音楽の喜び フルートとともに

フルート教室  久米素子 松井山手駅 牧野駅 090-9702-8163 motokofl@ezweb.ne.jp

音登夢新年初ライブ

2024-01-07 23:51:00 | コンサート
6日は音登夢ライブ今年初配信に参加させて頂きました。

6日ライブ初配信でした。
3時に集合。
結局、前日は夫の耳鼻科に付き合い、そのまま外食したので借りた楽譜をさらう事ができませんでした。

3時に先生宅に着いて、練習。

チェロ木村政雄先生。
金重さんが、自作の毛糸の帽子をプレゼント。似合ってます。

モーツァルトのフルートカルテットDdur第1楽章を合わせて、初見でずいずいすっころばしと待ちぼうけ。
これは2曲とも金重さんの弦楽四重奏編曲版です。

昔瀬戸内の島に住んでいた時に、島のカルテットのためにかいたものだそうです。
これが結構引っ掛け問題のような楽譜で…そして弦のために書かれているので、フルートに少し手直し。オクターブを上げたり下げたり。

なかなかいいアレンジです。金重さんやります!

5時頃まで詰めたら、夕呑みの用意。
持ち寄りのおつまみやお料理を並べます。
今日のスペシャル料理は金重さんの焼いたセンメル!

ウィーンで売っていたパンを真似て金重さんがレシピを探して作ってくれたものですが、これが本物を超える美味しさ。
しかもその日に焼いてきてくれたので焼き立て!
食べたいけど演奏が終わるまでがまん、がまん。

5時過ぎに、配信のプロ、ナミさんがやってきて、撮影や配信の準備。

観客のみなさんもやってきてお料理追加投入してくださいました。

スペイン風オムレ
金重さんと先生方、私も着替えて準備完了。

ほろよいチャンネルなので、カンパーイ!から始まりです。

ビールで始まり、後は主に直子先生のおしゃべり。
政雄先生の合いの手?がまた絶妙で、ご夫婦の関係がかいま見えてほっこりします。
もちろんお二人の演奏もたっぷり。

そこへお邪魔させて頂きます。
直子先生にご紹介いただいて、
フルートカルテットと言えばこの曲というモーツァルトのDdurの1楽章を演奏。
「待ちぼうけ」と「ずいずいずっころばし」を演奏。私たちはここで退出して、後はお二人の演奏を堪能。
途中でセンメルもご紹介

懐かしいスクリーンミュージックなどを聴きました。

なんと、私たちは画面のこっち側で、音楽を聴きながら、もぐもぐタイム!

幸せ過ぎです。
温かいコメントもたくさんいただいて感謝です。
よかったらご視聴お願いいたします。
【新春!】明けましておめでとうございます!2024年一発目のほろ酔い配信ライブするよ〜!【Violin & Cello】

【新春!】明けましておめでとうございます!2024年一発目のほろ酔い配信ライブするよ〜!【Violin & Cello】

皆様、明けましておめでとうございます。2024年もよろしくお願い申し上げます。マイペース更新になりますが、夫婦共に根気強くYouTuberとして活動していきます!良かったら...

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ウィーンフィルのニューイヤーコンサート

2024-01-01 21:00:00 | コンサート
あけましておめでとうございます。
旧年中はお読み頂いたり、リアクションボタンを押したりして、応援していただいてありがとうございました。

おかげさまで、つたないブログですが、なんとか続けることができました。
大変なのでもうやめようかと思っていましだが、みなさんの励ましに支えられて、もう一年はがんばってみようかな。と思っています。
感謝です。
今年もよろしくお願いいたします
この1年が、みなさんにとって幸せな年でありますように。

ニューイヤーコンサートは、ウィーン フィルハーモニー管弦楽団が1873年4月22日ウィーン楽友協会のホールで開催された宮廷歌劇場主催の舞踏会のためにヨハン シュトラウス

が「ウィーン気質」を作曲し、ヴァイオリンを弾きながら指揮したのが始まりです。

その年の11月4日にはウィーン万国博覧会

Rotunde"、メインパビリオンにあった円形の大ドーム。高さ84m、直径108mの巨大建築は会期後も残されたが1937年に焼失
で、父親の曲やヨーゼフ ランナーの曲「美しき青きドナウ」などの公演を行いました。

12月11日にはソワレ(昼公演)で「古きウィーンと新しきウィーンの回想」をの初演を行いました。

そして1894年10月14日ウィーンフィルはシュトラウスの音楽家生活50周年
ヨハン2世の音楽家生活50周年を祝う紙面(1894年)
を記念する祝賀会に参加し、その返礼としてシュトラウスは記念メダルと電報を贈りました。

1899年5月22日シュトラウスは宮廷歌劇場で「こうもり」を振りました。
しかし、そのときにひいた風邪でシュトラウスは6月3日に死去しました。

その後しばらくウィーンフィルはシュトラウスを取り上げませんでした。

1921年になってウィーン市立公園のシュトラウスの像の除幕式
シュトラウス像
でアルトゥール ニキシュ

ニキシュ(1855- 1922年)
が彼のワルツを指揮し、潮流が変わりました。

1925年10月25日ワルツ王の生誕100年祭の祝典が行われ、以降定期演奏会で取り上げられました。

1929年から4年間、ザルツブルク音楽祭でクレメンス クラウツ

クラウツ(1893-1954年)
がシュトラウスを取り上げ続け、これがニューイヤーコンサートの前身となりました。

1939年12月31日戦争による蛮行、独裁の中、団員たち一人一人が生命を脅かされる局面において、シュトラウス親子の演奏会が行われました。

純益はすべて国家社会主義党の募金活動、冬期援助活動に寄付されました。
これは「生粋のウィーンの祝祭」と人々には理解されましたが、「大ドイツ国放送局」によって政治的に利用されクラウスは2年間の指揮活動禁止を連合国軍に命じられます。

1946年から2年間はヨーゼフ クリップスが指揮します。
1948年にはクラウスが戻り亡くなるまでの7年の間指揮します。
その後、マゼール、カラヤン、アバド、クライバー、メータ、ムーティ再びマゼール、小澤征爾、アーノンクール、ヤンソンス、プレートル、バレンボイム、メスト、ドゥダメル、ティーレマン、ネルソンスとニューイヤーコンサートは歴史あるコンサートとして受け継がれています。

現在は世界90カ国以上で放送されています。

今年2024年1月1日はティーレマンが指揮します。

クリスティア ティーレマン2019年
ニューイヤーコンサートは180年の伝統のあるウィーンフィルにとっては、まだ短い歴史だそうです。

ウィーン楽友協会ホール
ウィーンフィルのホームページには、

現在、音楽と不可分である「平和」「人道」「和解」という理想を伝える大使として民主的に運営され、活動しています。と書かれています。

また、最後には
ルートヴィヒ フォン ベートーヴェンの「ミサ・ソレムニス」に書かれている言葉の実現を目指しています。

その言葉は
「心から出て、願わくば再び心へと至らんことを」
です。









フルートアンサンブル練習

2023-10-24 00:19:25 | コンサート

保存量が規定に達したということで昨日から有料版に移行したところ、どうしてもアンドロイドでログインできません。

二晩頑張って、再設定を繰り返し、なぜか、パソコン版でアプリになっていない以前のバージョンでログインできました。

そんなわけで、みなさんのブログへの訪問もかないません。また、やってみますが、できるかどうか?

最悪、gooブログで続けることは不可能になるかもしれません。

それは私にとっても本当に最後の手段ですが、有料ってなんだろう?問い合わせてもAI返信で再設定を行いなさい。と言ってきただけなので、それは何度もやったっていうのに…。

日曜日は六甲アイランド ラ サーラ ディ オルフェオでフルートアンサンブルの エスカルの最後の合同練習でした。

11月5日第3回演奏会までの最後の合同練習でした。 

ベートーヴェンの田園、ラヴェルのパヴァーヌ、シューベルトのロザムンデ、パーセルのムーア人の復讐、日本の歌など。

みんな最後なので榎田先生に必死に食らいついて行きました。

このバージョンで動画がアップロードできるのかどうか?

今はわからないのと投稿画面が扱いにくいので今日はこれくらいにしておきます。ごめんなさい。明日またチャレンジしてみます。新しく返信あるかもしれませんし。

 


セント・マーティンオーケストラ

2023-09-24 21:32:00 | コンサート
伊丹アイフォニックホールに行ってきました。

セント・マーティン・オーケストラのコンサートです。
いつもお世話になっているヴィオラの金重さんが出演されるのと、ヴァイオリンの木村直子先生がメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲のソリストを務められます。
阪急電車伊丹線、塚口から初めて乗りました。


プログラムはロッシーニの「泥棒かささぎ」の序曲
一曲目からかたさも見えず楽しんで演奏されているのが伝わってきました。

メンデルスゾーン「ヴァイオリン協奏曲op.64」は木村直子先生のなめらかでたおやかな演奏で、難曲ということを感じさせないで、素晴らしかった!
アンコールは木村政雄先生との「リベルタンゴ」
編曲は政雄先生のものです。
これが2人だけで空気をガラッと変えて聴衆をグッと惹き付けてしまいました。

後半はジャン シベリウス(1865-1957年)フィンランド大公国ハメ州ハメーンリン生まれ、フィンランドウーシマー州ヤルヴェンパー没



の「交響曲第2番ニ長調op43」
1901年作曲。

1892年アイノ ヤイフェルトと結婚し、6人の女の子が生まれ、1899年に「フィンランディア」を作曲して人気が出てきた後の作品。

交響曲第1番の初演が大成功に終わりました。その頃書かれたフィナーレの主題です。

しばらく放置しシベリウス家族はイタリアへ長期滞在の旅に出ました。
ジェノバ郊外のリゾート ラパッロに住まいと作業小屋を借り、この作品の作曲を進めました。厳寒のフィンランドに比べ温暖なこの国を彼は「魔法がかかった国」とスケッチの筆は急速に進みました。

第2楽章の楽想はフィレンツェでの印象や「ドン ジョバンニ」伝説にインスピレーションを得たと言われています。

また、ローマ滞在中にパレストリーナの音楽に多くを学びました。しかし、シベリウスはこの作品をイタリア滞在中に完成することはできず、フィンランドに戻ってからも筆を入れ続け、また年末に再び大型な改訂を行いました。

壮大な曲です。
この演奏を最後にコンミスの高畠さんは卒業されて東京に移られるそうです。
次期コンミスは直子先生が引き継がれるそうです。
そういう意味で、送別と歓迎の素晴らしい曲となりました。



ヴィオラの名手バシュメット

2023-09-19 21:00:00 | コンサート
祝日は萩原天神駅近くの町家「いつもの処」
で「イタリア」と、「3」しばりのコンサートに参加してきました。

リコーダーとチェンバロでコレルリのフォリア、ギタートリオでヴィヴァルディ、リュートでダウランド、弦楽四重奏をヴァイオリン1をフルートに替えてレスピーギで、などなどイタリアの作品が続々登場。

私は川原久美子さんと、イタリア生まれで、ウィーンで活躍したジュリアーニの「レントラーによる変奏曲」とやはりイタリア生まれでウィーンで活躍したカルリの「フルートとギターのための2つのデュオから1番」を演奏しました。

フルートの内藤宏美さんにハイドンの「ロンドントリオ」を頼まれ、川原さんと3人で…ハイドンにイタリアの要素は無いけれど、トリオの3と3楽章ということでいいらしい。

それから、ヴァイオリンの小野さん、ヴィオラの金重さん、チェロの西さんとモーツァルトの四重奏Ddurの1楽章を私のフルートで、2楽章を今川さん、3楽章を安江さんと交替で演奏。
おもしろかった。

後半はリコーダーとフルートとか、ヴィオラとチェロとなどなど即席チームで入り乱れて飛び入りで楽しみました。

全員合奏はヴィヴァルディの「四季」から「秋」。

終演後は主催金重さんの手作りピクルスや卵ソースなどとハムやサーモン、チーズを野菜をパンに挟み込み、アテとビールで打上げ飲み会。

飲み会の間も交替で演奏。

最後は、ヴィオラの金重さんと、山本晃さんとギター川原さんに挟まれてモーツァルトのディベルティメントの1stヴァイオリンを久米で演奏。
楽しかった!

2時間かけて帰るので、帰宅9時すぎと言うわけで、今晩はあまり、調べて書けませんでした。

代わりに
ヴィオラの山本晃さんにヴィオラで、最高と思う奏者を紹介して頂きました。

ユーリ バシュメット(1953−)

ソ連生まれ、ユダヤ系の鉄道技師の子どもとして生まれます。
8歳からヴァイオリンを始めますが、14歳の時、「ヴィオラはヴァイオリンに比べて練習時間が少なくてすむ」と先輩に言われてヴィオラに転向します。

1971年モスクワ音楽院に入学、1976年ベルリン国際音楽コンクールで1位になります。

1983年にヴィオラソロで来日して以来10回以上来日し、2021年、旭日中綬章受章しています。

パガニーニのヴィオラコンチェルト
MS42
ギター四重奏曲第15番 イ短調 MS 42からバシュメットによる編曲です。


セミナーコンサートローナ・マギー

2023-09-10 20:56:00 | コンサート
9月9日(土)- 9月10日(日)伊藤公一フルートセミナーに参加しています。滋賀県フィガロホール。
フルート講師は伊藤公一先生、ローナ・マギー先生、富久田晴彦先生の三人。
ピアノは水野久美先生、石橋尚子先生。
今日は、オープニングコンサートでローナ・マギー先生により

クライスラー、マギー編曲「ハフナーセレナード ロンド」K.250 モーツァルト作曲
ブルガリアの作曲家 ヴァスクスの「アリアとダンス」
ヴィドールの「フィレンツェ組曲」

一曲目の「ハフナー セレナード」K250は父レオポルトと親交のあった元ザルツブルク市長ジークムント・ハフナーの娘マリア・エリーザベト(Maria Elisabeth, 1753~1781)がフランツ・クサーヴァー・シュペート(Franz Xaver Anton Späth, 1750~1808)とこの年の7月に結婚することになり、その婚礼前夜(21日)の祝宴のために、行進曲ニ長調 K.249 とともに作曲されました。

そのため「ハフナー・セレナーデ」と呼ばれています。 このセレナードと行進曲の自筆譜には父レオポルトによって作曲の目的と時期が明記されています。

ザルツブルク宮廷顧問官のシーデンホーフェンは日記に「7月21日、食後に私は婚礼の演奏を聴きに行った。 これは子息のハフナー氏が妹のリゼルのために作らせたものだ。モーツァルトの作曲で、ロレート教会の庭園
ミラベル庭園
で演奏された」と記しています。

ハフナー セレナードK.250 (248b)
1 Allegro maestoso - Allegro molto ニ長調 4/4 - 2/2
2 Andante ト長調 3/4
3 Menuetto ト短調 3/4 トリオはト長調
4 Allegro ト長調 2/4 ロンド
5 Menuetto galante ニ長調 3/4 トリオはニ短調
6 Andante イ長調 2/4
7 Menuetto ニ長調 3/4 トリオが2つあり、ト長調とニ長調
7 Adagio - Allegro assai ニ長調 4/4 - 3/8

この曲の第4楽章「ロンド」はクライスラーによってヴァイオリンとピアノに編曲されています。それをフルートに編曲、演奏されましたが、今日のところはヴァイオリンで…。


江陵市交響楽団

2023-09-08 21:00:00 | コンサート
シンフォニーホールで、江陵市(カンヌン市)交響楽団の日本公演に行ってきました。

1992年創立のオーケストラ。
年間60回の公演をこなし、2018年冬期オリンピック記念コンサートを開きベートーヴェン交響曲全曲演奏なども行っているそうです。

指揮者のチョン・ミンは、ウィーン室内管弦楽団やミラノスカラ座、マリンスキー歌劇場管弦楽団東京フィルなどなど多くの指揮をしてきました。

チョ・ジェヒョクはジュリアードでピアノを学び、マンハッタン音楽院でオルガンを学び、ニューヨークやニュージャージーのいくつかの教会で23年間オルガニスト、音楽監督を務めました。

若い女性が多いオーケストラでした。
ヴァイオリンは8割が女性。

ヴェルディの「運命の力」
サン・サーンスの「ピアノ協奏曲」第2番ト短調op22
サン・サーンスの「交響曲」第3番ハ短調op.78オルガン付き

のような、重量級の曲をたおやかに、勢いよく演奏。
運命の力はさすが多くの歌劇場でオベラを指揮してきたチョン・ミンの本領発揮。オーボエやフルートの木管楽器のアンサンブルも素敵でした。



チョ・ジェヒョクのピアノも、勢いがありながら繊細。

「ピアノ協奏曲」は
サン・サーンス自身がピアノを弾いて初演しましたが、難しすぎて練習不足。作曲に着手して3週間で本番なので仕方ないかも。
当初は不評でしたが、後にリストが評価し最も人気の作品になっています。

ピアノアンコールはサン・サーンスの白鳥を、自己アレンジで美しく、静かに初められ、やがて情熱的に演奏されました。
コンサートで1番心に残ったのはこの曲でした。

シンフォニーホール

シンフォニーホールのオルガン

サン・サーンス(1835-1921年)1886年51歳「交響曲第3番」 オルガン付きは、ロンドン フィル ハーモニック協会の委嘱で作曲しています。

こちらはサン・サーンスの指揮によりロンドンで初演されました。

フランツ リストに献呈されましたが、リストは初演後2ヶ月後に亡くなっています。

1857-1877年の間、マドレーヌ教会

のオルガニストを務めていたサン・サーンスの円熟期の作品。

超低音の世界を体験できます。
高い音は機材を通しても聴こえますが、この低音は録音では聴けません。

この曲のパイプオルガンの低音は音程や楽音というより、空気の震え、振動として感じられます。
その振動に包まれてオーケストラのメロディが流れる。
パイプオルガンのこんな使い方は他ではきけません。

後半は壮麗なオルガンとオーケストラの饗宴という感じ。
この曲だけでも盛り沢山過ぎて、まだ消化しきれない感じです。

アンコールは歌劇「カルメン」の序曲。若い力に参りました。


低音について紹介した時の記事。
オルガンの低音パイプだけの動画紹介しました。

世界で1番低い音の出る楽器は? - 音楽の喜び フルートとともに

月曜の18時からは渡辺橋サロンドプリンシパルでフルートアンサンブルレッスンでした。梅雨入りしたそうで、雨の中傘を指してバスフルートとコンサートフルートを担いで行く...

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音登夢結成25周年記念コンサート

2023-05-29 21:00:00 | コンサート
土曜、沖縄から帰ってきて、日曜の朝はレッスン。
午後4時〜は木村直子先生、政雄先生の

音登夢25周年結成コンサート
フェニックスホールでした。

音登夢(おととむ)は、直子先生と政雄先生のユニットですが、それに長年ピアノ南木優子さん、ヴァイオリン宮下和子さん、ヴィオラ白木原有子さんを加えた五重奏でヴィヴァルディの「四季」から「春」の第一楽章
美しくて元気が出る演奏!

ピアノ独奏で山口良介さんの「白砂村莊の庭」
銀閣寺の側にある日本画家 橋本関雪(1883-1945年)
琵 琶 行1910年

萬波一水 関雪遺印1923年

が住み作品空間としていました。
それにインスピレーションを得て書かれたそうです。
さらさらと砂が流れるような幻想的な曲でした。

山口良介さん作曲の「源氏物語」
松本則子さんの詞を
ピアノ五重奏と紫の上役のソプラノの岡田由美子さんと光源氏のバリトンの難波洸さんの演奏で。
2002年初演、その後改訂、2008年常田富士男(日本昔話)さん

の語りで初演されたものです。
今回はバリトンを加えての再演です。
短い中の小編成で美しい詞で源氏の遍歴が語られ、紫の上の苦悩、死を前にして1人で生きたいという紫の上と、懺悔し2人でいたいという二人の関係に焦点を当てた源氏物語の深い世界が繰り広げられます。

ギュッと濃縮された素晴らしい世界感でした。
作曲の山口良介さん、詞の松本則子さんも会場にいらして大きなチーム音登夢を感じました。

二部はメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲第一楽章。

オーケストラをする協奏曲を難波さんのヴィオラが入ってピアノ五重奏とプリンシパルで。

直子先生のヴァイオリン、やっぱり素晴らしいです。

五重奏のオーケストラも、引き締まったいい演奏でした。

ここで戻ってビアノ五重奏でピアソラの「ブエノスアイレスの春」
ヴァイオリンはピアソラ合います。

お二人の「猫」政雄先生の作った二重奏。

猫の鳴き声を取り入れ、普段は仲良し猫の夫婦が喧嘩をしてまた仲直り。というたのしい一品でした。

打って変わって「どうする家康」のテーマ。
作曲家の稲本響さんと友だちで十数年も前に直子先生と会われた時に
「僕は大河の作曲をしたいんだ。」と言われていたそうです。
友だちの願いが叶ったのが嬉しくて毎回ドラマを見て、演奏もしようと思ったそうです。

いやすごかった政雄先生の編曲力。
「今日帰ったら大河を見てください。私たちの演奏の方が良かったですから。」
まさに!迫力満点でした。

最後に「ニュー・シネマ・パラダイス」政雄先生編曲。

しっとりとした部分ばかりでなく、成長、家出、捜索など
不安や強さを感じる部分も取り上げた珍しい編曲でした。
ソプラノが途中で入るのもいい感じでした。

アンコールは
アメージンググレース
とにかく楽しかった!

2023年7月1日(土)14:30〜西宮市フレンテホールで直子先生、タンゴ コケータと共演されるそうです。
「ELEGANT TANGO華麗なるアルゼンチンタンゴ」
昨年の演奏の様子があがっていました。素晴らしいですよ!


ヴァンサン リュカ&ミッシェル チョイ

2023-05-08 21:00:00 | コンサート
土曜の夜は京都 青山バロックザールで
ヴァンサン リュカ&ミッシェル チョイの「Love,Peace&Music」
を聴きに行きました。

フォーレ(1845-1924年)のラシーヌの雅歌op11
リュカさんと、チョイさんとピアノ水野先生のトリオ。

この曲は初めて聴きました。ゆったりと美しい曲でした。

デュティユー(1916〜2013年)のソナチネ
リュカさんとピアノ。超絶技巧の曲を豊かで長い息で演奏され、流石で

ドップラー(1821〜1883年)のアンダンテとロンド
伊藤先生とリュカさんとピアノ。
今夜1番のスペシャルデュオでした。リュカさんも思わず伊藤先生をハグされました。

バッハ グノー(1818ー1893年
アヴェ・マリア
フルート二本とピアノ
伊藤先生、チョイさん。
編曲者を書いていませんでしたが、ちょっと現代的で美しかった。

ケーラー(1849〜1907年
花のワルツ
リュカさんと中務晴之さんとピアノ
2ndのリュカさんがしっかり支えて素晴らしかったです。

ゴーベール(1879ー1941年)のファンタジー
リュカさんとピアノ。
フランス人のフレンチ。色彩感豊かでおしゃれでした。

サン・サーンス(1835〜1921年
ロマンスop37
新保江美さん、宗本舞さん、ゴー チヤン エンさんも加わってフルート7本ですっきりした重奏でした。

バッハ(1685ー1750年
G線上のアリア
フルート3本とピアノのための編曲でした。

モーツァルト(1756ー1791年)のアンダンテ
リュカさんとピアノ

ドビュッシー(1862ー1918年)の「美しい夕暮れ」
伊藤先生とピアノ
何度も聴きましたが、また聞きたい。
素晴らしい。 

ヘンリー クリスプ(1912-1987年
ロンディネロ
伊藤先生と、ピアノ。
80歳の先生はいつも新しい曲を一曲はプログラムに入れられます。
私も初めて聞いた作曲家です。
軽妙でユーモラスな曲でした。

クリスプはオーストリアでユダヤ系の父とカトリックの母の元に生まれました。
1938年兄がベオグラードに移住した後、オーストラリアに移住します。
オペラカンパニーを創設、バレエの音楽監督を務めます。
1949年から1972年 南オーストラリア交響楽団(アデレード)で指揮者を務めます。

1949年に映画音楽「マシューの息子」を書きます。
オペラ、バレエ、歌曲、アニメの「ワルチィング マチルダ」など多くの作曲をしました。

メンデルスゾーン(1809ー1847年
ロンド カプリッチョop14
チョイさんとピアノ

メシアン(1908ー1992年
黒つぐみ
リュカさんとピアノ

アブレウ(1880ー1935年
ティコティコ
六重奏、踊りながらの演奏でした。
楽しかった!

ヘンリー クリスプ 青い山




小山実稚恵のピアニズム

2023-04-24 21:01:00 | コンサート
日曜日は「小山実稚恵のピアニズム」
大阪リサイタルシリーズ2023
いずみホールで聴いてきました。 
ピアノの坂田さんと一緒。
小山実稚恵さんはショパンコンクール、チャイコフスキーコンクール、ロンティボーコンクールの審査員で、日本を代表するピアニストの1人。

とにかく坂田さんイチ押し。

コンサートの初めに「楽譜に書いてあることを演奏するだけではなく、楽譜に込められた心、気持ち、魂を表現したい。」と、話されて始まりました。

ヨハネス ブラームス(1833〜1897年)自由ハンザ都市ハンブルク生まれ、オーストリア=ハンガリー帝国ウィーン没。

若い頃は雄大で気力溢れる作品を生み出していましたが、晩年は小品を多く作曲しています。
その中から3曲。

「3つの間奏曲 作品117より、第1番 変ホ長調 第2番変ロ短調」
1892年59歳の作品です。ブラームスは3番まで書いていて「苦悩の子守唄」と、名付けています。
第1番にはスコットランドの子守唄がの歌詞が書かれていました。

安からに眠れ、わが子、眠れ安らかに、美しく!
 私はおまえの泣くのを見るのがたまらない。

「6つの小品 作品118より、第2番 間奏曲 イ長調」
1893年の作曲。

ルートヴィヒ ヴァン ベートーヴェン(1770〜1827年)神聖ローマ帝国ケルン選定候領ポン生まれ、オーストリア帝国ウィーン没

ベートーヴェン生涯最後のピアノ3作品のうちの1作、第31番 変イ長調 作品110
1821年51歳の作品です。
1822年になってからも手直しされていたそうです。

第3楽章には、ヨハネ受難曲との関連を言われている「嘆きの歌」という下降する哀切なメロディが現れフーガになりやがて「疲れ果て、嘆きつつ」と記載されて切れ切れに旋律が歌われたあと、「次第に元気をとりもどしながら」と記され、歓喜の最後に突入します。

フランツ シューベルト(1797年から1828年)神聖ローマ帝国オーストリア大公国リヒテンタール生まれ、オーストリア帝国ウィーン没。
1827年シューベルト
1827年作曲、生涯最後のピアノソナタ第21番変ロ長調D960
2ヶ月後に亡くなります。
第1楽章だけで40分。
シューベルトが死を受け入れるに至った気持ちを穏やかに語るかのようと実稚恵さんはプログラムに書いています。

ケレン味が全く無く、演奏に必要な筋肉を合理的に使われて、繊細な表現をされていて素晴らしかったです。

小山実稚恵さん演奏のリストのパガニーニのエチュード第3番ラ・カンパネラ