おめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。
昨年12月27日に『天空の草原のナサン』を見てきたことを報告させてもらいました。
モンゴルと言えば大草原の羊の群れを想像しますよね。
その羊と山羊の関係について面白い文章を見つけました。
映像作家の森達也さんの文章です。
「昨年モンゴルに行ったときに、大草原の羊の群れに必ず数頭の山羊がいることに気づきました。不思議に思って理由を聞くと、羊は足元の草を食べてしまうと、そこから移動するという発想がない。放置すれば周囲の草を食べつくしてそのままじっとしているものだから、やがて全体が飢えで死んでしまう。羊はとても従順な動物だから、一匹でも違う場所に移動すれば全体が動き出すけれども、その一匹が滅多にいない。そこで山羊が登場する。山羊は協調性がなく、勝手に動き回る。その結果、羊は山羊に先導されて移動することになり、新しい草を食べることができて飢えずにすむというわけです。
嘘か本当か分からないけれども、いろんなメタファーに満ちた話です。危険なカリスマが現れたときの話にもなるだろうし、共同体における異物の必要性の話にもなる。でも、何よりも視点を変えることの重要性を示唆していると思います」
写真は、我が家の玄関です。
今年もよろしくお願いします。
昨年12月27日に『天空の草原のナサン』を見てきたことを報告させてもらいました。
モンゴルと言えば大草原の羊の群れを想像しますよね。
その羊と山羊の関係について面白い文章を見つけました。
映像作家の森達也さんの文章です。
「昨年モンゴルに行ったときに、大草原の羊の群れに必ず数頭の山羊がいることに気づきました。不思議に思って理由を聞くと、羊は足元の草を食べてしまうと、そこから移動するという発想がない。放置すれば周囲の草を食べつくしてそのままじっとしているものだから、やがて全体が飢えで死んでしまう。羊はとても従順な動物だから、一匹でも違う場所に移動すれば全体が動き出すけれども、その一匹が滅多にいない。そこで山羊が登場する。山羊は協調性がなく、勝手に動き回る。その結果、羊は山羊に先導されて移動することになり、新しい草を食べることができて飢えずにすむというわけです。
嘘か本当か分からないけれども、いろんなメタファーに満ちた話です。危険なカリスマが現れたときの話にもなるだろうし、共同体における異物の必要性の話にもなる。でも、何よりも視点を変えることの重要性を示唆していると思います」
写真は、我が家の玄関です。
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