24日の本番を控えて、ヘルマンハープとアンサンブルの練習をしました。
先回の課題だった「カヴァレリア・ルスティカーナ」のアヴェマリアのさびの部分、ハープの音が薄かったので、ハープのぴよさん、まいさんが音を増やして楽譜を書いてきてくれました。今日は、それがどんな音になるかを、実際に試してみました。
ヘルマンハープは反響板も薄く元来大きな音が出る楽器ではありません。だから、ffを表現するには工夫が必要です。音量を出すために、3本のハープで同じ音を単音で鳴らしたほうがいい場合と、逆に音の数を増やして、厚みを出した方がいい場合とが、あります。ロミオとジュリエットの場合は単音にした方が響きましたが、このフルオーケストラの感じは分散和音で中音域を弾き、バスが単音で動くと、総動員のffがよさそうです。楽譜を書き直して、実験。なかなかいいです。
目論んだことがあたるかどうか、やってみるのはそれだけでもワクワクします。そして結果は、大当たり・・・やったー!
今日は、もう一つ発見がありました。モーツアルトの「魔笛」から魔法の笛しましたが、消音機のついていないハープは、スタッカートの表現を出すのが大変難しいです。
チェンバロなら、指を上げたら消音なんですが、ハープは残響がずーっと残って、和音がにごって何をやっているのかわからなくなります。
魔笛は、スタカートが多く大変。今弾いた弦をもう片方の手で押さえながら、演奏すると言うのはとても難しいみたいです。そりゃそうですね。音は出無いけれど、一つの音符に付き一つずつ手間が増えるんですものね。
苦しんでいたら、くるみさんが思いついてやてみたのが「おつまみ奏法」・・・これはなかなか大発見。
いきなり音が整理されてクリアーに実際の奏法はコンサートにきて確かめてね。
今日になっても楽譜をいじり続けていますが、段々期日が気になってきました。
後一週間。
でも、少しでもよくなる可能性があるうちはやめられない。のだめカンタービレの千秋もあまりにもこだわり、磨き続けるので「ねちっこい」と言われてましたが、星のパレットのメンバーも私も負けず劣らず「ねちっこい」
このプロセスがたまらなく興味深いと思う私は、やっぱり変人?いや変態?まあ、本番までこらえてください。