雲の上には宇宙(そら)

 雪国越後にて、30年ぶりに天体写真に再チャレンジ!

”カニ”というより、脈打つ心臓

2013年02月03日 | 天体写真(星雲・星団)
31日、冬の雪国に訪れたつかの間の晴れ間。(ほんとに貴重です!)
南天に低いNGC1300棒渦巻銀河のあとに撮ったもう一枚。

超新星残骸 M1かに星雲(おうし座)

(撮影DATAは画像下ラベル参照)  ラベル記載外の撮影DATA: 撮影時刻 21h47m~23h34m LPS-P2FIL GS-60Sガイドスコープ OrionSSAG+PHDガイディング

ご覧のとおり「天体アルバム2013」 認定 第1号となりました。
(「天体アルバム2013」とは・・・現在の自分の機材、スキルから満足できた作品にはラベルを付けてアルバムにしております。)
・・・去年の「天体アルバム2012」 はこちらで見ることができます

自分で言うのもなんですが、R200SSデジ一眼でここまで撮れるようになりました・・。(感激にひたっております。)
2年前には、同じR200SSでもここまでしか撮れなかった。(エクステンダは使っていませんので f=800mm )
(クリックで拡大)


今回の記事のタイトルは、家内に自慢げに「かに星雲」の画像を見せたところ、
『 ”かに”というより、心臓みたいで気味が悪い! と言われたことからだっだのですが・・。

そういえば、見かけだけでなくこの星雲には 脈打つものがありました。
かにパルサー・・・1054年の超新星爆発で元の星が圧縮されて中性子星となり、今も1秒間に約30回転しながら電磁波で「かに星雲」を輝かせているという。

下の画像はハッブル宇宙望遠鏡とチャンドラX線観測衛星によるかにパルサー


同じ範囲をわたしの撮った画像から同定してみると・・・。


まさか、「かにパルサー」が写っているとは!うれしい想定外です。

M1かに星雲のガイド星図(再掲)⇒ (クリックで拡大し、ダウンロードしたものをA4x2枚印刷)


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思いもかけず、真冬の雪国で撮影ができました。
今回の撮影にあたっては十分なバランス調整をおこなった事が
成功した理由だと考えています。
お待たせしている「それでも星はながれる(オートガイド 対策編)」
の中でその辺のお話をさせていただきます。

雲上くもがみ

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コメント (6)
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