法音カウンセラー 釋 真聴 《日乗》

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主宰者の《日乗》

変わらないのが新しい

2010年10月07日 23時59分20秒 | 日乗
先日、中央図書館新刊コーナーで次の一冊を手にした。

『酒と本があれば、人生何とかやっていける (本に遇う)』
河谷史夫著  彩流社

9月26日のブログで、本書の中から、米内光政の読書論と中江丑吉の読書論を【落穂拾い】して更新した。


返却のついでに、もう一冊借りてきた。

『何度読んでも、いい話 人が人と出会う運命』 
河谷史夫著  亜紀書房  

両者共に、書名がイイですね。
私などは、このような書名には、即に引っ掛かります。

『何度読んでも、いい話 人が人と出会う運命』の弐章は、
映画監督小津安二郎の世界を歩いた内容。
その中の一節の題名が「変わらないのが新しい」であります。

「パクリとか「いただき」というのは映画の世界では日常茶飯事である。人様の作品のこれはというのを盗む、といって悪ければまねである。小津安二郎も若いころハリウッドを大いにまねたものである。(略)小津ほど確信的な自己模倣家はいなかった。“変わらないことが新しいこと”」と、河谷による小津評である。

本書の内容・小津とは離れてしまいますが、最近の激動の世の変化に落ちこぼれている私などは、「変わらないのが新しい」というこんな言葉に飛びつきたくなります。。。

明日、ツタヤに出かけましょう。
若い頃に数本だけ見た覚えのある、ローポジションの小津作品を借りてきます。


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大沢親分 死去

2010年10月07日 23時18分34秒 | 日乗

日曜日の朝、大沢親分の“天晴れ!” “喝!” の 声が聴けなくなりました。
本当に寂しいですね。

9月19日の放送が最後になりました。

胆のうがんのため、7日朝にお亡くなりになったそうです。

心からお悔やみを申し上げます。


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