3月9日(土)の【くりのみ会・教育とカウンセリングコース】の席で、
臨床心理士の関川先生から『あけぼの 2月号』をいただいた。
聖パウロ女子修道会の発行の冊子です。
本誌の中で、清水眞砂子さんの「半音のない世界で」が印象に残った。
清水さんは、児童文学者・翻訳家・評論家。
「ゲド戦記」の翻訳で知られています。
また、青山学院女子短期大学で教えていました。
私は、清水さんの著作好きで、これまで何冊か読んできました。
「半音のない世界で」も、頭がさがります。
作曲家の小林亜星さんの「コマーシャル・ソングには半音は使えないです」
の言葉を引いて、「私たちがくらすこの社会が、ありとあやうるものを商品化し、
ありとあらゆる人々を消費者へと駆りたてる」と指摘している。
そして、大学でも、「学生評価」が導入されて以降、大学の授業も商品化され、
幼稚園、保育所、学童クラブ、学校でも、保護者と教員の間が、サービスを売るものと
買う者といった関係に収斂され、人々が快適さしかもとめなくなっていると述べている。
詳細は、【落穂拾い】No350で記します。
清水眞砂子さんの著書をいくつか紹介します。
「子どもの本とは何か」
「学生が輝くときー何か、こわい、この時代に」
「幸福に驚く力」
「そして、ねずみ女房は星を見た」
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