往相回向 還相回向

カウンセリング研究会【くりのみ】とzoom法音道場で、
親鸞さまの『顕浄土真実教行証文類』を読んでいます。

お集まりの皆さんは素人グループです。
その代表が、ボクです。

ただ、ハナから学者の真似事・専門家のような学びをするつもりもありません。
学者や専門家のような能力も持ちあわせていません。
只只、「音読」。
親鸞さまのお声を聞くことを第一にしています。
また、心に止まった「一句・一偈」を皆さんで共有しています。

今月は、皆さんの共通課題は、「往相回向・還相回向」。
なかなか、皆さんに的確に説明できませんが、
具体相のメージを共有したいと思っています。

『浄土文類聚鈔』から。 

本願力の回向に二種の相あり、一つには往相、二つには還相なり。
往相につきて大行あり、また浄信あり。
「大行」とは、すなわち無碍光如来の名を称するなり。
この行、あまねく一切の行を摂す、極促円満せり、かるがゆえに大行と名づく。
このゆえに称名は、よく衆生の一切の無明を破す、よく衆生の一切の志願を満てたまう。
称名はすなわち憶念なり、
憶念はすなわち念仏なり、
念仏はすなわちこれ南無阿弥陀仏なり。

ご参加の皆さんは、門徒さんではありません。
お念仏にはご縁なかった方々ですが、
昨今では、素直にお念仏が口からこぼれます。

南無阿弥陀仏