毎田周一師の言葉を拾います。
読書心得
第一条 行間を読むこと。
第二条 著者の読んだ書を読むこと。
第三条 眼光紙背に徹すばきこと。
第四章 ピリオドの飛躍をよみとること。
第五章 行文のリズムを感得すること。
この内先ず説明を要するのは第四条である。
その例をあげる。
歎異抄第二節にその適切な部分がある。
即ち「何れの行も及び難き見なれば、とても地獄は一定すみかぞかし。
弥陀の本願まことにおわしまさば、…」のうち、
一定すみかぞかしの次にあるピリオドがそれである。
地獄一定から直接に、弥陀の本願に移る、
この飛躍がよみとれなければ、歎異抄第二節をよんだことにならない。
云々
(毎田周一全集 第九卷)
毎週水曜日夜、午後6時30分~8時30分、
本郷三丁目「願海庵」で、
「親鸞和讃」をうたい、
「歎異抄」音読をしています。
ぜひ、お出かけください。
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