小谷久美子 ピアノ音楽教室

松戸市新松戸にある 小谷久美子ピアノ音楽教室 講師 小谷久美子のブログです。
教室の紹介、レッスンでのこと、ほか色々と♪

ライオン~25年目のただいま

2017年04月10日 | 映画


 


 2017春、いい映画を立て続けに観ちゃってます。


 このライオンはあまりマークしていなかったのですが、今日たまたま時間が空いたので、
 軽~い気持ちで観に行ったのでした。

 超おすすめします。

 
 インドで迷子になった5歳の少年が、オーストラリアに養子に行き、25年後にGoogle Earthで
 実家を探す…

 簡単に言えばそうなのですが、全然そんなもんじゃないです。

 実話です。
 本編の最後に、このタイトルの意味が明らかになります。
 最後まで観ないと絶対わからないです…!
 
 仲がとても良く、大好きなお兄ちゃんとはぐれ、停車中の回送列車で眠り込んでしまったサルーは、
 1600キロも離れた見知らぬ土地へと運ばれてしまいます。
 同じインド内でも言葉が全く違って通じず、大変な苦境に陥ります。
 騙され、連れ去られそうになったり、苦労を重ねながらも強く生き、孤児の施設に入ることになります。
 この幼少期のサルーが本当にかわいい そして強くたくましい
 
 その施設での生活の中で、紹介されたオーストラリア人夫妻に引き取られ、養子となります。

 養母役のニコール・キッドマンが素晴らしい
 サルーと、のちにもう一人迎えた養子の息子を心から慈しみ愛して育てます。

 メルボルンの大学に進み、恋人もでき、この上ない幸福にありながらも、心にぽっかり空いた25年の
 空洞、幼い記憶の残像が日増しに彼を捕え、苦しめます。
 サルーは恋人とも別れ、自室に引きこもり、ルーツを探すGoogleの旅を始めます…



 以下、ネタバレですので観る予定の方は読まないで




 本編の最後に、実際のサルー、養父母、実母、再会の写真や映像が流れるのですが、
 もうそこで改めて大号泣です

 養父母への愛、実母への愛、義兄弟への愛、全てが本当で、自分のこれまでの人生で育んできた
 証なのだと気づく。

 一つだけ、本当に悲しいことがありましたが、サルーはやっと前に踏み出せるでしょう、と
 思わせてくれました。


 たま~に急きょ部活が中止になって、思わぬ時間に帰宅する息子に、「え もう
 帰ってきたの」と言ってしまう自分を深~く反省した私でした…