音楽の喜び フルートとともに

フルート教室  久米素子 松井山手駅 牧野駅 090-9702-8163 motokofl@ezweb.ne.jp

花粉症と腹式呼吸

2009-02-19 23:27:08 | 音楽

雨が降ってきました。花粉症一休み。よかった。まだ、そんなにきつくは無いけれど、私はスギ、ヒノキの他、カモガヤ、ブタクサなどなど、1年中で何も無いのは、7月と1月だけというほどひどいアレルギーです。

とはいっても、量の問題か、スギ、ヒノキが飛ぶ今頃から、6月終わりまでが、やっぱり一番つらいです。
食事療法、レモンを飲んだり、クロレラを飲んだり、ヨモギやびわのお風呂。いろいろ試してみましたが、完治はしません。数年前のひどい時は2ヶ月、のどや肺が炎症を起して、咳、鼻水、微熱が続きました。これがヒノキ。本当に困ります。
風邪ならば、3日も休めば何とかなりますが、2ヶ月続くと生活も、仕事もしないといけません。本当に困りました。

フルートは、鼻水が出て、本人は苦しいけれど、案外演奏は大丈夫です。
フルートを吹くときには、腹式呼吸です。鎖骨に繋がっている筋肉を上げて、横隔膜を上げておいて、肺に呼吸を一気に入れると、後は吐くのみ。この息をゆっくりと吐くというのが、喘息や、アレルギー症状の緩和に役立つような気がします。

息を吸うと、全身に酸素がいきわたると考える人が多いですが、吐いて使う時に、血管に蓄えた酸素を使うので、せっせとすった酸素を血液にのなかに供給しなくてはならなくなって、酸素が体にいきわたるのです。

逆に短いフレーズで息継ぎをどんどん繰り返すと、ますます、息が足りなくなってくる気がしてくるのは、酸素が足りないのではなく、過酸素状態で、もう酸素はいりませんと、血管が拒否してしまうせいです。このとき貧血で倒れたり、目の前に星が飛んだりします。

解決策として、病院では、ビニール袋を口に当ててその中の空気を、吐いたり吸ったりすると、過酸素状態が緩和されて、症状が治ります。
フルートの腹式呼吸がわかりにくい人には、ストローの先を指で平らにつぶして、そこを軽く持ったまま、もう片方の端をくわえて、長く息を吐きますがこれは喘息の治療にもきっと良いと思います。

花粉症で、鼻水が出たり、咳が出ると、体が堅くなってただでさえ、炎症で気道が狭くなっている上に、筋肉や、毛細血管でまで縮んでしまいます。ゆっくり息を吐くと、体が緩んで、血液に酸素が回って、その悪循環を少しでも緩めることができます。
フルートを吹いて、健康に暮らしましょう。