若い頃から「貼雑録」と名前を付けて、自分の日記帳風の雑記帳を作り、書いたり貼ったりしてきました。
実は、空欄だらけです。(笑い)
古いものは焼却してしまいましたが、現在は2000年からのものが手元にあります。
本日の貼雑録には、2000年3月4日の朝日新聞の切り抜きが貼ってありました。
記者の目:石田瑞麿氏の往生観
朝日新聞の記者・菅原伸郎さんの記事です。
菅原さんが帰宅すると、初めての方からの封書。
日本浄土教の研究で第一人者の石田瑞麿さんのご子息からのお手紙で、父・石田瑞麿さんが老衰で死去されたとの内容でした。
記事によると、
故人の遺志で、家族だけで火葬場で立ち会い葬儀もなく、本人は「鳥葬もいいね」と話していたそうだ が、それは無理なので遺灰は海にまく。墓も造らない。
瑞麿さんは、旭川市の浄土宗本願寺派の生まれで、東京大学インド哲学梵文学科卒業。住職だった 父親から「仏教を勉強するなら、僧籍はとるなよ」といわれて、在家のままで自由に研究をしてきた。
弟子の山龍明武蔵野女子大学教授によると「誠実な研究者であり、かつ心から親鸞を尊敬していた。教団をあくまで相対的に見ており、絶対化しなかった」と。
記者の菅原さんが、「念仏はとなえますか?」とお尋ねすると、
「ええ、独りで口に出ます。ただ、となえている自分に気づくと、途中でやめます」とのお答え。
最後の言葉が良いですねー。
早速、図書館から、『教行信証講義』phpを借りて読み始めました。
来週の土曜日、3月17日(土)は、親鸞とカウンセリング勉強会です。
石田瑞麿さんの記事を、皆さんに紹介させていただきます。
また同僚をお見送りいたしました。非常に親しかったのでまだ変な気持ちです。九州「宇佐神宮」の信徒で「あなたはあちらへ行ったら神様ね、私は仏」とよく言っていたものです、葬儀ではお榊が飾られていたのに、焼香台が真ん中にあり、御香のにおい漂い、奥様の買い求めてあった日蓮宗のお墓に収まる由、眼閉じたら皆さんの迷惑にならないのが最良なんですね・・・
そうでしたね。廣澤さんは、ご実家のお寺で山龍明師のお話をお聞きしていたんでしたね。
今度、山師の聞法のチャンスがあったら教えてください。
一般には、仏法を葬式や法事の際の荘厳としか理解していない現代人ですが、親鸞さんは賀茂川の魚に差し上げろと言っていますし、真の仏教者の多くの方々が葬儀をしていなかったりお墓を作っていませんですね。
仏教をしっかりと勉強していきましょう。
今月の親鸞とカウンセリングコースは、3月17日になります。
よろしく。