重松清の「季節風・秋」を読んだ。40代、アラフォー世代を主人公にした12のストーリーから成る短篇集。12もストーリーがあると、心に残る話もあれば、読んだ翌日、あれ~×番目の話ってどういう話だったかな?と思うストーリーまで様々。
アラフォー世代が主人公のため、ストーリーのテーマは親の介護、子供の教育、職場の上司、部下との人間関係、少年時代への郷愁が中心。サンマの煙、風速四十米、キンモクセイが良いね。読んだのは秋だけど、春、夏、冬とも出ている。
重い話もあるが、気軽に読める作品。この人の長編作ではトワイライトがお薦め。
この作品は産経新聞の大阪本社夕刊に連載された新聞小説をまとめたらしいが、今、日経の夕刊に同氏の執筆したファミレスが連載中。こっちは長編小説。40代後半の3人の男が中心になって進むストーリー。こっちも面白い。エリカ先生の登場で俄然面白くなってきた。
ドリカムの吉田美和の結婚びっくりした。今読んでいる本の中で「人生はビックリ箱のようなもの」というフレーズがある。この出来事はまさにビックリ箱。我が人生、これからどんなビックリ箱を開けることになるのやら。