少しカゼ気味でグタグタ時間を過ごす。
午前、毒蝮三太夫さんの、談志さんとの出会いと思い出をラジオで聞く。
午後、先日BSで放送されて談志さんの追悼番組を見る。
先程、手元にある『赤塚不二夫対談集 これでいいのだ』(株)メディアファクトリーを開く。
談志さんのことば。(本書p174)
落語も本来、そっちが本当でね。技術とか、それを使っての描写とだとかは落語の一つの部分でネ。根本は人間の業の肯定という「常識以前のものを語る」ということなんで、そのイリュージョンをやってたのが大正から昭和初期の人気者、柳家三語楼。そして、三語楼の弟子で古今亭志ん生、柳家権太楼、林家正蔵、三平さんの親父さんの正蔵だ。それに柳家三亀松、こういう人たちのやっていたイリュージョンを、今、俺が名誉回復でやっているんだけどネ。