
私の母は大正13年生まれ。5月の誕生日を迎えれば92歳になります。
本人は「こんなに長生きするとは、思ってもいなかった」そうですが、
いつの間にか、<かなりの人が、長生きする時代>になったようです。
2002年に父を見送るまでは、「何事も、夫の言うなり」の人で、
私にとっては、<最も、なりたくないタイプ>でした。
何が嫌かって・・・・
1.自分で物事を決められない
2.自分の意見が無い
3.人から色々言われたくないので、目立たないように暮らす
現在の私を知る人は、
<完璧な反面教師>だったのですねぇ・・・・ と溜息をつきます。
それはさて置き、
<父亡き後>は、彼女も自分で決定する立場になりました。
が、歳は既に78歳。
初期のアルツも始まっていて、
日常生活は困らないけれど、重要な判断はできない状況でした。
一番困ったのが、詐欺師のカモになることです。
一軒家に一人で住んでいると、
下水修理業者(?)を装った男性がピンポン!とやってきて、
「お宅の下水が詰まっているから、嫌な臭いがして、近所迷惑だ」
「今なら近所に来たついでだから、安く直てあげる」
隣町の棟梁と称する男性がやってきて、
「お宅の2階の屋根瓦がずれているから、じきに雨漏りするよ」
「今ならキャンペーン期間だから、格安で修理できるよ」
などなど、次女の私が気付いただけで、この2件。
下水の方は、5000円の被害で済みましたが、
屋根の修理(?)は300万円も取られて、実態はどうだったのか???
長年住み慣れた住宅街で、ご近所とのお付き合いもあったけれど、
こういった詐欺師にとっては、格好の餌食だったようです。
この直後、私のケア・プランが始まりました。
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