雲の上には宇宙(そら)

 雪国越後にて、30年ぶりに天体写真に再チャレンジ!

10月定例展示作品募集(テーマは、お隣の銀河M31,M33)

2013年10月21日 | みんなの宇宙(そら)
みんなでつくる「みんなの宇宙(そら)写真館
これまでの展示については、
カテゴリーみんなの宇宙(そら) よりご覧いただけます。

お待たせしました。
10月の展示テーマは秋の定番アンドロメダ大銀河M31さんかく座の銀河M33です。
どちらも、私たちの所属する天の川銀河のお隣さんになります。
( 画像は Mitaka Plus より )
Mitakaについては を参照願います。

特にM31は肉眼でも見える事から、昔は「アンドロメダ大星雲」と呼ばれ
天文マニアでなくても名前の知られた天体でした。
冬の北天星野 DATA:2008/12/19 TAMRON17-50mmF2.8(f=17mm絞りF5.6) 180sec×4
ISO1600 kissDX(SEO-SP2) タカハシ90S赤道儀 ノータッチガイド
M31は大きく明るいため、広角レンズでもその姿が確認できます。


■ アンドロメダ大銀河 M31 (アンドロメダ座)
( EF100mmF2.8(絞りF4) 2007/11/9 3分×5枚コンポジット)
望遠レンズで、よりはっきり写し出すことができます。

( NFD300mmF2.8(絞りF4) 2011/ 10/29 5分×10枚 11/26 5分×12枚コンポジット )
更に焦点距離の長い望遠レンズで、総露光時間約2時間。

( VixenR200SS(f=800mmF4) 2009/9/17 2分×24枚コンポジット )
口径20cmの反射望遠鏡で撮ると、銀河の全体が収まらないほど大きく写ります。
銀河中心核の左に見える楕円銀河はM32、右下に見えるのはM110
二つともアンドロメダ銀河M31の伴銀河です。


■ さんかく座銀河 M33 (さんかく座)
( NFD300mmF2.8(絞り開放) 2008/12/19 2分×9枚コンポジット )
M31アンドロメダ銀河に比べ、規模が小さい上に遠いため、写すのはかなりやっかいになります。

( VixenR200SS(f=800mmF4) 2009/9/21 2分×30枚コンポジット )
口径20cmの反射望遠鏡で撮ると、銀河がちょうど良い大きさで収まりますが、
銀河の腕の外周部は非常に淡く、写すのは暗い空でないと・・


ご覧のとおり、今回のテーマは見かけも大きく明るめなのですが、
意外にのっぺりして、色もどちらかといえば地味なほうです。
皆さんがこのやっかいな対象をどのように撮っておられるのか、
いろんな機材でのM31M33の姿を募集いたします。


初めての方は最優先で掲載いたします。(景品は出ないんですけど・・)
応募方法はこちらをごらんください。

展示は10月30日(水)頃を予定しております。

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投稿画像の部』 ブログをお持ちでない方の参加お待ちしています。
まずは、右サイドバー下の「メッセージ」(非公開)にてご一報ください。
ブログ参加の部』 より多くの画像を求めて、皆さんのブログにもおじゃまします。
良い画像を見つけたらお願いにあがりますので、そのときはご快諾を。

みんなで作る 「みんなの宇宙(そら)」写真館。
コンテストでは無く、展覧会 です。
参加お待ちしています。 雲上 くもがみ
是非、展示参加と、ご支援の1クリックを。
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A3+A3= A2サイズで展示するぞ。の話

2013年10月19日 | 天体写真よろず話
ブログを始める前は、撮った画像を見てもらうには
プリントアウトするしかありませんでした。
今でも展示用にプリントする事はありますが、回数はめっきり減っています。

今年も「星のふるさと館」に私の撮った写真を展示していただいていますが、
思い起こせば「第1回 星の文化祭」に出品したのがご縁でした。

現在展示中の様子 ( プリントしたものをお渡しするだけで、展示はおまかせです。)

・・
第1回 星の文化祭 2011.11・・・・・・第2回 星の文化祭 2012.11

第1回文化祭に展示用の作品を持ち込んだ時に気になったのが
A4サイズでは展示には小さすぎるという事。
そこで、エプソンのA4インクジェットでプリントしたものを2枚つないで展示していただきました。
その後プリント時に縦縞ノイズが出るようになったため、
昨年9月にA3プリントができるものに買い替えました。
あまりに本体がでかかったので、故障時を考え箱を残してあります。

当然、その後の展示はつなぎ合わせなしで、A3サイズで行っていたのですが・・
先日、HOSOYAさんから、
第3回 星の文化祭 」の案内をいただきました。
そこで今年も2,3枚写真の出品をさせてもらおうと思ったのですが、
できれば今年はモザイク撮影した写真もあるので、もっと大きなサイズでと考えました。
となれば、A3+A3=A2サイズがすぐ浮かびました。
やってみました。
A4サイズ4枚分の大きさになり、少しは見栄えがしそうです。

ちょうど、ホームセンタに行ったらA2サイズのポスターパネルが在庫セール。
3枚買ってきて、入れてみました。
奥は市展応募用に、1万円近くかけて作ったのに応募できなかった全紙パネル。
A3+A3で、全紙サイズより一回り大きく見えます。

A2サイズ 分割印刷方法
当然A3サイズの印刷が可能なプリンタが必要ですが、
適当にやると白枠が出たり、うまくつながらなかったり。
A3ともなれば失敗したときの紙代やインクの消耗もバカになりません。
以下は、私の行っている手順で、
Canon igital hoto rofessionalを使って印刷しています。
 

手順 1. 完成時のA2サイズの比率でトリミングして保存する。
D.P.Pメニューの ツール[ トリミング/角度調整ツールを起動 ] より。
* 通常は縦・横比は √2 ですが、念のためペーパーの袋に記載されている用紙サイズで確認します。

手順 2. A判縦で左半分を印刷範囲に指定。

手順 3. A3用紙で ”フチなし全面印刷”を実施。
* 実際に印刷されたものは、指定した印刷範囲よりわずか小さ目の筈。
再度D.P.Pのトリミング画面を表示し、その差を把握します。

手順 4. 残った右側の印刷範囲を指定する。
元の指定位置から右にドラッグすると、元の範囲が薄く残るのでそれを参考に位置決めを行う。
指定範囲は、真ん中より少し(印刷されなかった幅の2倍)左方向とする事。
(* 実際にやってみたところ、多少の誤差があっても完成時あまり目立ちませんでした。)

手順 5. A3用紙で ”フチなし全面印刷”を実施。


この手順は A4+A4=A3サイズ 作成時も全くおなじです。

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以前、朝の散歩で火打山が初冠雪した姿をお見せしましたが、
昨日の朝の散歩では、隣の焼山も一緒に
はっきりと積雪が確認できました。

あとがありません。次の新月期は是非晴れてほしいものです。

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三度目の正直? ビクセンギャラリー入賞しました。

2013年10月18日 | 天体写真よろず話
ここまでのところ、散々でした。

では
応募者が少なく、抽選でも入賞するかと思ったのに落選 し、

では、
1万円もかけてパネルを作ったのに、応募拒否 でした。

そんな訳で、とても「実はまだビクセンギャリーへの応募があるんだ。
なんてブログに書ける心境ではありませんでした。
2度ある事は、3度ある。 倍返しだ!(最後の言葉は脈絡がなく意味不明)

でも、やはり気になる。
昨日ビクセンのHPを見たところ「2013秋受賞作品発表」の記事が・・
”早々落選の記事を見てスッキリしよう” と思ったのですが、
なぜか夏の入賞発表までしか表示されません。
今朝になっても状況は変わらず、
”最後は気を持たせてガックリ”のパターンかと思っていました。

そんな時、 さんから入賞を見たという吉報が。

(クリックでビクセンギャラリーTOPページへ)
*結局「最新の情報に更新」で自分でも見る事ができました。

今回は2回目の応募だったのですが、そう言えば前回も入賞を知ったのは
ふるさと館のHOSOYAさんからのメールでした。
次に応募する事があれば、誰かから吉報メールをもらうまで見ない事にしよう。

応募した画像を35%縮小したものです。


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そんな訳で、うれしい入賞でした。
ビクセンさん、ありがとうございました。
R200SSこれからも使い込んでいきます。
それにしても公表したものは落選し、
ないしょにしてたのが入賞するとは・・

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オリオンのベルト(三つ星)付近の星雲たち

2013年10月17日 | 天体写真(星雲・星団)
14日am、すばる)に続いて撮ったオリオン座三つ星付近です。
三つ星は星座絵では勇者オリオンのベルトにあたり、
オリオン座においては、まさに無いと締まらない星のトリオです。
今回はあえて北の方向を無視して、珍しいアングルで撮影しました。

撮影DATA: 2013/10/14am 01:55’~03:46’ canonNFD300mmF2.8(手製絞り F4.0)
露出 5分×16枚  ISO 1600 LPS-P2FIL Cooled 60D (気温11℃ 冷却-11℃)
EM-200USD赤道儀 OrionSSAG ガイドスコープGS-60S PHD Guiding ステライメージ7

このあとの、レグルス・火星とならんだアイソン彗星が昇ってくるまで
目いっぱい20枚も撮影したのですが、すばる)の時と同様に・・
太い電線が6枚にわたって写っていました。(そのうち4枚を除外してコンポジットしました。)

今回の撮影に使用したのはフィルム時代のキャノンのサンニッパレンズ。
現在のEOSカメラとはマウントが合わないので、光映舎の変換アダプタを使用しています。
( むろん今では私のように、中古で掘り出し物を探すしかありません。 )

手製絞りでF4相当まで絞り、ピントをバーティノフマスクで
しっかり合わせれば素晴らしい画像が得られます。

掲載した画像を、北が上になるよう部分的に切り出した画像です。
( クリックで等倍まで拡大 )

ミンタカ(δ Ori)付近の小さな反射星雲
最近はあまり見ませんが、昔は三つ星付近の反射星雲は結構人気がありました。
( 当時は赤い星雲は難物だったため? )

アルニラム(ε Ori)付近のごく淡い星雲
魔女の横顔星雲 より淡いかもしれません。

アルタニク(ζ Ori)と 火炎星雲
アルタニクのエネルギーは、残り2つの星の合計に匹敵するそうです。
( 火炎星雲は、その見た目から ”燃える木”星雲と呼ばれることも )

馬頭星雲
自分で発光できないガスと塵は、背後からの光を遮って
暗黒星雲と呼ばれるか、前方からの光に照らされて反射星雲とよばれるか。
それとも、人知れずひっそりと暗闇に潜むか。

*強烈な三つ星の輝きでゴーストが発生していましたが、
画像処理の際、力技で消し去りました。
どうやったかは、機会があれば種明かしします。

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このところ連日の更新が続いていましたが、
画像ストックが底をつきましたので、
隔日更新程度にペースを落としたいと思います。

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されば 昴(すばる)よ!

2013年10月15日 | 天体写真(星雲・星団)
略さない記事タイトルは
 ” 北極星は見えずとも、われは行く、されば昴(すばる)よぉ! ”  です。
 

「 雲上( くもがみ )のブログは前口上が長いのが、玉にキズ!
(なんかさりげなく、自分を持ち上げてない?)
と思われているような気がするので、本日は先に画像をお見せします。

(すばる)
撮影DATA: 2013/10/14am 00:05’~01:41’ canonNFD300mmF2.8(手製絞り F4.0)
露出 5分×14枚  ISO 1600 LPS-P2FIL Cooled 60D (気温12℃ 冷却-11℃)
EM-200USD赤道儀 OrionSSAG ガイドスコープGS-60S PHD Guiding ステライメージ7 FlatAide

(これから先は、興味のある方だけご覧ください。)

ついに北極星抜きで赤道儀の設置を行い、オートガイドまでやってしまいました。
( なんの話かは、10/10の 参照願います。 )

10日のオリオン大星雲及び3彗星のノータッチガイド撮影で、
もう少し据え付け精度を上げれば、オートガイドも可能との感触は得ていました。
そこで、ポーラメーターでの再設定・方位微動へ指標取り付けにより
三脚位置のマーキングをやり直しました。

13日夜は移動性高気圧の通過により晴れ予報でしたが、
上弦過ぎの月が明るく、日が変わるまで待ってから撮影に入りました。
( 頭上には太い電線が何本も )

撮影鏡筒を何にするか悩みましたが、まずは実績づくりからという事で
焦点距離短めのサンニッパレンズ(NFD300mmF2.8 手製絞りでF4 にしました。
最初に撮ったのが、M45プレアデス星団(和名”すばる”)です。

画像処理を始めて、まずショックだったのが・・
電線の影が連続8枚も写っていたのです。
電線が写る事は計算済みで、その分枚数を余計に(18枚)
撮っていたのですが、こんなに多いとは思っていませんでした。
(これまでは長い焦点距離での撮影が多かったため、写っても2,3枚だった。)

電線は東側での撮影時の避けられないハードルで、
シミュレーションも行っていたのですが・・
ステラナビゲーション9 で作成 )
電線の写り込んだ画像です。
この画像は見たことがあるような・・、バーティノフ・マスク だ!
(クリックで全体表示)

どうコンポジットするか。いろいろやってみました。
18枚全部加算平均
まだ電線の影響が残っています。

18枚 σ(1.0)除外 加算平均
電線の影響はまったくわからなくなりましたが、少しノイズっぽくなったような。
(一番期待していた処理方法だったのですが・・)

そこで、最終的に選んだ処理方法が
中央を電線通過中のものを除いて、14枚 加算平均
(いずれも、画像クリックで全体表示となります。)

いずれの処理方法も一長一短あるのですが、
今回はプレアデス星団というよりも、
すばる)の雰囲気を重視しました。


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次回はこのあと撮った「オリオン三ツ星付近」で、
あまり撮った事のないエリアで期待しているのですが、
ざっとみたら、やはり電線の影が何枚にもわたって・・

雲上くもがみ
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