![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/54/62/372e79b93fedd2ad4c9f43e4ecdd83dd.jpg)
ビジネスデンスケと銘打ってかなりの長期間販売されていた「TC-5000」だが、正確にはビジネス用と
言うよりも、取材用デンスケと言ったほうが良いのではないだろうか?
当時のポータブルカセットデッキでは貴重な3ヘッド構成をもったモノラルデッキ。
一般的な2ヘッド構成に加え、再生専用ヘッドを追加することで、記録してすぐに再生して確認すること
が出来るので、重要な取材での失敗が減る?
2ヘッド構成の場合、記録中はテープに記録された信号をモニターできず、単純に入力されている信号
をモニターアンプで確認しながらの録音になる。
つまり、RECボタンのみを押していても、ポーズ状態であっても信号をモニター出来るので、記録できて
いなかったと言うトラブルもあったのだろう。(経験あり・・・)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/01/b0/d92ed4110011160d8dc398307fe57b99.jpg)
キャプスタンの右側にある、小さなヘッドが再生専用ヘッド。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/23/ee/3aff995343bb27bb9f66d29dcc4975bc.jpg)
モニター切替スイッチは、3ヘッドデッキだからこそ装備されているスイッチで、TAPE側にすることで、
記録直後に再生ヘッドで再生を行いモニターすることが出来る。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1d/d8/60c7e8ffe68003d9e7a7a755e279d79f.jpg)
この眼鏡屋さんみたいなマークは、外的衝撃があってもテープ走行を安定させるアンチローリング
システムを採用している証!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/24/e3/114739d554790c61a78d0a991db4d38d.jpg)
テープ終了を事前に知らせてくれるエンドアラームも、なんだか魔法のように思えたっけ。
確かテープ終了の1分前くらいで、ランプが点滅(点灯)して、モニターしているヘッドフォンだけに
アラーム音が聞こえたはず。
フェライト&フェライトヘッドのエンブレムも誇らしげだねぇ
TC-3000等のデンスケシリーズが、TC-D5にモデルチェンジされた頃、TC-5000もTCM-5000へ
モデルチェンジされたと記憶している。
当時の販売価格は39,800円だったと記憶しているが、もちろん買えるわけでもなく・・・
買うならステレオモデルだったしね!
この機体は、どこかのリサイクルショップで買ったと思うけど、どこだったかなぁ
購入価格は500円くらいだったと思うけど、はっきりとは憶えてない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6c/72/96fb95ea11882476c82115061e503054.jpg)
こんなシールも今でこそ貴重だと思うけど、当時は買ったその日に剥がしたろうなぁ