆(動作解析専門家・メディカルトレーナー) 2017/4
いやぁ、年の瀬になって、素敵な本に巡り合いました。
私も一応、体の研究家なので、小松美冬さんの講習会に出たり、
最近話題になっている本は読んでいるので、情報としては色々知っています。
が、より深い説明に、「やぁっぱりね~」と納得です。
P.126 夏嶋先生の理論はシンプルで、
怪我した箇所ではなく、なぜ怪我したかを突き詰める。
「膝が痛い」という患者の膝だけを見ず、
なぜそのような痛みが膝にあるのかを動作解析していく、
そのような考え方・・・
(現役のプロサッカー審判員・家本政明氏によると)
夏嶋先生の言っていることは、解剖学や運動生理学など
学問が中心です。
学問は絶対解に近いと思っていて、普遍的だと思っています。
夏嶋先生は動作解析のプロで、
ずば抜けた観察力を持っています。
物事を多面的にとらえて仮説を立て、
優先順位をつけてトライをしていく。
経験則で整理もして、適切な判断を瞬時にしていく。
それは、観察力や学問のベースがあるからできることです。
このような考え方が好きです。