江上剛の「日暮れてこそ」を読んだ。久しぶりの江上作品。
銀行員から作家に転身した池澤彬が主人公。銀行に勤めた経験を生かし、小説から講演、テレビのコメンテーター業まで幅広く活躍する池澤の元に銀行時代の元後輩と名乗る香川佐和子からのメール。
佐和子という女性に記憶がなかったが、次第に興味を惹かれ会うことに。佐和子は娘の美香とともに現れる。そして3人で快楽の世界に。3人で密会を重ね、逢瀬を楽しむが徐々に人生の歯車が狂い始める。元同僚の加藤、出版社の宮下、新宿署の野田刑事の3人がキーパーソンズ。
江上剛の作品は企業小説のイメージが強いが、この作品は官能小説、企業小説、サスペンスの3つの側面がある。
池澤彬の一部の経験は実体験に基づくもの?官能の世界は渡辺淳一も真っ青のエロエロ描写。この人こういうことも書くんだと妙に感心したなあ。
結末が漠然、曖昧とした終わり方する小説って多いけど、この作品ははっきりとした結末が描かれてるからモヤモヤ感はない。470ページの長編小説だが、テンポ良く進むストーリーで、さほど長さは感じない。
メガバンクでトップまで登りつめるのは至難のワザ
昨日の夕方、1か月半ぶりにラジオ出演。MCのOさんに「髪の毛、伸びましたね。いい感じですね~」と言われニッコリ。何はともあれ、無事終わってホッ。
今日から4連休。連休明けたら、猛烈に仕事が忙しくなる。連休中は仕事の事は忘れてリフレッシュしよう。マリーンズ、5月連敗スタート。先発が崩れると昨日のような試合になる。得点につながるパスボールはいかんなあ。今江に復調の兆しがあるのは大きいね。