雲の上には宇宙(そら)

 雪国越後にて、30年ぶりに天体写真に再チャレンジ!

東京雪なら、・・(その3 M81ねばってみたけど)

2013年02月10日 | 天体写真(系外銀河)
東京が再び雪で混乱か?という6日の夜、そんな日なら雪国でも星が見えるとの経験から徹夜しました。

いっかくじゅう座「コーン星雲」撮影中の0時半ころ、完全に雲におおわれ撮影中止。
ここで撤収すべきかの判断のため、 を見たところ、3時過ぎに雲が薄くなる予想。

機材は零下2度の屋外にそのままにし、ひとまず茶の間で仮眠する事にしました。(このへんは自宅撮影ならでは)

目覚ましもかけていないのに、3時ちょっと過ぎに目がさめ、外に出てみると・・・

( 凍りついたカメラ・・・これがほんとの ”冷却デジカメ ” )

空の方は・・・、かろうじておおぐま座の”ひしゃく”が見える。
次のねらいは、おおぐま座の渦巻きの美しいM81銀河
これまでは隣の特異銀河M82とペアで撮影してきたが、今回はf=1500mmの長焦点でM81を単独に狙う。
空の状態が良ければ、M82も撮ってモザイクでつなぐ作戦だった。

まだ撮影できるような空では無かったが、ピントの再確認、M81の導入、キャリブレーションと撮影準備を進めた。
その結果、肉眼ではかろうじて星が見える状態で3時半頃から撮影を開始した。
(こんな空でも、オートガイダーのOrionSSAGはガイド星を追尾している。・・・エライッ!


(全部で10分露光10枚撮影したが、使えそうなコマは4枚ほどしか無かった。)

結局 雲が薄くなったのは5時少し前、薄明開始の25分前だった。
それでもまた雲がかかってきたりで、最後に撮影終了したのは薄明開始から20分も過ぎていた。(薄明開始は5時16分)
当然コンポジットに使えるコマは少なく、薄明でカブリ始めたものも入れて4枚しかなかった。

M81銀河 クローズアップ(おおぐま座)距離約1200万光年 2013. 2. 7 04h49m~ R200SS+純正エクステンダ(合成f=1500mm) 600sec×4枚 ISO1600 SEO Cooled60D(冷却オフ) EM-200USD赤道儀 ガイ゛イドスコープGS-60 OrionSSAG PHDガイディング

(トリミングなし。 35%画像縮小で掲載  右が北の方向)

まったくの露光不足、薄雲・薄明によるコントラスト不足、・・もう、画像処理でどうこうなるレベルではない。
ちなみに、以前R200SS単体(f=800mm)で撮ったもの(右側の画像)と比較しても、

画像面積で約1/4のものにも負けている。
(前に撮影した全体画像は  を参照ねがいます。)

ただM81はこれからも撮影の機会はあるので、もう一度リベンジしてみたい。

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昨夜は2時間程度でしたが、雲が薄くなり
「クリスマスツリー星雲」をNFD400mm(ヨンニッパ)レンズで
撮影できました。
画像処理が済みましたらブログ掲載いたします。


雲上くもがみ

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コメント (6)
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