1月の〔くりのみ会〕のご案内をお知らせします。
◆教育とカウンセリングコース
日 時 : 1月12日(土) 午前10~11時50分
内 容 : 『やさしいカウンセリング講義』を読む。
古宮 昇 著 創元社
◆坐禅とカウンセリングコース
日 時 : 1月18日(金) 午後6時30分~8時30分
内 容 : 坐禅
正法眼蔵「大悟」講義
どなたでも参加できます。
1月の〔くりのみ会〕のご案内をお知らせします。
◆教育とカウンセリングコース
日 時 : 1月12日(土) 午前10~11時50分
内 容 : 『やさしいカウンセリング講義』を読む。
古宮 昇 著 創元社
◆坐禅とカウンセリングコース
日 時 : 1月18日(金) 午後6時30分~8時30分
内 容 : 坐禅
正法眼蔵「大悟」講義
どなたでも参加できます。
午後、築地本願寺で開催された、伝統8宗派(天台宗、真言宗、浄土宗、臨済宗、曹洞宗、浄土真宗本願寺派、真宗大谷派、日蓮宗)の僧侶有志らが開催する初の仏教合同イベント「虹を翔るお坊さん 2007東京ボーズコレクション」に出かけた。
お目当ては、3時からの青山俊董さんの法話、4時からの永六輔さんの講演。
好天だったので、一層の、大勢の人出であったように思う。
若い方が結構参加していたのが嬉しくなった。
日ごろから、日本の若者が、しっかりと仏法を勉強してくれたら・・・と思っている。
法話と講演を録音してきたので、もしご希望があれば、くりのみ会で聞いてみようと考えている。
先程、今年最後の[くりのみ会・坐禅とカウンセリングコース]帰宅しました。
今夜は、新しいメンバーを迎え、先生を囲んで10名の方々で勉強しました。
内容は、「三昧王三昧」の後半を教えていただきました。
来年1月18日(金)からは、『正法眼蔵・大悟』に入ります。
夜学の帰りに立ち寄った居酒屋で、読売新聞を読みました。
「よみうり寸評」で、
<偽装から偽装で過ぎ行く亥年> 読売時事川柳より
で、今年の世相を表す<今年の漢字>にも、<偽>が選ばれたそうだ。
特に<食>の偽装は、ひどかった。
ミートホープ、比内鳥、赤福、船場吉兆・・・・等々。
<食>の偽装もひどすぎるが、一番ひどいのは我が国の政治のように思う。
<年金問題><自衛隊の問題><政治と金の「問題>等々、政治の力の劣悪さが残念である。
昨日紹介した、『座右の山本夏彦』からの〔落穂拾い〕の続きです。
「本を読むということは、死んだ人と話をすることである」
「私は二葉亭の縁で魯庵を知り魯庵の縁で緑雨を知り緑雨の友なる秋水、秋水の師匠の兆民まで知るにいたったのである」
「生きている人と死んだ人を私は区別しないが、世間の人は区別しすぎる。私が生きている人より死んだ人と親しいと言うと、なかば私を死んだ人の仲間のような目で見る」
「今人のうちに友人が得がたければ、古人にそれを求めるよりほかはない。私は早く今人に望みを絶った。二葉亭に親炙すれば、勢いその友人ともじっこんになる。(略)芋づる式にそれと知りあいになること、死せる人も生ある人に変わりない」
私も、これから、芋づる式の読書で多くの知己を得ようと思う。
立ち寄った区立図書館の新刊コーナーから三冊借りてきた。
その一冊は、『座右の山本夏彦』嶋中 労著 中公新書
山本夏彦は、結構好きでこれまでも読んできた。
夏彦の言葉を、毒言ととるか、虚言ととるか、妄言ととるか、真言ととるか・・・読み手の自由ではあるが、私は、真実に迫っていると感じるので、何冊か読んできた。
次のような文章に私は、震える。
まねてまねてまねをせよ。
「もし現代の若者が、写しというものを容易だと思うなら、そしてしりぞけるな現代の教育に毒されているのである。写しは難しいものである。模して手本に及ぶ人は稀である。たいていは及ばないで終わることはすでに言った。千人に一人が及んで凌ぐようになる。創作が生じるのである。創作は奨励しても生じない。むしろ禁じたほうが生じると古人はみたのである。」
私も、40代の頃、ボッティチェリやフェルメールの模写をしたことがあるが、難題であった。
「まねる」ことを軽く見ている現代の教育には、私も反発を覚えてきたものである。
日曜日に、市川の間々山弘法寺に出かけてことを書いた。
その続き。
紅葉を楽しんでいると、すれ違った老紳士が戻ってきて、突然に話し始めた。
「この奥に行くと、将棋の形をしたお墓が3つ並んでいる。徳川家康の長男は、信康。信康は、武田との内通がバレテ・・・殺された。次男は、秀康。秀康は、優秀な武将だったが結城に出された。三男が秀忠。秀忠が第二代将軍で・・・」と歴史談を始めた。
「その墓は、結城秀康と奥方の・・・」と話はつきない。
正直、前置きもなく突然のない話だったので一瞬びっくりしたが、黙って傾聴のスタイルをとった。
ひとしきり歴史談をすると、
「その先に、俳句の投句箱がある。そこに、自分の俳句が載っている。今年は駄目だった、来年は絶対良い作品を作る」
「弘法寺の枝垂桜は、早めに出かけたほうが見ごろである」と子こちらの都合にお構いなく話してくれて去っていった。
私を観光客と見立て弘法寺関連を説明したかったのか、ご自分の俳句の紹介をしたかったのか、ただ単に話をしたかったのか・・・理由は良く分からない。
ただ、確かなことは、老紳士の話をじっくりと傾聴しようとした私がいたこと。
で、その老紳士のお名前は、万有子さん。
万有子さんの句。
「神の引く 糸に拡がる 鰯雲」
で、句会の名前は、「てこな俳句ポスト優秀作品」
特選句は、
「万葉の風を 詠み継ぐ 赤とんぼ」 草加市 幸江さん。
万有子さんは、80数歳の由。
私に、老爺の生き方を教えるために引き返したくれたのかとも思った。
次回の句会での特選を祈りたい。
今年も残り3週間となりました。
今年最後の〔くりのみ会〕のご案内です。
◆坐禅とカウンセリングコース
日時:12月14日(金)午後6時30分~
内容: 『正法眼蔵・坐禅儀』素読
坐禅(楽な服装でお出かけください)
『正法眼蔵・三昧王三昧』講義
井戸端(質疑・応答)
会費:1000円
その他:直接会場にお出かけください。
詳細は、〔くりのみ会〕のホームページをご覧ください。
「うらをみせ おもてをみせて ちるもみじ」
先師・五十嵐正美先生は、満70歳を迎えられたとき、貞心尼がお書きになった『蓮の露』の中にある和歌を主とした「良寛のスケッチ ー貞心尼との出会いー」を著された。
冒頭の句は、良寛さんの作品ではないが、良寛さんはご自分の心境をこの句に託して貞心尼に示された。
今日の午後、市川・間々山弘法寺に出かけた。
弘法寺は、JR市川駅から徒歩15分程の古刹である。
春の「しだれ桜」で有名なお寺だが、紅葉の季節もなかなか風情がある。
紅葉の本数は少ないが、人でも少なくゆっくりとできるのが良い。
今年の紅葉も、そろそろ終わりである。
風が吹くたびに、紅葉がきらきらと舞う。
先師・五十嵐正美先生に教えていただいた冒頭の句を味わった次第である。
只今、夜学から帰宅しました。
テレビ10ch『報道ステーション』で、「バーチャルエコノミー」ということが話されていました。
前後の脈絡は全く分かりませんが、「バーチャルエコノミー」といく言葉から、「虚・実」といくことを考えています。
人間に欲望があることはしかたがないことです。
欲望がある限り、資本主義経済も市場原理もしかたがないことだとは思います。
ただ、欲望が走りすぎると、人類の現在・将来は無いように思います。
人間の「欲望」に関しては、一番長く深い思索をしてきたのはお釈迦様からスタートした仏道の歴史であることは間違いありません。
いま、仏道の学びをすることが、環境問題をはじめとした諸問題に対応する王道のように感じています。