子供は、どうして虫が好きなのだろうか?

先日のことだ・・・
仕事柄、幼稚園の写真を仕上げていたら、
カブトムシに集まっている子供達、
食い入るかのような眼差し。
何人もの子供達が、
真中のカブトムシに視線を集中する。
頭の中には邪念など感じられないほどの
真剣な表情。
何がそんなに子供心をひきつけるのだろう?
ま~、悪く言えば・・・何がおもしろいの?
田舎育ちの私は、小さい頃から、
虫には興味がなかった。
そこらじゅうに居たからだろうか?
それよりも、
車というものが、とても目新しく、
舗装工事が盛んに行なわれていた頃でもあり、
造成地のブルドーザーをはじめ、
建設機械から、ダンプカーまで、
飽きもせず何時間も見ていたものだった。
つまり、虫よりも車が珍しかった。
今じゃ、車より虫の方が珍しいということだ。
夏休みになると、
向かいの家に都会からやってくる
同学年のお坊ちゃマンが居た。
夏休みを田舎の親戚で過ごそうということなのだが、
同じ年とあって、毎日遊びにやってくる。
それが、海に山にと連れまわされる。
虫だ、魚だ、、、
ぼくは、あんまり好きではないのですが・・・
と、腹の中で思っていた。
都会の子供はようわからん!
へびなんて出ようものなら、格好のおもちゃ!
恐くはあるが、棒でつつくわ、大声でさわぐわ、、、
あのー、ぼくは、きらいなんだけど・・・
その中で、唯一楽しめたのは、川遊びだった。
まだ、整備されていない川で、
石ころを積み上げては、ダム遊びをしていた。
川は安心だ。
海のように、深いところから、
得体の知れないものが、足を引っ張ったりしないから。。。