こつなぎの写真ノート

身近な自然の彩りを楽しみながら

昨日の満月と月光彩雲、そして今日の朝焼け、2019年1月

2019-01-22 | 月、月光彩雲

それほどの目的はないが、小生はしばしば月にレンズを向けたくなる。多分、中学生であったときに、自分でレンズを磨いた自作の屈折式望遠鏡で初めて月面を眺めたときの感動が、いまだに脳裏に焼きついてからかもしれない。

さて、昨夜は月齢15.1の月が、大きな字体の本を読めるほどまでに輝く時間帯があった。時間帯と書いたのは、上空が雲で覆われることが多かったからである。

画像は望遠190 mmで撮ったものをトリミングした結果である。毎回のことながら、輝いているとの質感を失わずに月面でのクレーターなどをはっきりと写し撮ることで苦戦する。手持ちの道具は、70-200 mm のズームレンズとデジイチ(2,100万画素)である。


さて、23時頃には上空が雲で覆われたが、月は依然として存在感を保っていた。今宵の月の輝きはスーパームーンのそれに近いかなと思いつつ、シャッターボタンを押した。

 

彩雲の美しさに感動して

僅かの間であったが、月光による彩雲が現れた。果報は寝て待てと言いたいが、画像は防寒着を身にまとって冷たい外気に何回か触れた結果である(寝られずに)。

 

彩雲の美しさで満腹となり、上空の雲が翌朝、朝陽に染まるだろうと予想することを失念した。目覚めてから、ふとそのことに気付き、なんとか上空での朝焼けを撮ることができた。しかし、市街地上空での彩りが眺められる、いつもの展望台に向かう時間的余裕はなかった。この頃は、身体を寒さに慣らすなどの準備をして行動することにしているからだ。ともかく残念である。年に数回もないほどの朝焼けを撮り損なったことに対して、思い浮かびそうな決めゼリフは「ボーッと生きてんじゃねーよ!」、「二兎を追う者は一兎をも得ず。」とか「覆水盆に返らず。」であろうか。

上空と南方向


東方向での彩り


朝焼け色が褪せた頃。この後、上空は灰色の雲で覆われた状態であった(最終的は、晴天)。


 

 

 

撮影、1月21日(月)、22日(朝焼け)