門馬忠雄の「全日本プロレス超人伝説」読んだ。ベテラン・プロレス記者による昭和時代、新日本プロレスと人気を二分した全日本プロレスの裏話本。
プロレスを知らない人のために簡単に昭和のプロレスを説明すると、ジャイアント馬場が創設したのが全日本プロレス、アントニオ猪木が創設したのが新日本プロレス。二団体とも昭和40年代に創設され、全日本が日テレ、新日本がNET(現テレ朝)をバックにつけ興行戦争で凌ぎを削った。
猪木とプロボクサーのマホメッド・アリ戦をきっかけに格闘技路線を強めた新日本プロレス、馬場のアメリカでの知名度を生かして、大物アメリカ人レスラーを招いての試合を中心にした全日本プロレスと団体にそれぞれのカラーがあった。昭和50年代に入り、タイガーマスクの出現により、新日本が優勢に。外国人レスラーの引き抜き合戦etc、企業戦争はかなりヒートアップした。そんな時代の12人のプロレスラーとレフリーの裏話。
中学生の頃、千の顔を持つ男、ミル・マスカラスのファンだった。マスカラスは、いまだにリングに上がっている。もう70代らしいが・・・。人気レスラーゆえ、ワガママなところもあったようだ。
昭和50年代、全日本プロレスの日本人エースだったジャンボ鶴田の秘話、読み応えあった。ジャンボ鶴田を再評価した。残念ながら2005年5月、死去。享年49歳。天才レスラーだった。晩年は引退して筑波大学で教鞭も取った。惜しい人材を亡くした。
昭和プロレスは、今のように多団体時代ではなく、国際プロレス消滅後は全日本と新日本の二団体時代だった。最近のプロレスはあまり興味が持てない。ショーと分かっていても昭和プロレスは、今見ても、面白い。嗚呼、哀愁の昭和プロレス。
218ページの本。プロレスファンならあっという間に読める。
昨日もノーランデー。走ろうと思えば走れたけど、睡眠不足解消のため、早めに寝たかったので止め。今日から新体制だから、しばらく朝4時起きだよ。