
充電不良で入院したDT1。
もんげー綺麗!
それは、ドキドキしちゃうくらい!
もちろん、お客さんの車両は状態にかかわらず丁寧に扱っているが、ここまで綺麗だとちょっちね。
症状的には、過充電のようで、電解液の減りが早いらしい。

アイドリング状態で、バッテリー両端の電圧がここまで上昇している。

しかも、この電流で充電されると厳しい気がする。
軽く回転を上げるだけで、4アンペア近くまで流れてる。
んが・・・
ヘッドライトを点灯させると、まったく充電されなくなる。
これが不思議で、バッテリー直近に接続した電流計での表示が「0」になってる。
まぁ、ニュートラルランプもないので、バッテリー的には無負荷状態なんだろう。
でも、エンジンが回っているのに、まったく充電していないと言うのも妙だ・・・

正式な配線図なんか持っていないので、まずはメインスイッチの動作を解析して・・・
なんとなく正常動作している感じ?
ジェネレータからのハーネスを追っていくと、緑/赤の配線が昼間充電系統に接続されている。
おそらく、正式には緑の配線のはず。
緑/赤の配線って、ミニトレなんかにもある配線で、バッテリー上がりが頻発する場合に接続する端子。
ミニトレのマニュアルには、「バッテリー液の減りが早くなるので、まめに確認が必要と」記載されている。
これ臭いなぁ
緑の配線は、接続されずに遊んでたので、配線を変更してみる。(正規な接続だと思う)

アイドリング時には、ほとんど充電していない。
オーナーさんからいただいた資料では、2,500回転から充電が開始されるみたい。
つまり、これは正常値と思って良さそうだ。
もちろん、回転を上げると充電が始まる、(2,500回転付近程度としか言えないけど・・・)
つぎは、夜間時の充電系統だなぁ
あれ?

なんだか、メインハーネスの裏側に、整流器っぽい部品が隠れてた。
う~ん
確実に整流器だなぁ
しかも、夜間充電系統(ヘッドライト)に入っている。
でも、ヘッドライトは点灯してたなぁ
もしかして・・・

あいや!
灯火類は、半端整流された直流で点灯していたみたいだ。
しかも、極性が逆だったかも?(外しちゃったのでわからなくなっちゃったけど・・・)
まぁ、正式な配線に戻してみるか。(単純に追加された整流器を外しただけだが)
おゝ!
ヘッドライトを点灯させても、きちんと充電している!
せっかくなので、エンジン始動の動画なんぞを・・・

無事に試乗することができた!
なんて書いてるけど・・・
フューエルタンクを取り付けると、エンジンが始動しなくなると言う不思議な症状に遭遇していた。
原因は、ジェネレータからのハーネスの端子不良みたい。
端子を交換したかったけど、長さがギリギリだったので、端子内部を洗浄して対応した。
端子の接続部が、フューエルタンク後端の真下だったので、取り付け時に押されて影響したんだろう。
これで、なんとか無事に作業終了!
YD0004