雲の上には宇宙(そら)

 雪国越後にて、30年ぶりに天体写真に再チャレンジ!

まだあった、春の気になる撮影領域(こじし・しし座)

2016年03月13日 | ガイド星図22時
春の系外銀河導入Map」 は昨年作成済なのですが、
○ 系外銀河導入Map新規作成しました。
○ 春の系外銀河導入Map(その2)
○ 春の系外銀河導入Map(その3)

その後、自動導入が可能な赤道儀(EM-200 Temma2M) に更改したことから
目盛り環では導入が困難だった未作成の対象についても洗い出してみました。

今回の洗い出しに使用した「 The Night Sky Observer's Guide
天体毎に ★から★★★★★ で評価(観望のしやすさ?)しているのですが、
その中の★★★以上のものの中から 更に写真向きのものを洗い出しました
ブログではその中から、更に明るくて(10等級以上)、大き目(見かけの大きさ5分以上)の銀河を掲載いたします。

2回目は こじし座 ・ しし座 の系外銀河です。
NGC No.の若い順に掲載します。

今回の写野枠は VC200L+Red(f=1,278mm)で作成しています

左から NGC 3344(こじし) ・ 3430周辺(こじし) ・ 3486(こじし)


左から NGC 3190付近(しし) ・ 3226・3227(しし) ・ 3338(しし)

左から NGC 3367 3377(しし) ・ 3507付近(しし) ・ 3521(しし)

次回は りょうけん座 の銀河の予定です。

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やっと腰痛が回復の兆しを見せております。
午前中はストレッチも兼ねてウォーキングも。
ただ天気の方はまだ回復しませんので、機材いじりはもう少し控えます。

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まだあった、春の気になる撮影領域(おおぐま座)

2016年03月12日 | ガイド星図22時
腰をひねったのが一週間前。
すぐ養生すれば2,3日で回復したものを、その夜晴れそうとの焦りから
機材を構ったためこじらせて今日に至っています。
幸か不幸か、ずっと天候に恵まれなかったため精神的には安定状態で過ごせました。
そんな中で追加作成した「春の系外銀河導入Map」です。

春の系外銀河導入Map」 は昨年作成済なのですが、
○ 系外銀河導入Map新規作成しました。
○ 春の系外銀河導入Map(その2)
○ 春の系外銀河導入Map(その3)

その後、自動導入が可能な赤道儀(EM-200 Temma2M) に更改したことから
目盛り環では導入が困難だった未作成の対象について洗い出してみました。

今回の洗い出しに使用した「 The Night Sky Observer's Guide
天体毎に ★から★★★★★ で評価(観望のしやすさ?)しているのですが、
その中の★★★以上のものの中から 更に写真向きのものを洗い出しました
今回はその中から、更に明るくて(10等級以上)、大き目(見かけの大きさ5分以上)の銀河を掲載いたします。

1回目は おおぐま座 の系外銀河です。
NGC No.の若い順に掲載します。

今回の写野枠は VC200L+Red(f=1,278mm)で作成しています

左から NGC 3079 ・ 3198 ・ 3359

左から NGC 3631 ・ 3675 ・ 3726

左から NGC 3938 ・ 3945 ・ 3953

左から NGC 4051 ・ 4088付近 ・ 4096

左から NGC 4605 ・ 5585

次回は こじし・しし座 の銀河の予定です。

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腰痛が完治していないため、今夜晴れても撮影できません。
ただ予報では今夜も雲が出そうです。(ホッとしていたりして)
今朝起きたらうっすらと雪が、雪国の3月はまだ・・

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腰痛でもできることと、できないこと。

2016年03月08日 | それでも星は流れる
先日 腰痛をこじらせてしまい、いまだ16.5㎏の赤道儀を持ち運ぶことができません。
腰痛になるきっかけとなったのは2日夜 VC200Lで撮ったかに星雲のガイド結果。
この夜は15分露光で11枚撮ったのですが、星が止まっていてくれたのはわずか1枚だけでした。
星が流れた画像です。(星雲部分をトリミング)
黒いリングはフラット処理で取りきれなかったCCD面のホコリです
PHD2のグラフでは良好なオートガイドが行われている筈なのに・・
そんな中で なぜかましな画像が1枚だけありました。
( 画像クリックで元画像の25%サイズで全体表示 )
黒いリングは目立たたないよう補正しました

この夜の悲惨な結果を受けて、前に好結果だった記憶のある「ドン・キホーテ(改)」方式に
組み直そうとした際に腰を痛めてしまいました。
ドン・キホーテ(改)」方式のガイド鏡支持
腰に電気が走ったのは、しまっていたアリガタなどの部材を取りだそうとした時だったのですが、
痛みがあまりひどくなかったので、そのまま作業を続けたのがこじらせてしまった原因。

前回記事 で、この経過を書いたのですが、
いただいたコメントの中で、VC200L使いの先輩 いっさ さんからアドバイスをいただきました。
その要点は次のようなものでした。
ガイド鏡の焦点距離は短めの方が流れないという経験がある
VC200L鏡筒はとても弱く、先端部に荷重をかけると副鏡が位置ずれを起こす
尻重の鏡筒のバランスを取るため、ガイド鏡を鏡筒バンドからせり出すように取り付ける

たしかに鏡筒がヤワなことはわかっていたので、できるだけアリガタや鏡筒両端の鋳物部分を使う様に
改善したのが「ドン・キホーテ(改)」方式だったのですが、撮影時は先端部に更にウェイトが必要でした。
またガイドスコープもf700mmと長く、ガイド星がうまく入らないこともあったような記憶が。

そこで腰のガクガクが少し収まった昨日、手持ち機材を並べて考えてみました。
そのポイントは・・
副鏡のある鏡筒前部には荷重がかからないようにする
ガイド鏡をせり出して取り付ける事で尻重の鏡筒バランスを取る

その結果、手持ち機材で組み上げた 
「 飛び板 」 ガイド方式
マルチプレートがずれているのは 既存のネジ穴を活用したためです
NZガイドマウントを取り付けるため、30分以上かけてネジ穴をヤスリがけしてバカ穴にしました。
鏡筒を取り付けた様子です。
これでかなり重心が前に移動している筈です。
前方の鏡筒バンドに荷重がかかる事で、筒がゆがまないかという不安はアリ。
鏡筒背面から見た様子です。
左右のバランス調整は 鏡筒バンドをスライドさせる事により可能です

あとは赤道儀に載せて見て、全体のバランスの具合を見たいのですが・・
まだ腰の具合に不安が残るため、それができません。

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このところずっと天気が悪く、明日の部分日食も見れそうにありません。
こんな腰の状態ですので、星が見えないのは幸か不幸かわかりません。
おかげで 「春の系外銀河撮影Map」作りは ほぼ完了。
おもしろそうなマイナーな対象もかなりの数ピックアップできました

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ガイドはガタガタ、腰はガクガク。

2016年03月06日 | それでも星は流れる
2日の夜 新しいVC200Lのガイドシステムの検証を行ったのですが
主鏡洗浄による光軸ズレは見つからなかったものの星像が大きく流れていました。
最初に直焦点(f1800mm)で大きく流れたかに星雲の結果を受けて、
次に撮ったおおぐま座の銀河のコンビはレデューサ付き(合成f1278mm)で。

途中で雲に覆われたため15分4枚しか撮れなかったM81M82です。
 M81 & M82  (おおぐま座)
( 画像クリックで元画像の25%まで拡大表示 )
( 右が北の方向 右の銀河がM82 左がM81 )
撮影DATA: 2016/ 3/ 2 23:31’~ Vixen VC200L+レデューサ合成f=1,278mm F6.4) 露出 15分×4枚
 ISO 1600 Cooled 60D (冷却オフ)  タカハシ EM-200 Temma2M ガイド鏡GS-60S PHD2Guiding ステライメージ7
いつもならもっと派手めに仕上げるのですが、枚数不足とひどい透明度でこれが精一杯。
拡大して見ると、この前に撮ったかに星雲同様に星像が大きく移動しています。
位置合わせなしで比較明合成 (右側 M82付近を等倍トリミング)
( 画像クリックで全体画像を表示 )
15分露光4枚で星が 上(東側)から下(西側)に移動しています。
レデューサを付けてもこれだけ星の流れが目立つということは大問題です。

この夜の撮影中の様子です。
雲は目立たないのですが 薄雲で覆われているのか さえない星の輝きでした。 f17mm F2.8 30秒×6枚

昨年赤道儀を更改して以降、VC200Lのガイド精度の検証は
ほとんど行ってこなかったのですが、まさかこんなひどい結果が出ようとは・・

1日おいた4日夜のGPV予報が期待できるものであった事から、ただちに対策の検討を行いました。

これが今回撮影したガイドシステムです。
タカハシ純正鏡筒バンドにガイド鏡筒がガッチリ固定されています。
それでも流れるというのは、やはりVC200L鏡筒のタワミを疑わざるを得ません。
そこで、これまでのブログ記事の中からカテゴリー「それでも星は流れる」を読み直してみました。
その中で、もう一度検証して見る価値のありそうなのが・・
ドン・キホーテ(改)方式
検証ではVC200Lのたわみによる星の流れが一番少ないガイド方式だったのですが、
搭載重量が過大(12㎏)で負担が大きい(人・赤道儀)
R200SS鏡筒使用時に大幅な組み換えが必要
という理由から、現在の純正鏡筒バンドによる方式に変更しています。
しかし今考え直して見ると
現行ガイドシステムの重量は12.6 ㎏でドン・キホーテ(改)より重くなっている。
R200SSと共用する事自体が間違いではないのか?
構造も重量バランスも違うものを同じ方式で行う事に無理がある?

初心に帰って現行方式を見直すと、
○ 鏡筒バンドを使うためにVC200Lにとって背骨ともいえるアリガタを取り外し、
○ 更に鏡筒バランスをとるため、薄皮とも言える鏡筒前部にウエイトを取り付けている。
これでは、たわまない方がおかしい。

さっそく、4日夜の撮影に間に合わすべく ドン・キホーテ(改)への変更作業に入りました。

資材置き場の隅から外してあったアリガタなどを撮り出そうとしたとき、 腰に電気が・・

最初はさほどの痛みでは無かったため、座ってできる作業でなんとか鏡筒を組み直したのですが
終わった頃には、身動きできないほどの腰の痛みが。
鏡筒を持ち上げるどころか、立ち上がるのも困難なほどに。

幸か不幸か、4日の夜は予報が悪化して2日夜より透明度の低い星空でした。
結局まる2日近く身動きできず、家内からは「だから言ったのに・・」

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なんとか立って歩けるまでに回復しました。
それにしても4日夜に久々に星が輝いていたら拷問のようなものでした。
腰痛は何度も経験してますが、こんなに長引いたのは初めてです。
まぁ自業自得ですが。
次に星空が見える頃には赤道儀(16.5 kg)が持てるようになっているでしょう。

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天気晴朗ならずも 風弱し(ほんでもって かに星雲)

2016年03月03日 | それでも星は流れる
昨夜もGPV予報では快晴は望むべくもない雲予想だったのですが、
短い時間なら撮れるかも知れないという事で、明るい内から設営しました。
先日の丸ごと鏡洗いで VC200Lの光軸がずれたのではと気になって、
多少の雲でも検証くらいはできるだろうと考えてのことでした。

問題は夕方になっても風が強くて、VC200Lで画になるか心配したのですが、
暗くなる頃には風がおさまってきたので
明るめのかに星雲を直接焦点(f1800m)で撮る事にしました。
星雲・銀河のガイド撮影は20日ぶり。
VC200Lでのガイド撮影は昨年の7月以来です。
やはり薄雲があったようで 肉眼ではオリオンの三ツ星がわかるかどうかの空でした 30秒露光×6枚コンポジット

最初におうし座のアルデバランでピント合わせと 星像検証の10秒程度のTST撮影を行ったのですが、
周辺の星像も大きなくずれは無く、まずは一安心。(主鏡洗浄に伴う光軸ズレは無し?)
続いて、かに星雲を導入して15分露光で撮影を行いました。

 M1 かに星雲  (おうし座)
( 画像クリックで元画像の25%まで拡大表示 )
( 上が北の方向 )
撮影DATA: 2016/ 3/ 2 20:12’~ Vixen VC200Lf=1,800mm F9.0) 露出 15分×7枚
 ISO 1600 Cooled 60D (冷却オフ)  タカハシ EM-200 Temma2M ガイド鏡GS-60S PHD2Guiding ステライメージ7
撮影直後は気が付かなかったのですが、星像のブレや流れがひどく11枚中4枚は使用できませんでした。
あらが見えるのですが、星雲部分のトリミング画像です。
( 画像クリックで元画像の50%で拡大表示 )
最初 ステライメージ7の自動位置合わせで重ね合わせたところずれるので、従来の直接指定でおこなっています。
位置合わせ無しで、そのまま「比較明」で重ね合わせて見ると・・
星が東(左)から西(右)へ、きれいな弧を描くように動いています。
これは ショック! です。

昨年、新しい赤道儀に買い替えたのはVC200Lの星像のブレを解消するためでした。
たまたまその後にR200SS用のコレクターPHの導入があったり、
ヨンニッパレンズの改造を行ったりで、検証が十分行われていなかったのですが
こんな結果が出ようとは予想していませんでした。

オートガイドのPHD2Guidingも真面目に仕事してるみたいだし、
いつもより振れ幅が大きいですが、以前の様にRAの振れ幅がやけに目立つという事もなくなっています

となると、機材(鏡筒?)のたわみという事になりそうです。
鏡筒バンドからガイド鏡までの固定はこれまでになく強固になっている筈なのに・・
気になるのはVC200Lをアリミゾで固定するのを嫌って鏡筒のアリガタ金具を外したのですが、
なんかそれから背骨が無くなったみたいに、鏡筒がペラペラしたような気が。

春の系外銀河祭り までには解決しなければなりません。
( どこからか、「だから オフアキ !」 という声が聞こえたような・・)

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この日、朝起きて見ると新たに5センチの積雪が。
昼間は陽が射しそうなので、早めにスロープを除雪。
結果として無駄にはならなかったのですが、
再び 「それでも星は流れる」 問題が復活してしまいました。

雲上くもがみ
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山口のじぃさま からの要望がありましたので
今回「自動位置合わせ」でずれた画像を掲載します。
( 画像クリックで元画像の25%サイズで表示 )
明るい星で回転角がずれて表示されていることがわかります。
考えられる理由としては、ステライメージ7の「自動位置合わせ」では回転ずれも計算していますが、
今回の様に大きな回転移動(円移動では無い)では、一部の画像で回転角の計算に誤差が生じるのかも?
コメント (6)
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