ブログ一周年記念。このブログを初めて一年が経ちました。ささやかな私事にお付合いくださり、本当にありがとうございます。
テレビやコミック、世間の中にあれほどたくさんのお笑いや、明るさが必要とされるのはなぜでしょう?
「たくさんの愛情に飢えた人たち、物質の豊かさに比べて、心の貧しさは深刻です。」10年以前に日本に来た時にマザーテレサが言った言葉です。
「先生、こいつクライねん!」
「そうや、そうやクラスの中でもクライっていわれてんねんで。」
言ったこどもは何人かで遊んでいます。言われた子どもの表情がたちまち曇りました。
「わからへんなぁ?クライってどういうこと?先生はこの子はクライって思わないけど、どんなことをクライっていうの?」
「えーっとな、みんな笑ってるのに、こいつだけわらえへんねんで。」
「ふーん。それだけ?」
「うん。」
「面白無かっただけちがうの?先生もよくあるよ。」
「ふーん。」
言った子ども達は、もうそれ以上、何もいいませんでしたが、言われた子は、離れて聞いていて近づいてきませんでした。
しばらくして、クライと言われた子どもは、他の子(昨年、泣き虫といわれていた子ども)と私の方にやってきて、
「先生みて、鉄棒でおもしろい遊び方見付けたねんで!」
新しい遊び方を見せてもらいました。二人のその楽しそうなこと。仲間と新しい喜びを見つけた誇りに全身が輝いていました。笑顔が、本当に美しかったです。
その笑顔をいつまでも心に留めておけるように、ここに書いておきます。感謝とともに