法音カウンセラー 釋 真聴 《日乗》

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主宰者の《日乗》

介助について考える

2009年04月22日 22時56分00秒 | 日乗

昨年度、二つの幼稚園の園長先生の依頼で介助のボランティアに出かけた。
一人は自閉傾向の児。一人はサポートの先生に抱っこをさせて離れない児であった。
また、昨年度二つの小学校、今年度は四つの小学校のスクールカウンセラーで出かけている。

この頃は、教育行政の方の予算も増えたのか、保護者の期待が大きいのか、ハンデのある子、不適応の子のための介助の大人が以前に比べるとずいぶん多くなった。

介助員の方が増えることは良いことかもしれないが、いくつか気になることがある。

ブログであるので、簡潔に問題提起だけしておく。
(掘り下げたカンファレンスは、くりのみ会で行う)
①介助の方が、子どものサポートが不慣れなのか、介助に熱心すぎるのか?ともかく、子どもとの距離が近すぎる。ほとんど、べったりです。
抱きかかえるような介助の仕方がほとんどである。これでは、子どもは窮屈で・子どもの自主的・自発的な行動が制限されてしまう。
子どもから少し離れて、安全に配慮しながらついて行くぐらいの呼吸が欲しいものだ。

②介助の方が入ると、担任がサポートを受けていること子の事を忘れてしまったり、お任せしまったりで、その子との関係をもつことが希薄になる。

③最近は、いろいろな形で学校に大人が入ってくるようになった。
このことが本当に良いことなのか・・・どうだろう?
先生方が多忙のことは分かるが、実力が落ちるのではと心配になる。

いろいろ書きたいが、くりのみ会で聞いてもらうことにする。

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