昨日(10月5日)の朝日新聞『異議あり』を面白く読んだ。
精神科医・評論家の野田正彰さんが龍馬人気に疑問を投げかけている。
NHKの「龍馬伝」に対して、「龍馬の業績に大筋は乗っているように見せて、内容はフィクションっだらけ。いくらなんでも、こんなことをやってはいけません」と、バッサリ。
政治家や企業人の中に自分を龍馬に重ねる人に対しては、
「よくないですね。戦前の日本は、国家が偉人を盛んに宣伝した。偉人をモデルにして、いまの言葉で言えばアイデンティファイ(自己同一化)して生きる。それが素晴らしい生き方だとされた。でも、これでは人格が分裂するんですね。理想化した人物と世俗的な自分の生き方が、一人の人間のなかでファンタジーのまま共存する。人格の統合ができません。」
なかなか面白い記事です。
龍馬に興味の方は、新聞をご覧ください。
野田正彰さんの名前は知っていましたが、著作を読んでいませんでした。
早速、図書館に予約をいれたところです。
精神科医・評論家の野田正彰さんが龍馬人気に疑問を投げかけている。
NHKの「龍馬伝」に対して、「龍馬の業績に大筋は乗っているように見せて、内容はフィクションっだらけ。いくらなんでも、こんなことをやってはいけません」と、バッサリ。
政治家や企業人の中に自分を龍馬に重ねる人に対しては、
「よくないですね。戦前の日本は、国家が偉人を盛んに宣伝した。偉人をモデルにして、いまの言葉で言えばアイデンティファイ(自己同一化)して生きる。それが素晴らしい生き方だとされた。でも、これでは人格が分裂するんですね。理想化した人物と世俗的な自分の生き方が、一人の人間のなかでファンタジーのまま共存する。人格の統合ができません。」
なかなか面白い記事です。
龍馬に興味の方は、新聞をご覧ください。
野田正彰さんの名前は知っていましたが、著作を読んでいませんでした。
早速、図書館に予約をいれたところです。