近所の庭の牡丹が盛りです。立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花。そんな無茶な、誰のこと?
ヒンデミットStuckとバッハの交互演奏を実行。
重量感のあるパルティータのタンギングは、ヒンデミットのアクセント付きのスタッカートの演奏に向いているような気がします。サラバンドの音形はレガートの動き。
それでもこの曲8番のおもしろさがわからない。
そうだ、ヒンデミットのソナタを出してみよう。久しぶり。
タイトルの横に自分で、「シリアス 暗め」と書いています。
昔吹いた印象もそうでしたが、吹いてみると、そうでもない。1楽章はさわやかな暗さという感じ。3楽章は基本シリアスですが、結構お茶目。あっちへ飛んだりこっちへ飛んだりするウシガエルっていう感じ。
これなら、おもしろさがわかる気がする。
もう一度Stuck8番を吹いてみると、ああウシガエル。なんだか、ゾクゾクとする気持ち悪さと、はねまわリ変化する小気味よさと。
それから、ヒンデミットの豊かな発想と、思考の柔軟さと軽やかさが感じられるようになってきました。
これならわかる気がする。
柔らかな強さ。
Stuck1927年 ソナタ1936年