伸び放題のアイビーが玄関を占拠。アイビーすだれのおかげで、今年の夏は我が家の温暖化ガスを削減できるのでしょうか
映画「ガイアシンフォニー1」で「地球の裏側で蝶が羽ばたくと、こちら側では大津波が起きる。」といったのは誰だったのか?いい加減な記憶ですみません。
そこに出演されていた佐藤初女さんに3年位前に会いに行きました。
いつもセミナーでお世話になっている講師の方が初女さんの古くからの友人で、グループで岩手市にある初女さんの教会「森のイスキア」に一日泊めていただきました。
初女さんはそのカトリック教会のシスターですが、傷んだ人には全て門戸を開き、傷がいえるまでとめていただけます。初女さんは話を聴き、おむすびや、心のこもったお料理を食べさせてくれます。
たくさんの自殺志願者をおもいとどまらせ、救ったといいます。
黒いのりに包まれた、大きなおむすびと、鮭、みず、お豆腐など、なんの変哲もない郷土料理です。
初女さんは、はっぱがお湯の中で伸び、最後の命を輝かせる透き通った瞬間を感じ、ご飯を炊くのもお米が水の加減を教えてくれると、じっとお米の声に耳を傾けられます。
それが本当に同じお米か、同じ鮭か、とおもうほどおいしい。
6人兄弟姉妹の1番上で、初めての女の子だったから「初女」と名づけられた。男の子ばかりがありがたがられた時代です。という話をされると、私たちの中でもひとしきり、女ゆえの話がつづきました。
私も「私は生まれたとき、父は産院で始めて私と対面した時『なんや女か』といったそうです。」という話をすると、「こんなにきれいな子なのに」と両手で私の手を握って祈ってくださいました。
その手から、暖かい何かが伝わって体の中にしみとおっていきました。
自分の足元の小さなことを大切に生きる。小さな命を大切に頂く。
私たちみんながそうやって生きていくことができれば、蝶のはばたきのように、美しい津波が起きるに違いないと思います。