東京電力福島第1原発事故当時の現場の責任者・元所長の吉田昌郎(よしだ・まさお)さんが
9日午前11時32分、食道がんのため都内の病院で死去したそうです。
58歳。大阪府出身。
本当に、ご苦労をされたことと思います。
ご冥福をお祈りします。
事故当時の出来事を一番承知している吉田所長には、
しっかりとその時の様子を話してもらいたかったですね。
残念ながら我が国では、都合の悪いことは、魔の手が伸びて隠蔽されてしまう感じがします。
吉田所長が退くときもそのような印象でした。
他国のことがよく見えるのかもしれませんが、
サンフランシスコ国際空港での着陸失敗をしたアシアナ航空ボーイング777旅客機事故。
米運輸安全委員会(NTSB)の対応などは、随分、オープンな感じがします。
どのような事件・事故の場合でも、今後の対応・対策のためには、
当事者の生の感想・報告が大事にされるような精神的な風土が大事にされることを念じます。