雲の上には宇宙(そら)

 雪国越後にて、30年ぶりに天体写真に再チャレンジ!

東京雪なら、・・・(その2 コーン星雲クローズアップ)

2013年02月09日 | 天体写真(星雲・星団)
東京が再び雪で混乱か?という6日の夜、そんな日なら雪国でも星が見えるとの経験から徹夜しました。
夜10時前には『馬頭星雲(オリオン座)』を撮影。
(  を参照願います。)

露光時間10分の4枚目あたりから薄雲がかかりだし、高度が30度ちかくまで下がった8枚目で撮影を断念しました。

その後、予定していた『コーン星雲(いっかくじゅう座)』の撮影準備にはいりました。
馬頭星雲と緯度が10°くらいの差だったので、キャリブレーションを省略しPM11時半頃から撮影を開始できました。
(*キャリブレーション・・・・自動で星を追尾させるため、事前にモータの動く量・方向をおぼえさせる事)

『コーン星雲』は2年ほど前にR200SS(f=800mm)で撮影していました。
2年前のコ-ン星雲(いっかくじゅう座)距離約2600光年 2010.12.10 R200SS(f=800mm) 180sec×21枚 ISO1600 KissDX(SEO-SP2) EM-200USD赤道儀 ノータッチガイド

(下側中に見える黒く盛り上がった部分です。この一帯は『クリスマスツリー星団』とも呼ばれます。(逆さにして見てください。)この日スマートガイダーがこわれたためノータッチガイドで撮影しています。

今回は、R200SS+純正エクステンダで合成f=1500mmの長焦点で『コーン星雲』のクローズアップを狙ったのですが・・
撮影中ずっと薄雲がかかり、10分露光7枚目にはすっかり雲におおわれてしまいました。
そんな中で、6枚をコンポジットしたものが次の画像です。
(*コンポジット・・・・デジタル画像を何枚か重ね合わせ、平均化する事によりノイズの少ない画像を得る画像処理)

コ-ン星雲 クローズアップ(いっかくじゅう座)距離約2600光年 2013. 2. 6 23h31m~ R200SS+純正エクステンダ(合成f=1500mm) 600sec×6枚 ISO1600 SEO Cooled60D(冷却オフ) EM-200USD赤道儀 ガイ゛イドスコープGS-60 OrionSSAG PHDガイディング

(トリミングなし。 35%画像縮小で掲載)

いろんな悪条件が重なったため、同じ機材で31日に撮影した『かに星雲』には遠く及びませんでした。
←「かに星雲」の画像はこちら

今回のステライメージでの画像処理でも、スターシャープ」で、”なめらかに は有効でした。
(1)処理前


(2)スターシャープ 処理中


(3)スターシャープ 処理後


    *設定パラメータは 星像の大きさ:0.7  しきい値:10 %  半径:7ピクセル    でした。

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この日は、設営したまま雲が晴れるまで仮眠し、明け方におおぐま座の
渦巻き銀河M81を撮影しました。
薄明後を含め3・4枚しか撮れなかったので、こちらも期待はしていません。

雲上くもがみ

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