9日夕、少し雲が切れかかっていたので、、
を見たところ、午後10時過ぎ頃から雲が薄くなる予想。
からぶり覚悟で、冷え込んで凍結する前に裏口付近の除雪を済ませておきました。
ただ0時過ぎには雲に覆われる予報だったため、今回は比較的取り回しの楽なNFD400mmレンズを選択しました。
(頭でっかちのレンズのバランスをとるためウエイトを縛りつけてあるため、重量は反射鏡筒R200SSとほぼ同じ)
限られた時間内に狙えるのは1対象ということで、先日の「コーン星雲」つながりで「クリスマスツリー星団」を中心に撮ることに決めました。
今回はGPV気象予報はかなりあたっていて、午後10時半ころから撮影開始。
最初の1枚は10分露光でしたが、カメラモニターでは真っ白で飽和が心配だったため5分露光に変更して撮影しました。
結局、途中雲による中断もありましたが0時半ころまで撮影する事ができました。
この夜の透明度は3(5段階評価)程度で6日夜よりはましで、その分放射冷却で-6℃くらいまで冷え込みました。
「クリスマスツリー星団 周辺」(いっかくじゅう座) 2013. 2. 9 22h37m~ Canon NFD400mmF2.8(手製絞りF4) 600sec×1枚 300sec×11枚 ISO1600 SEO Cooled60D(冷却オフ) EM-200USD赤道儀 LPS-P2 FIL ガイ゛イドスコープGS-60 OrionSSAG PHDガイディング
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/20/62/362b23d5665323487e7a90a0c881808f.jpg)
(周辺部トリミング 35%縮小画像)
合計露光時間は約1時間と少な目でしたが、この時期の対象では贅沢は言えず「天体アルバム2013」の登録第2号としました。(写っている対象が小さめでインパクトに欠けるため、色を派手目にしました。)
この夜の撮影風景![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3a/ee/3e7443b17492e3623d1780812e24360f.jpg)
(望遠レンズでの撮影はアイベルのカメラ用正立ファインダーを導入用に使用しています。)
●流星か?
画像処理中に星団の中心部に流星のようなものが写っているのを見つけました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/52/58/e53b6599d1185d458e0814144f07a8d2.jpg)
コンポジット後もはっきり見えるということは、かなり明るい流星かと思ったのですが・・・・
よく見ると延長線上の右上にも同じものが。(アルバムの画像を拡大してご確認ください。)
●これがうわさのイリジウムフレア!?
イリジウム衛星と呼ばれているのは、国際企業イリジウム社による衛星携帯電話システムのために打ち上げられた人工衛星です。
このシステムは、66個の低軌道周回衛星を使って地球上全体での通信をカバーするというものです。ちなみに、当初の予定は77個だったそうで、そこで原子番号77のイリジウム(Ir)から、名付けられたそうです。
この衛星にはアンテナがついていて、このアンテナが太陽光を反射するような位置に来たときには、非常に明るく見られるそうです。その光度はなんと-7等。明けの明星や宵の明星の金星が-4等ですから、それよりも10~20倍も明るく見られるのです。
このような閃光現象は、「Iridium Flares(イリジウムフレア)」と呼ばれているようです。
つまり数秒から十数秒でゆっくり動きながら増光し、そしてまた同じくらいかけて減光していきます。
(
ページより )
イリジウム衛星だとしたらコンポジット後もはっきり見えるわけです。
また衛星軌道も南北の極軌道という事ですから、まず間違いないのでは。
これまで人工衛星は良く写っていましたが(今回の画像にも)、イリジウムフレアははじめてです。
(写っていても気がつかなかっただけかも?)
イリジウムフレア(と思われる)が写っていたフレーム(2月10日 おおよそ0時6分から0時11分ころ)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7d/c5/8a78f7bc2e3cdd97e33a2c23a4e7d371.jpg)
(コンポジット無しの1枚だと、こんなにさみしい画像になります。)
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「天体アルバム 2013」やっと2枚になりました。
この時期、撮影できるだけでもありがたいと思わなければ・・・。
次はいつ撮影できるのかな?
雲上(くもがみ)
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![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6c/6f/325f00ee666dcbf67cc23d59de065b7f.jpg)
からぶり覚悟で、冷え込んで凍結する前に裏口付近の除雪を済ませておきました。
ただ0時過ぎには雲に覆われる予報だったため、今回は比較的取り回しの楽なNFD400mmレンズを選択しました。
(頭でっかちのレンズのバランスをとるためウエイトを縛りつけてあるため、重量は反射鏡筒R200SSとほぼ同じ)
限られた時間内に狙えるのは1対象ということで、先日の「コーン星雲」つながりで「クリスマスツリー星団」を中心に撮ることに決めました。
今回はGPV気象予報はかなりあたっていて、午後10時半ころから撮影開始。
最初の1枚は10分露光でしたが、カメラモニターでは真っ白で飽和が心配だったため5分露光に変更して撮影しました。
結局、途中雲による中断もありましたが0時半ころまで撮影する事ができました。
この夜の透明度は3(5段階評価)程度で6日夜よりはましで、その分放射冷却で-6℃くらいまで冷え込みました。
「クリスマスツリー星団 周辺」(いっかくじゅう座) 2013. 2. 9 22h37m~ Canon NFD400mmF2.8(手製絞りF4) 600sec×1枚 300sec×11枚 ISO1600 SEO Cooled60D(冷却オフ) EM-200USD赤道儀 LPS-P2 FIL ガイ゛イドスコープGS-60 OrionSSAG PHDガイディング
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/20/62/362b23d5665323487e7a90a0c881808f.jpg)
(周辺部トリミング 35%縮小画像)
合計露光時間は約1時間と少な目でしたが、この時期の対象では贅沢は言えず「天体アルバム2013」の登録第2号としました。(写っている対象が小さめでインパクトに欠けるため、色を派手目にしました。)
この夜の撮影風景
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3a/ee/3e7443b17492e3623d1780812e24360f.jpg)
(望遠レンズでの撮影はアイベルのカメラ用正立ファインダーを導入用に使用しています。)
●流星か?
画像処理中に星団の中心部に流星のようなものが写っているのを見つけました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/52/58/e53b6599d1185d458e0814144f07a8d2.jpg)
コンポジット後もはっきり見えるということは、かなり明るい流星かと思ったのですが・・・・
よく見ると延長線上の右上にも同じものが。(アルバムの画像を拡大してご確認ください。)
●これがうわさのイリジウムフレア!?
イリジウム衛星と呼ばれているのは、国際企業イリジウム社による衛星携帯電話システムのために打ち上げられた人工衛星です。
このシステムは、66個の低軌道周回衛星を使って地球上全体での通信をカバーするというものです。ちなみに、当初の予定は77個だったそうで、そこで原子番号77のイリジウム(Ir)から、名付けられたそうです。
この衛星にはアンテナがついていて、このアンテナが太陽光を反射するような位置に来たときには、非常に明るく見られるそうです。その光度はなんと-7等。明けの明星や宵の明星の金星が-4等ですから、それよりも10~20倍も明るく見られるのです。
このような閃光現象は、「Iridium Flares(イリジウムフレア)」と呼ばれているようです。
つまり数秒から十数秒でゆっくり動きながら増光し、そしてまた同じくらいかけて減光していきます。
(
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/78/e5/9593b392e6bff2a2691c7402f1e09e04.jpg)
イリジウム衛星だとしたらコンポジット後もはっきり見えるわけです。
また衛星軌道も南北の極軌道という事ですから、まず間違いないのでは。
これまで人工衛星は良く写っていましたが(今回の画像にも)、イリジウムフレアははじめてです。
(写っていても気がつかなかっただけかも?)
イリジウムフレア(と思われる)が写っていたフレーム(2月10日 おおよそ0時6分から0時11分ころ)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7d/c5/8a78f7bc2e3cdd97e33a2c23a4e7d371.jpg)
(コンポジット無しの1枚だと、こんなにさみしい画像になります。)
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「天体アルバム 2013」やっと2枚になりました。
この時期、撮影できるだけでもありがたいと思わなければ・・・。
次はいつ撮影できるのかな?
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